行ってきましたビブグルマン掲載店
大阪の福島区にある「江戸前鮨 千陽」。
回転じゃない寿司屋ってなかなか行きづらいですよね。
注文の仕方が分からない、知らない決まりがあるんじゃないかと不安になります。
このお寿司屋さんはすごく興味深いことがあります。
寿司の職人さんと言えば、何年も修行された方が最終的に独立して自分のお店を持つ。そんなイメージがあります。
でも、ここのお店の職人さんは、寿司学校で3ヶ月勉強して、それから店に立つらしいです。言わば”訓練の場”なのかもしれませんが、ビブグルマンに掲載されるほどの実力があるんです。
平均年齢26.1歳 職人歴5.5か月が美味しいお寿司を提供するんです。
今まで何年も修行した人からすると何なんだとならないんですかね??
まぁ、ビブグルマンに掲載って結果が残ってるんで、これも一つのやり方なのでしょうね。
イカなのですが、一度、イカそうめんのように細かく切ってから、それを握ります。それが口の中で程よくほぐれていきます。食感が徐々に変わっていくのが面白い。
味は塩味でカボスを少し垂らしているのでほのかな香りがしてきます。
噛んでいるとゴマの風味もしてきて味の変化も楽しめます。
マグロの漬け。噛んでいくとほんのり味が出てるく。
日本酒によく合いそう。
煮ホタテ。
口に入れるとホタテを炙った匂いがしてきます。そのあとに、ホタテ本来の風味がしてきて最後に柚子胡椒の香りがしてきます。
味、風味が徐々に変化していく
金目鯛の炙り。
炙った風味が上手い。ほんのり塩味がするが、しょうゆも塩もつけてない魚がもっている塩気でいただく。
上品な味。
食べた感想
江戸前鮨とは握る前に素材に対して”仕事”をするらしい。塩や酢で〆る。煮る、蒸す、たれを塗る、漬けるなど加工を行う。
なので、味の変化や風味の変化、いろいろな食感を楽しむことができる。
まさに”技術”を堪能できた。
食べて美味しいね!ではなく、職人さんのこういった技術(しかも、長い修行をしていない)を楽しめるのもこのお店の楽しいところだなと思いました。
また、訪問したいと思います。