ある方にご縁を頂き、ニッチなweb3.0経済圏を構築するプロジェクトに参加しています。
(あ、もちろんスタートはニッチですが、最終的には経済の軸になりえる分野であると見ていて、多様なコンテンツを持つ経済圏が完成する。という方向で進んでいます。)
その中で、パブリックブロックチェーンとはなんぞ?
暗号通貨って? そもそも経済圏って?
独自トークンって? 地域通貨って?
という疑問を深掘りし、一つ一つ腑落ちさせていく過程を経ています。
という前置きはさておき、
コミュニティでのそういった会話から、気がついたことがありました。
「Ethereumが将来どういったものになっていくのか?」です。
今はDeFiプロトコルが爆発的に成長中です。
DeFiは最終的にFinTechを内包します。
1、DEXができて、価値の交換が可能になった。
2、レンディング市場ができて、金利が生まれた。
3、マージントレード、レバレッジトレードDEXが可能になった。
4、NFTでトークンの多様性と可用性が劇的に高まった。
5、オプション市場が生まれて、価値の交換を超え”権利の交換”が可能になった。
その他、一部のDEXは流動性プールという資産運用概念を提案してくれています。
最近のオプション市場の誕生は、DeFiをもう一段階大きなステージへ導く核となるものだと見ています。(その文脈からLienにも注目。保険分野の発展も期待できる。)
このようにDeFiプロトコルは、集中管理された既存金融のシステムを、スマートコントラクトによって分散自律的に動き続けるシステムへと変容させる可能性を示してくれています。
これからも発展を続けていき、デジタルネイチャーとして金融法則を司るレイヤーが完成していくと思います。
さて、このようにDeFiが発展していく次は、何がくるのだろうか?
FinTechの次にきているものは?
そう、GovTechです。
なので、FinTechを内包するDeFiプロトコルという構図同様に、
GovTechを内包するであろうDeGovの発展が目前に迫っていると感じるのです。
(既存のDAOプラットフォームとDeGovプロトコルはレイヤーが異なります。DeGovプロトコルはそれ自体が主となることができるプロトコルです。DAOプラットフォームはコミュニティの意思決定のためのプロジェクトのサブレイヤーです。)
しかしこれは、海外コミュニティ含めあまり目にしません。
日本発でコミュニティが立ち上がっています。
(私はわけあって一旦離脱しました。)
これは今のDeFi的ムーブメントをはるかに上回る規模で、あらゆるDeGovプロトコルが生まれ、改良され、発展し、
コミュニティの形成と統治のためのアイテムが揃っていくのだと思います。
DeFiを上回る、Ethereumのキラーユースケースになっていくでしょう。
そして、
DeFiによって金融を自在に扱えるプロトコルが一つのパズルピース、
DeGovによって、コミュニティ統治と組織運営ができるというパズルピース、
この二つが合わさった時、
Ethereumは「経済圏構築プラットフォーム」になるのだと見ました。
それは大きくは例えば、国家なり地球統一政府なり、宇宙国家なり、
小さくは、町内会や子供会とか。
とにかく、特定の大小のコミュニティで経済圏を成立させることができるプラットフォームであると。
経済圏は各々特徴と個性と役割を持ち、多様なコンテンツを内包し、そして相互交流します。
ユーザー一人一人は、あらゆる経済圏へ所属し、自由に相互交流します。
Ethereumはインターネット上に生まれた地球だと言えるでしょう。
生物が生まれ、集団が生まれ、秩序が生まれ、統治が生まれ、革命が起こり、発展し、争いが起き、分断され統合され、衰退し、発展し、、、
どのように文明は変化していくのでしょう?
Ethereumというあたらしい星は、これからどういった歴史を紡いでいくのでしょうか。
冒頭に申し上げた「ニッチなweb3.0経済圏を構築するプロジェクト」は、そういったEthereumの未来に一歩先駆けた取り組みであると感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。