“投げ銭”って、「もらえるのは有名人や影響力がある人だけ」、そんなイメージはないでしょうか。
私も、“投げる側”ならまだしも、自分が貰う側になるのは、結構抵抗がありました。
こうした感覚って、「寄付」が日本で浸透しないことと根深いところでは関わっているように思えます。
今回は、こうした投げ銭や寄付に「どこか抵抗がある」という方向けに、AVACUS PAYなどのAVACUSを使った、「応援」をアップデートする方法を紹介します。
「寄付」と言うと、どこかモヤモヤする印象が強くないでしょうか。
・何に使われるか分からない…
・「偽善」だと思われそう…
・寄付するほど余裕がない…
私も正にそうした思いを抱えていた1人でした。
しかし、今回、「AVACUS PAYで投げ銭を募る」アイディアをもなかすさんに教えていただき、自身の誕生日に見事「投げ銭をもらう側」になることが出来ました!
今回の経験で気づいたのは、
寄付に抵抗がある方は、「自分なんてもらう価値がない…」という思いが根っこにあることです。
そんなネガティブな気持ちをフラットにして、寄付や投げ銭を感謝しならがらもらうこと、そして、応援する人に使うことで、どんどん経済圏が回ることを改めて実感しました。
「感謝しながらもらう」とは言っても、急に考え方を変えるのはなかなか難しいですよね。
ただ、ALISISTAのみなさんにぜひ思い返してほしいのは、普段から記事に投げ銭をしたり、「いいね」などでALISをもらったりしていることです。
これは、「元手がかかっていない(方が多い)」から、あまり抵抗がないのでしょうか。
では、寄付や投げ銭を行うのが、現金ではなく暗号資産ならばどうでしょう。
AVACUSのオリジナル暗号資産「VACUS」を活用するためには、AVACUS内で使うか、DEX(分散型取引所)で他の通貨と交換することが挙げられます。
多機能プラットフォームAVACUSで出来ることは多岐にわたるため、投げ銭が「何に使われるか」までは限定はできません。
しかし、投げ銭が使われることがAVACUS経済圏の活性化、ひいては、暗号資産経済圏の活性化に繋がります。
もちろん、これはVACUSだけでなく、BTCなどの他の暗号資産も同様です。
暗号資産の保有者や使用者が、自分自身のためにもコミュニティ参加者を増やしていくというのは、暗号資産のいいところですよね。
投げ銭に暗号資産を使うことで、その通貨やプラットフォームを応援する動きに広がっていくことは、「何に使われるか分からない」モヤモヤに効果がありそうです。
投げ銭の文化をもっと根強く広めたい、コミュニティを持った経済圏を発展させたいという想い。
このことを考えているうちに、実はもう一つ気づいたことがあります。
それは、確かに寄付や投げ銭への抵抗はフラットにしたほうがいいと同時に、
「応援」の形はもっとたくさんあるのでは、ということです。
例えば、「応援」はお金を使うことだけでなく、技術提供やアイディア出し、さらには、単純な声援など、色々な方法があります。
もちろん、そこに優劣の差はなく、たった1人の何気ない一言が、後々の大きな選択の決定打になっている、そんなことはよくある話です。
お金に限定しない応援の話は、Giftedの「サポーター理論」としてまとめています。
お金の使い方にも、単純に製品やサービスを購入するというだけでなく、色々な形があるのでは、というのが今回のポイントです。
例えば、今コロナウイルスによる経済の打撃が大きくなっていますが、経済対策の話。
無利子の融資や貸付よりは、当然、給付金のほうがありがたい話です。
しかし、事業者として最も嬉しいのは、やはり、仕事の依頼(店舗やECサイトなどであればお客さん)ですよね。
融資は、さらなる事業のステップアップに必須ですし、今回の「実質無利子(利子補給)」は嬉しい限りです。もちろん、給付金も非常に助かります。
しかし、融資はお金を返す必要がありますし、もらうお金というのは、感謝の返し方が分からず“モヤモヤする部分”がないでしょうか。
例えば、応援する人に、その人が得意なことを有償でお願いする。
その人が事業者ならば仕事を依頼する、スポーツ選手なら試合を企画するなど。
動かせる資金には、それぞれ事情があるでしょう。
あくまで、“可能な範囲”でお金を投じる。
あるいは、技術や成果を提供するという形で、相互に関係が発展するような話がどんどん出てきたらいいなと思っています。
サイトを作れる方なら、仕事として応援する人のサイト制作を請け負う、などは最高の仕事の一つではないでしょうか。
クオリティや価格感など、条件面でのすり合わせは必要ですが、自分たちのことをよく知っている人、応援してくれる人に携わってもらうことは、依頼する側から見ても、プラスの要素になり得ます。
投げ銭とは少し違う話ですが、くっしーさんの「Wikipedia制作」から本業のお仕事に繋がっていく流れとか、本当に素晴らしいと思います。
そして、正に、こうした柔軟な「応援」の仕組みを、AVACUSをフル活用して実現している例がありました!
こうした新しい「応援のカタチ」を考えているうちに、正にピッタリのモデルがあるのを思い出しました。
2020年1月にプレスリリースで発表された「Avacus Sports」です。
AVACUSの機能をフル活用し、「応援」を次のステージに引き上げるカタチを実施しています。
「Avacus Sports」では、アスリート個人や団体用に、「Avacus Pay」の機能を使って、QRコードを作成し、投げ銭を募ります。
Avacus Payは、SNSのメッセージに、送金機能がプラスされたもの。
メッセージ付きの投げ銭が可能です。
応援メッセージが添えられるのは嬉しいですよね。
そうして得た投げ銭を「Avacus Shopping(SHOP)」に使用し、Amazonで備品などを代理購入してもらいます。
というのが、上記の画像で説明している部分です。
そして、さらにプレスリリースでは、「Avacus Ask」を使ってユニフォーム制作やサイトやロゴ制作などを、仕事として依頼することに触れています。
「Pay」や「SHOP」、「ASK」などのAVACUSで出来ることは、こちらでまとめています。
また、投げ銭で代理購入した製品や、制作されたオリジナルグッズ、クリエイティブなどを、SNSなどに投稿することで、スポンサーPRやアパレル業界の「アンバサダー制度」に似た動きとして、盛り上げていくことも言及されています。
このあたりは、本当にさすがです。大きな可能性を感じ、私もワクワクしてきました!
プレスリリースでは、例として元ラグビー日本代表で、プロラグビー選手の長江さんの事例が取り上げられていますが、スポーツに限らずエンターテイメントやイベントなどの業界でも同様の仕組みが活かせるはずです。
ALISISTAのみなさんは、そんなことないと思いますが、まだまだ多くの人が「いいお客さん」であることに“慣れぎている”と私は考えています。
つまり、サービスを「便利かどうか」だけで判断しがちです。
しかし、それは「出来上がった製品/商品」に対しての評価です。
本来、「先行者利益」というのは、ただ、早いタイミングで“エントリーしていた”だけでなく、「どう活用していくか」を仕掛け手側として(もしくは、仕掛け手側と一緒になって)、活用方法や新しい価値を見出し、創り出していった方が得るものではないでしょうか。
“最初の一歩”への抵抗が、非常に大きなマインドブレーキになりやすいため、
「まずはやってみる」「やりながら修正していく」という考え方も、かなり重要だと思っています。
例えば、自粛が長引く中でも、
・応援する飲食店のテイクアウトを積極的に利用したり
・応援する人にSNSなどで積極的に絡みに行ったりなど
事業者側だけでなく、利用者としても色々な取り組みを行なっている方もいます。
私も、動かしている暗号資産はそれほど多くはないですが、自分のためだけに代理購入することだけではなく、Avacus Askで依頼に暗号資産を回すことも意識するようになりました。
興味深い人や尊敬している人に依頼したり、逆に依頼をしてもらったり、さらに、一緒に創り上げていくなど、どんどん仕事が広がっていくのは、正に「仕事の醍醐味」だと私は考えています。
ビジネスだからこそシビアな面や冷静な判断もありますが、仕事を通じたコミュニケーションほど、真剣さや本気、その人の考え方が出るものもありません。
こんな状況下で、今一度「自分が応援する人・モノ」に対して、どんな「応援のカタチ」があるか、じっくりと考えてみるのもいいかもですね。
そして、実行に移すときは、ちょっと気楽なくらいの気持ちで、まずはやってみるのが一番オススメですよ!
「なにかしたいけど、どうしていいか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。
[Gifted 伊藤拓 Twitter]