いよいよ「緊急事態宣言」が出され、また一つ「設定上だけ」で存在していたものを体験することになりました。
東日本大震災に遭っても、まさか「国民保護サイレン」が実際に鳴るとは思わなかったですし、リーマンショックを体験した後に、それ以上の経済的な打撃が予想される「金融メルトダウン」の予兆が始まるとは思ってもみませんでした。
全世界的な大幅な株安が、コロナウィルスのためだけかは別として、
今回のコロナウィルスへの対応は、色々と考えさせられる機会だと
個人的には思っています。
結論から言うと、考えれば考えるほど「満員電車」というのは、
日本の“一般的な感覚”を最も象徴している存在だということにたどり着きました。
分かりやすい話から精神的な土壌まで、医療的な側面ではなく、
ビジネスや人生(ライフハック・生き方)という視点で、順を追って説明していきます。
もちろん、批判的な話だけでなく、私なりのオススメの考え方・動き方もありますよ。
「不安でしょうがない」人や、「どのようにしたらいいか分からない」
現状にもどかしさを感じている人の参考になれば嬉しいです。
テレワーク・リモートワークの「良し悪し」や「メリット・デメリット」以前に、
業種や業務内容によって、適正があります。
適正があるのは、考えてみれば当たり前の話なのですが、どうも「テレワークとは、こういうものだ」のように、一緒くたにされている気がするので、改めて「テレワークの適正」について考えていきたいと思います。
※実際、このように前提条件を意図的に言及せずに、イメージ論で大雑把にくくるというのは、マスコミがよくやる伝え方です。
物流や飲食など、目の前で「実体のやり取りを伴うもの」以外は、
テレワーク・リモートワークで事足りるケースがほとんどです。
そして、実体のやり取りを「その場」で行わない、いわゆる“ホワイトカラー”の職種の人が「満員電車」のメイン乗客です。
意味もなくスーツの肩幅と見栄ばかりを張り、時間つぶしと会社へのしがみつきを毎日繰り返している方は論外ですが、いわゆる「営業職」が行う多くの事務作業は、“都心の事務所”で行う意味がないものばかりではないでしょうか。
「直行直帰」を採用している企業は外資系企業が多く、日本の企業は
「信頼できない」「何をしているのか分からない」などの理由で、直行 or 直帰の「どちらかのみなら可」といったスタイルが多いように感じています。
当然、テレワーク・リモートワークを行う上で、社内サーバーやネットワークサーバーへのアクセス権など、セキュリティ面の対策は欠かせません。
しかし、変化することへの抵抗として、ネガティブな理由のほうばかりに
目を向けて、「何もしないこと」を選び続ければ、少しずつ力が弱っていきます。
企業でも個人でも同様の話で、個人レベルで考えると、運動機能や学力(知能)などでも分かりやすい話だと思うのですが、
年齢とともに「変化を嫌う傾向がある」というのは、科学的にも出てしまっているようです。
そうした人たちが、決定権を握る会社や組織は気をつけたいですね。
では、なぜ当たり前のことに気が付きにくくなっているのか。
3S政策やマスコミの扇動など、様々な要因があるかとは思いますが、大きな役割を果たしているのが「満員電車」だと思うのです。
満員電車の中で泣き止まない赤ちゃん。
イライラする中年と、申し訳なさそうな母親。
人の流れに押しつぶされそうな低学年の小学生。
助けようとする大人と、逆流から押しのける大人。
私たちは、何を見せられているのでしょうか。
赤子に苛立つ中年も、我先にと乗り込んできた人も、きっと別なシチュエーションだったら、「助ける側」に回る人も多いのだと思います。
「自分も大変な立場だから、人にやさしくできる余裕を失っていく。」
その現象を責めることは出来ないと思います。
ホラー映画などを持ち出すまでもなく、”極限の状況”になれば、
「誰かを犠牲にするか、自分が犠牲になるか」しかないのですから。
人間には「適応する」能力が備わっています。
だからこそ、繰り返していくうちに効率が上がったり、徐々に余裕が出来てきたりするのですね。
ただ、これは、悪いことにも「適応」できてしまいます。
私は以前喫煙者でしたが、初めてタバコを吸ったときは、メチャメチャむせました。
普通に考えればそこで「もう吸わない」という話になるのですが、「自分に合うタバコがあるんじゃないか」と銘柄を変えたり、無理矢理にでも吸う理由や資金を工面していたのをよく覚えています。
※吸いたくて吸っている方を非難する意図はありません。
また、パチンコも最初にお店に入ったときは、多くの方がその騒音や、タバコ・その他の臭い等でむせ返ったでしょう。
もちろん、これらは「依存症にされてしまったら」という側面もありますが、それにしても、正常な判断を失う、あるいは、自分でも「どこかおかしい」と思いながらも辞められないというのは、かなり歪んだ状態です。
それは、いわゆる「ブラック企業」も同様で、さらに「満員電車」もその類ではないでしょうか。
そして、それらが複合されることで、一層脳が疲弊・麻痺してしまい、正常な判断から遠ざかっているようにも思えます。
コロナウィルス関連の動き以前から、最近は特に、SNS上で他人を攻撃する風潮が強くなってきたように感じます。
ネット上の誹謗中傷と言えば、インターネット黎明期では、旧「2ちゃんねる」のようなアンダーグラウンドな位置付けでした。
しかし、現在のTwitterなどに見られる、揚げ足取り・晒し・攻撃のそれは、もはや一昔前のものとは明らかに違います。
大衆は、「思い切り叩ける存在」を心待ちにしているようにさえ感じられます。
その理由は、相対的に「苦しい人」が増えたからでしょう。
終身雇用が「正」だとは思いませんが、正規雇用者が減ることで、給与は下がり、福利厚生も薄くなったことは無関係ではないはずです。
そして、自分を殺し、劣悪な環境に慣れるように自分自身を麻痺させてきた。
そのための装置の一つが「満員電車」だと思うのです。
今回のことは、体制が変わる転機だと捉えることも可能です。
そういう意味では、これは「淘汰」でしょう。
本当に大切なことや、取り組まなくてはならないことから目をそらし続け、
いびつな収益構造、業界構造になっているところは難しくなると思います。
しかし、他方で「明日は我が身」とも思います。
それは、淘汰とは少し違った意味合いがあります。
今回、私自身は元々テレワーク・リモートワーク重視だったため、今のところは、
幸い甚大な被害というわけではありません。
経済全体が滞れば、リーマンショックのときのように、「広告予算」は比較的早い段階から削減の対象となることが予想されます。
そして、もう一つ思うことは、私自身は、自分が本当にやりたいこと、すべてをかけられるものをやっているに過ぎません。
もし、本当に自分がやりたいことが「飲食店」や「イベント」だった方に、「先見の明がなかった」「センスがない」などと言うことは決してできません。
たまたま今回は、その業界ではありませんでしたが、例えば、インターネット業界の体制がひっくり返るような変革があれば、どうなるか分からないのです。
また、先述のように、経済全体へ影響が深刻になれば、「○○業界は安心」などと言うことは出来ないでしょう。
さらに、独立している以上、そもそも、長期的な保証も経済的な補償も、受けにくい立場には変わりありません。
こうした状況の中で、私がオススメしたいのは、以下の2つです。
①リテラシーを高める
②スキルで稼ぐ力を高める
リテラシーを高めるとは、
「情報をしっかりと取捨選択し、その情報を元に、自らの行動を判断すること」
だと、私は定義しています。
面倒ですが、情報を疑って裏を取ること。
「N○Kが言っているから」「政府が言っているから」は、何のアテにもならないことは、東日本大震災のときに多くの事例で露見しました。
テレビの情報に踊らされるのではなく、YoutubeやSNSなどで、信頼できる情報を集めること。
※もちろん、そうしたプラットフォームの情報は玉石混交ですので、そこからすでに情報収集が始まります。
その他にも、海外のニュースやSNSを見たり、生死に関わるような重大な情報は
しっかりと精査したほうが、後悔しなくて済みそうですね。
稼ぐ力を高めるというのは、決して「すぐに会社を辞めて独立せよ!」などと言った話ではありません。
しかし、「クラウドソーシング」「スキルシェア」と言われるプラットフォームのインフラは大分整ってきました。
やりたいことがある方や、スキルがある方はぜひチャレンジしてみるといいと思います。
また、スキルがないという方も、「これから伸ばしていきたいこと」を、やりながら挑戦していくことも可能です。
もちろん、最初は低単価の案件で実力を積んでいくことになるので、
副業可能な正社員の立場などで、少しずつ自分の「稼ぐ力」を磨いていくというのが理想です。
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※情報商材や、ネットワーク副業紹介などはないので、安心してください。