「○○Pay」ってもうたくさんありすぎて、もう「何が何だか分からない」という方も多いかと思います。
そんな中で「AVACUS Pay」の話をするのは少し恐縮ですが、「AVACUS Pay」はただの支払い方法の一つ、ではありません。
今回は、暗号資産の総合プラットフォームAVACUSの機能の一つ、「AVACUS Pay」について紹介します。
AVACUS Payの凄いところは、いわゆる「○○Pay」のような支払い方法だけの機能に留まっていないところです。
最大の特徴は、送金の機能で、
・相手のウォレットアドレスが分からなくても、送金が出来ること
・送金方法が複数用意されていること
の2つです。
「AVACUS Pay」で出来ることを詳しく見ていきましょう。
AVACUS全体の機能説明は、こちらでまとめていますよ。
AVACUSでは、暗号資産ごとにウォレットが実装されています。
そのため、通常のウォレットからの送金も可能です。
ですが、ウォレットからの送金は、送り先のアドレスを1文字でも間違えると、送られた暗号資産は諦めざるを得ません。
そのため、“QRコードを読み込む”、“確認を念入りに行う”など、暗号資産の送金は、非常に慎重に行うのが一般的です。
そんな暗号資産の送金を劇的に変えたのが「AVACUS Pay」のメインとなる機能です。
AVACUS Payでは、メッセージ機能から送金取引を行うことができます。
AVACUSのメッセージ機能には、入力する欄のインターフェイスに、「画像やファイルの添付」、そして、その左に「送金メニュー」のアイコンがあります。
このように、メッセージの機能として、手軽に送金もできるのがいいですね。
送金メニューは3種類あり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
送金側、入金側、双方の承認が必要な送金方法です。
例えば、物販の場合、購入者は商品が到着してから送金したいと思います。
一方で、出品者は、相手にお金があることを確認してから送りたいですよね。
これを解決したのがエスクロウペイです。
流れとしては、
①送金側が入金側に送金します。
②入金はされていますが、この段階ではロック(拘束)されています。
③送金側が承認すると、ロックが解除され、暗号資産が使えるようになります。
この仕組みを物販で使うと、相手のお金があることも確認できますし、商品が到着してから支払うことが可能です。
同様に、「納品物や作業完了と引き換えに、報酬を支払う」ということにも使えます。
ただ、仕事やタスクなどの依頼の場合は、依頼に特化した機能である「ASK」があるので、そちらのほうが便利かもしれません。
※エスクロウペイとASKの手数料は、同じ5%です。
「ASK」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
送金側の操作のみで、即時送金されるのが、トラストペイです。
まさに、「トラスト=信用」という意味ですね。
既に取引済みで信用のある方への送金、追加分の支払いなどに最適です。
ちなみに、トラストペイに限らず、AVACUS Payの機能を使った場合、
AVACUS内で完結するため、即時送金されるのが特徴です。
※承認が必要な送金の場合は、送金後即時送金。
【暗号資産の送金スピードについて】
通常の暗号資産を送金する手段として使われる“ウォレットからの送金”では、「トランザクション」と言って、送金完了までのタイムラグが発生します。
支払う手数料(Gas代)によって、スピードが変わりますが、数分から数十分程度かかります。
名前の通り、「リクエストを送る送金」メニューが、リクエストペイです。
エスクロウやトラストペイと違い、入金側から操作する形となっています。
リクエストを受けた側(送金側)が内容を確認し、承認を行い次第、即時送金が行われます。
「request」の意味に含まれる、「請求」するときにピッタリです。
「AVACUS Pay」の3種類の送金メニューは、まだまだ有効な使い方ができると思っています。
例えば、手数料は、
・エスクロウペイのみ:5%
・トラストペイ/リクエストペイ:1%※一般的な銀行の振込手数料と比較すると、もの凄い差ですね(しかも、即時送金)。
クラウドソージングを一般公募ではなく、既にお願いしている人が決まっている場合に、「ASK」ではなく、エスクロウペイを使っても、手数料は同じ5%です。
また、代理購入の「SHOP」機能では、割引額の10%が手数料ですので、このあたりも上手く使うことができるかもですね。
もちろん、「ウォレットアドレスは間違えないし、ガス代やトランザクションの仕組みもよく分かっている」という方は、ウォレットから直接送金したほうがやりやすいかと思います。
とは言え、依頼の場合は「ASK」、代理購入なら「SHOP」を使ったほうが、必要なフローが仕組み化されていますし、取引実績(評価)が蓄積されます。
ケースごとに最適な方法を選んで、上手く活用したいですね。
私自身も使っていきながら、より真価を発揮できる使い方を模索したいと思います。
「AVACUS Pay」も「Pay」という名前に恥じず、QRコード決済にもバッチリ対応しています。
自分のウォレットアドレスをQRコード化するのは、どのウォレットでも大概できます。
「AVACUS Pay」では、金額を指定した請求書として、QRコードを作成可能です。
さらに、画像のようにメモ欄にテキストを入力することまでできちゃいます。
QRコードを読み込んでから、「“支払う側が”金額を入力する」なんてことはありません。
店舗はもちろん、対面式やオンラインでサービスを提供している事業者の方も、これは便利ですね!
さらに、手数料は1%。
※QRコードを作成した側が負担します。
※請求書として、金額が指定されたQRコードを発行する「QR Bill」は、アプリ版のみの機能ですので、モバイルアプリのインストールをお忘れなく。
※モバイルアプリのインストールはこちらから。
今回の「AVACUS Pay」、よくあるペイメイントサービスとは一線を画した内容です。
しかし、AVACUSの本当に凄いところは、こうした「一線を画した」機能がたくさんあり、それが一つのプラットフォームで完結しているところです。
「PAY」や「TAKE(ASKの機能の一部)」、「GET(バイヤー)」や「BAZAAR」で得た暗号資産で、代理購入(SHOP)やクラウドソージング(ASK)を頼む。
暗号資産同士の交換や、暗号資産と円を交換することはできませんが、取引所を介することなく、シームレスに経済が回ります。
AVACUS全体の機能紹介はこちら
従来であれば、それぞれが独立した機能を一つのプラットフォームに統合し、かつ、オリジナル通貨だけでなく、多くの暗号資産を扱うAVACUS。
そのAVACUSにALISが上場したのは、本当にチャンスだと思います。
ALISISTAとして、徹底的に使い倒しちゃいましょう!