海外旅行に行くと事前にどんな準備をしていても、現地で予期せぬことが巻き起こります。
どんなトラブルも後から思うと、いい話のネタになりますが、いざ現地で起こると少し焦ってしまいます。
今日は海外で経験した少し怖い体験をご紹介します。
※ベトナム・ホーチミンでの経験。
※中国・南京での経験。
※カンボジア・タプローム遺跡での経験。
ベトナム・ホーチミンでの経験
ベトナムに駐在している友達に会いに行ったときのことです。ホーチミンシティで友達と夕食を終えた22時過ぎ、街を歩くことにしました。
すると4人の子供たちが私たちの周りを囲み、「このガムを買ってくれ」と言ってきます。もちろん買うつもりもなく、追い払いながら歩いていました。
でも、しつこく私たちの周りから離れません。
すると一人の子供が友達のところに。三人が私の周りにきました。
友達は腕を引っ張られ、どんどん離れて前の方を歩いています。
私は右の子供が腕を組んできて、一人は後ろに回り、一人は私の左側を歩いています。
すると後ろの子供が、ガムを持った手を私の左肩の上から私の顔へパチパチ当ててきて「これ買って」と言ってきます。
私は顔を上へ、右へ向けながらかわします。それが3~4回続いたでしょうか。
何度かかわして、パッと前を向いたとき、視界の端っこで左側の子供の手が私の胸のあたりから引っ込めるのが一瞬見えました。
左の子供に視線を向けると、じっと私の方を見ています。
何か違和感を感じた私は、肩から掛けて胸の前に持っていたボディバックを見ました。
するとバックのチャックが半分以上開けられていました。
そうです。カバンから財布を掏ろうとしていたのです。
慌てて子供たちを追い払って友達のところに走りました。
スリにあったことがなく、初めての経験だったので、まさかこんな方法で財布を盗むとは知らず間一髪で回避できました。
中国・南京旅行での経験
友達3人と中国に旅行へ行った時です。友達の一人は中国語が話せて出張でも良く行ってるのでガイドをお願いしました。
2日間上海を観光し、3日目は日帰りで南京に行くことにしました。
ただ、友達から南京は土地柄、反日感情を持った人が多い。なのであまりワイワイ騒いだり、大きな声で話さない方がよいと忠告を受けました。一発で日本人と分かってしまい、何かされないか心配だとのことでした。
確かにレストランに入り、食事をしていると隣のおっさんが「君たちはどこの国の人?」と聞いてきたり。3人で写真を撮ろうと思い、そこにいた人に写真を撮ってもらい、カメラを返してもらうときにも「君たちはどこの国の人?」と聞いてきます。
さすがに反日感情をもっている。これだけ「どこの国?」とたびたび聞かれると、さすがに怖くなってきました。
そこで、次のスポットにタクシーで移動しようとなりタクシーに乗り込みました。中国語を話せる友達は前に座り。僕ともう一人は後ろに座ります。
車内で3人で話しているとドライバーがやはり「どこの国の人?」と聞いてきました。日本から来たと答えましたが、それだけ聞いてきて後は何も聞いてきません。
そのあと、信号待ちで止まった時です。ドライバーがダッシュケースからカッターを出してきました。友達はそれに気づいて「こいつカッター出してきた」と後ろに座る僕たちに教えてくれました。
一気に緊張感が走ります。
ドライバーはカッターを持ったまま、刃を出したり戻したりしています。そのギギギッーという音が気持ち悪く、僕たちもどうすればいいのか分からず車に乗ったままです。
色々なことを考えました。何か脅されるのかな?いきなり切りつけてくる?。というか、そもそも僕たちの目的地に連れて行かず、ほかの場所に連れていく?ほんと一瞬で色々と考えました。
そこで僕は友達に、目的地に行かずこの辺で降りようと言いました。狭い車内でカッターを出している状況に恐怖感があり耐えれませんでした。
途中で降りた僕たちは、予定を変更し上海に戻る電車の駅に行くことにしました。
また、タクシーで行くしかなく、乗る時の約束事として、喋るのは中国語を話す友達のみで日本語禁止。もし「どこの国の人?」と聞かれたら「韓国人」と答えることにしてタクシーに乗って駅に向かいまいした。
そして無事に駅まで戻り上海に帰りました。
何もされなかったから良かったのですが、反日感情のある街での怖い経験でした。
カンボジア・タプローム遺跡での経験
カンボジアに一人旅に出かけました。出発の1週間前に行くことを決めたため、慌てて飛行機と宿を抑え、ビザを手配しました。観光スポットもネットでテキトーに調べただけでした。
その中でタプローム遺跡というところがあり、ホテルから車で1時間ほど掛かります。そこに行きたかったので日本で、車とガイドの予約をしました。
ガイドは遺跡の説明をしてくれる日本語が喋れるガイドを依頼しました。
当日、指定された場所に行くと、カンボジア人の男性が待っていました。自分の名前を告げるとお待ちしておりましたと車へ案内してくれます。日本語はそんなに上手ではありません。
参加者は私一人だけで、ほかの人がいないので気を使わなくていいなと思っておりました。
1時間掛けタプローム遺跡に到着です。天空の城ラピュタを彷彿とさせる場所です。
ガイドに遺跡の歴史や見どころを教えてもらいながら、いろんな場所を案内してもらいます。
その道中に薄々感じていたのですが、このガイドは僕へのボディタッチが非常に多かったのです。カンボジア人と接するのは初めてだったので、この国の人だと普通のことなのかなと勝手に解釈していました。
ある神様が祀られていた部屋では「ココハ カミサマガマツラレテイタ。ココニタッテ。シャシントル」と言って写真を撮ってくれました。
で、そのあと写真を見ながら、「アナタハカミサマ。ダカラ、ボクハアナタニサワリタイ」といって胸やら腕やらを触ってきます。
気色悪いなと思いながら手を振り払い観光を続けました。
1時間ほど案内してもらったあと、休憩しようとなり崩壊した遺跡の石の上に腰かけて買ってきてくれたドリンクを二人で飲みました。
この時も妙に僕に近づいて座って気持ち悪いなと思っていました。
1時間ほど暑い中を歩き回り疲れ果てた僕の横でガイドは、なにやらスマホで検索しています。
そして「コンナビデオハミル?」と聞いて、私にスマホを渡してきました。
受け取ったスマホに流れていた動画をいて驚きました。
それは男性同士が絡み合うホモビデオでした。
そこで繋がりました。
なぜコイツがやたらボディタッチが多いのか。やたら近い場所に座るのか。
※残念ながら僕は超ドスケベ野郎で男性には興味がありません。もしホモであればここでは書けない貴重な体験を遺跡で経験できたかもしれませんが。。。
観光を終え、ホテルのあるシェムリアップまで戻るとホモガイドが、ホテルまで送ると言ってきました。
どこのホテルに泊まっているか知られたくなかったので、すこし離れた違うホテルまで行き、ここのホテルだと嘘をついて車を降りました。
車を降りて握手しありがとうと伝え、泊ってもいないホテルに入っていき、車が去るのを確認して自分のホテルへ歩いて戻りました。
無事?危険を回避し翌日、日本に帰ってまいりました。
すこし違った意味の怖い体験でした。でも、カンボジアはまた再訪したい国の一つです。