代理購入に新たな「風」を巻き起こした、暗号資産総合プラットフォームAVACUSの「SHOP」機能。
最近では、競合となる”Purse”の閉鎖に伴い、海外ユーザーも多く合流することとなり、さらに母数の増加と活気がついています。
AVACUSは、既に一部行われていた、暗号資産による「代理購入」の市場に、
・オファーを“板”に掲示する「マッチング制」
・「割引率」の設定
という2つの画期的な要素を追加しました。
しかし、何事も実際にやってみないと、わからないこともあります。
今回は、私自身が何回か「SHOP」で取引を行なった中で、見えてきた傾向や注意点などについてまとめます。
[参考]「代理購入」とは
暗号資産を代理購入者に支払い、「Amazonほしい物リスト」などを使い、代わりに購入をしてもらうというもの。
代理購入する側は、取引所などを通さずに、暗号資産を手早く入手することができる。
ちなみに、結論から言うと、
がオファー成立への最短ルートです。
なお、「SHOP」についての詳細は、こちらで紹介していますよ。
決まりやすいオファーを考えるとき、最も重要なのは、オファーの一覧から代理購入を行う「Buyer(バイヤー)」側の視点です。
バイヤーに“選ばれる”オファーを目指すことが、マーケティング的な視点の第一歩となります。
代理購入を行う側からすると、「Amazonほしい物リスト」から商品の購入をするのみですので、「商品が何か」ということ以上に、「いくら分の暗号資産が手に入るか」というのが最大の関心です。
※もちろん、個人的には、「エシカル消費」的に「オファーにストーリーを持たせる」のも面白いと思います。
「GET」のタブから、オファーの一覧を見てもらえば分かるように、デフォルト設定では、割引率が低い順にソートされています。
こうした仕組み上、割引率を低くしたほうが上位に表示され、見られる確率も高くなるのです(SEOとかに似た考え方ですね)。
割引率が低いほうが、ショッパー側は多くの暗号資産をGETできますので、当然と言えば当然ですよね。
私自身も、急遽壊れてしまったドライヤーのオファーを、割引率1%で出したところ、オファー作成から2時間程度で成立しました。
逆に、初回オファーではよく分からず「割引率10%・最低実効レートもデフォルトのまま」にしたところ、全く決まらないまま1週間が経過し、キャンセルしたのもいい思い出です。
次に重要なのが、「相場とオファーの関連性」です。
Giftedとして、あまり前面に押し出していませんが、私のWebライターを始めたばかりの頃は、FXの解説記事がメインでした。
そんな私が、改めて「相場の動きとオファー成立の関連性」について考察していきます。
このことを考えるきっかけをくれたのは、碧線さんのこの記事。
内容は、“ALISが一時的に8円台にまで上がった”というものでした。
ここで、私も「今の自分の手持ちALISなら、○○円分のものが買えるな」と“取らぬ狸”をやっていたのですが、ふと気が付きます。
「1ALIS=8円相当でオファーで買う人」=「その価格でALISを欲しい人」がいるのだろうか…。
自分がSHOPやBAZAAR、ASKなど、「暗号資産を払う側」の際には、相場が上がるほど、多くのものが購入できます。
その感覚で、相場が上がると嬉しくなりますが、バイヤーやテイカー(Takeを出している人)=暗号資産を受け取る側から見ると、これは逆の話になります。
つまり、受け取る側からすると、
・相場が安いときに多くの暗号資産をGETして
・相場が上がったときに払う側になる
というのが、“理想の形”になるのです。
では、1ALIS=8円でも、オファーを成立させるためには、どのような要素が必要なのでしょうか。
このためには、「ALISが8円でも買い」と思わせる情報が必要です。
株式相場の「気配」や期待値、FXのファンダメンタル分析などと同様に、「ALISの新規取引所への上場」など、大きく信用度が上がるイベントが控えていれば、8円台でもオファーは成立しやすくなるでしょう。
すなわち、こうした動きはその暗号資産の「将来性」を語る話であり、その暗号資産の「利用者を増やす動き」と全く同じベクトルを持っています。
このあたりの話は、こちらの記事で、詳しく解説していますよ。
もう一つ、注意したいのが「最低実効レート」。
例えば、AVACUSで扱っている暗号資産の一つ、VACUSの値動きは、単純にBTCに引っ張れるだけでなく、他のアルトコインに比べて
・値が戻りやすい
・堅調に上がりやすい
という特徴があります(個人的な見解です)。
しかし、そのVACUSでも、一日の中で1.2→0.6→1.0JPY/VACUSくらいのドラスティックな値動きは、日常的に行なわれています。
「最低実効レート」は、設定した値以下に相場が動いてしまうと、ショッパー(GET)一覧から非表示となってしまうため、
・成立重視であれば、低めに設定しておくこと
をオススメします。
もちろん、「安すぎる価格で出したくない」ということであれば、その値の設定でOKです。
ちなみに、先ほどの取引実績では、急ぎで必要ということもあり、実効レートをあまりいじらずにオファーを出していました。
幸い割引率が低かったためすぐに成立できましたが、最低実効レートが0.91、成立が0.92ですので、もう少し相場が下っていたら非表示になっていました。
もう一つ、大切なことは代理購入とは言え、「SHOP」などのAVACUS内の取引は、あくまで「人と人」の取引。
バイヤー(代理購入をする人)が、直接商品を用意したり、発送したりすることはありませんが、バイヤーとショッパーは直接メッセージのやり取りが発生します。
このときに、どのようなやり取りが出来たかで、「次もお願いしたい」と思いますし、普段からALISの記事やSNSの発信を見ている方のオファーであれば、「協力したい」と思いやすくなりますよね。
例えば、長期保証のため、Amazonレビューの代理投稿いただく対応を快諾いただいたのは、本当に助かりました。
後から気づいたのですが、物凄くスコアが高い方でした、さすがですね!
ありがたいことに、普段から私の記事を読んでくれている方もいらっしゃいました。
また、Amazonが「置き配」をデフォルトにしたため、「置き配」設定の解除を快く引き受けていただいたのも助かりました!
Amazonからの発送される場合、対象地域ですと「置き配」がデフォルト設定になっています。
「置き配」の詳細はこちらからご確認ください。
AVACUSは、多くの機能を統合したプラットフォームであり、複数の暗号資産を扱っているため、非常に勢いがあります。
しかし、そうは言っても暗号資産そのものも、まだまだ一般的に広く浸透しているとはいい難い状況です。
そのため、驚くような使い方や、思わず唸ってしまうような素晴らしいアイディアが、まだまだ眠っていると、私は思っています。
それほど画期的なアイディアではありませんが、私も試験的に、ASKで「独自固定レート」「割引率0%」の代理購入オファーを出してみました。
さて、ここまで色々書いてきましたが、AVACUSの代理購入機能「SHOP」の素晴らしさは、
①「Amazonほしいものリスト」で、住所を知られずに暗号資産で物が買えること
②割引率を設定できること
の2点が非常に大きいです。
「よく分からない」という方は、Twitterなどでつぶやいたり、DM等で聞いてみたりと、気さくに教えてくれる方ばかり(もちろん、私もです)ですので、気軽にやってみてくださいね!
ALISだと、個別に連絡を取れる機能がないため、Twitterや、AVACUS内のメッセージが便利です!
[Gifted 伊藤 拓 Twitter]