ステーキングについて
思うこと。
ふと、友人と暗号資産のステーキングについて意見交換をしているときに思ったのだけれど。
これって、利率があるけど、金融資産の運用委託とは違うの?
なんて言うのが適切かな?と思いました。
金融資産の運用委託の場合、債権や株、不動産や為替に対しての利率の使い方は、買い換えたり、売ったり、買い戻したりして運用する。要は、お金の置き場所を変えて増やしてもらう。
増やしてもらった手数料を運用委託費として払います。
しかし、暗号資産のステーキングは、上の例で話すと全然理解できないです。
そも、原理が違うのですから。
ステーキングは、バリデータといって、バリデイト、これは、整合性を確認する方々ですね。
対象は、ステーキングに使用するコインが所属するブロックチェーン。
この整合性を確認する方々に対して、コインを預けて、バリデータは、確認が成功したら成功報酬が得られるので、このわけ前をコインを預けた方は、もらう訳です。
バリデータがやっている確認は、ブロックチェーンのシステムを構成する大切な要素です。
だから、コインを使用して、ブロックチェーンの仕組みに貢献したら、利益がもらえるという流れになります。
金融資産運用が、直接何かのシステムの維持に役立っている訳ではなく間接的に世の中のお金を増やして経済活動に貢献し、利益を得るのに対して、暗号資産の利益は、もっと直接的で、ブロックチェーンのシステム維持に貢献して利益を得てるわけです。
手早く言ってしまえば、貢献するものまでの距離が近く、限定的。
言ってしまえば、イーサリアムのステーキングをしていたら、ネムのネットワークに貢献することはないわけです。
ファンドにお金を預けたら、幾つかの企業や不動産に出来るのとは対照的です。
ただ別のリスクがあったりします。
いいたいこととしては、
金融資産運用と、ステーキングは別物と捉えた方が良い。ということです。
金融資産の運用と暗号資産のステーキング、何が異なるのか?気になったので考えてみました。