「こんなのすぐポチッですよ。」
ある日のことです。
わたしは、となりに座っている同僚に、ある商品をおすすめしたのですが、同僚はおもむろにAmazonを開いて、秒で購入してしまいました。
一瞬、あ然としました。
あまりの速さに、「えっ?」と思わず、同僚のPCの画面を二度見。
その時に、「あー、行動が早い人ってこんな感じなんだなぁ」と思いました。
このように、世の中には驚くほど行動が早い人がいます。
行動が早い人は得をするのか、また、逆に行動が遅い人は損をするのかについてまとめました。
例えば、テーブルの上に「おまんじゅう」が置いてあるとします。
そのおまんじゅうを、誰の物なのかも考えずに、パクっ!と食べてしまうとどうでしょうか。
すぐにおまんじゅうが食べられて、満足できます。
逆に、慎重派の人はどうでしょうか。
つまり、テーブルの上のおまんじゅうを「食べたいなぁ」と思ってはいるものの、「誰のだろう?食べていいのかな?」と悩んでしまう場合です。
誰かが来るまで、ず〜っと待っていて食べることができません。
しかも、ずっと待っていたのに、「食べちゃダメ」あるいは「おやつだから食べて良かったのよ」と言われたら、待っていた時間が無駄になってしまいますね。
そう考えると、叱られるかもしれないけれど、すぐ食べてしまう方が良いのでしょうか?
それとも、食べて良いのかわからずにずっと待っていて、結局食べられない(または、確認してようやく食べられる)方と、どちらがいいでしょうか?
あくまでも、おまんじゅうの話になりますが、前者だと思います。
わたしは、今でこそ早い行動を心がけていますが、若い頃は慎重派の性格でした。
「慎重派のままではダメだ」と気づいたのは30代前半くらい、そこからは早く行動できるよう努力しています。
ただ、時々悪いクセが出て、マイペースになったりもします。
誰かに言われてから、急に早く動き出して、「もっと早くからやっていれば、終わっていたのになぁ」と思うこともあります。
それでも、総合的には、色々なことに早く取りかかれるようになれました。
心のどこかで早くしようとしていると、少しずつ早くなるのかもしれません。
だんだんと、自分を追い込めているのかもしれませんね。
ただ、ずっとハイペースだと疲れてしまうので、疲れたと思ったら、ガバッと力を抜いて何も考えない時間を作ることが大事です。
ONとOFFのメリハリをつけることになります。
その方が、次の集中につながると言われています。
実際にそういった科学データもありますね。
現代は行動の早い人は、得をしやすい傾向にあると思います。
「そんなにせかせか生きてどうするんだ?」と思う方もいるかもしれませんね。
人にはそれぞれのペースがありますので、慎重派やマイペースの人が完全に悪いとは言いません。
ですが、現代の社会では、マイペースな人は敬遠される傾向があるのは事実です。
実際に、わたしも新人時代には、先輩からよく注意されたものです。もう20年近く前の話です。
それは、2019年の今も変わっていないと思います。
みんなの行動が早くなり、かつ、慎重でミスもないのなら、なお良いことですが、それを多くの人に求めるのは無理なことです。
それこそ、AIとかアンドロイドの世界の話です。
最近は、ハイペース・ハイスペック(フルスタック)を求められ続けて疲弊してしまう人が、とても多いんだろうなと嘆いています。
「行動が早い人になりたい」と一口に言っても、いきなり自分をガラッと変えるのは難しいです。
わたしは、行動が早い人になるために、以下の3つを心がけています。
①優先順位を考えて物事に取り組むこと
②自分のできることをやること(いきなり背伸びしない)
③少しずつステップアップしていくこと
優先順位を考えて物事に取り組むこと、自分のできることをやって、少しずつステップアップしていけば良いのだと思います。
そうすれば、だんだんと早く物事をこなせるようになるはずです。
結局のところ、行動の早い人は得をすることが多いと思います。
逆に、行動の遅い人の明確な損としてあげるとすれば、機会損失と信用損失です。
機会損失は流動負債だけど、信用損失は固定負債のイメージですね。
もしも慎重派の人だったとしても、少しずつ早くしていけば大丈夫なので、心配は無用です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
記事元:earthecotech.com