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ぼくのかんがえたさいきょうの小説投稿サイト

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  • Shinji Hagiwara
  • 2018/12/17 23:32

本文章はscraivっていう「読み物」投稿サイトに公開した文章ですが、ALIS上でも公開します。やはり仮想通貨界隈にいる人の方がよりイメージしやすいと思ったからです。



書き散らしていきます。

レイアウトとか画面遷移なんかまで話すときりがないから、どうしても実装して欲しい機能を4つ上げる。

①評価報酬機能

②フォーク(分岐)機能

③表現評価

④逆ユニークアクセス

これらの名前は便宜的なもので、概要が掴みづらかったら申し訳ない。頑張って説明する。

①だが、最初からピンと来ないかもしれないが、要はパートナープログラムみたいなものだ。読まれたり、いいねしてもらうとポイントが加算されてアマゾンギフトなんかと交換できるやつだ。

私がこれを欲しいな、と思ったのはたまたま仮想通貨界隈に身を置いていたからだ。

小説なんかを書いている人はまだまだ仮想通貨のことをあまりしらないかもしれないが、この分野はクリエイティブな分野と相性が良い。

例を上げると海外のsteemit、国内のALIS というプロジェクトがある。

これらはプラットフォーム内でコンテンツをupすると、vote(投票)やいいねをされることで自動的にトークン(仮想通貨)が付与される。すべてのトークンは基軸通貨であるbtc(ビットコイン)と交換が可能であり、btcは法廷通貨(円やドル)と交換が可能だ。つまり、良質なコンテンツを投稿すれば収入を得ることができる。

「既存のブログやアフィリエイト収入とどう違うのか」と貴方は思うだろう。それは正しい。

何が違うかというと、「トークンの価値ははそれを発行するプラットフォームの価値に依存する」のだ。つまりsteemit やALIS が有名になったり皆が使えば使うほど価値が上がる。国が中央集権的に管理していた価値を、分散化して細かくユニークな経済を気付く。これが「トークンエコノミー」だ。

小説を書く人がわざわざ本を売り出したり(もちろん売ること自体は間違いじゃない)、大衆に媚びなくても、きちんと評価されれば報酬を得られる。そんな機能がこれからの小説投稿サイトには欲しい。いや、スタンダードになっていくのではないか。

例えば、scraiv を例に取る。

Scraiv には熱心なファンが多い。もし、彼らに対する報酬がギフトカードじゃなくてscraiv だけが発行するオリジナルな価値をグッズだったら嬉しくないだろうか? それはscraiv が活気付けば価値も上がり、トークンホルダーはますます活発に活動するだろう。他者へのレビュー、コメント、誤字修正など、Scraiv というプラットフォームに貢献すればトークンを貰える。それは一つの経済だ。その中で多くの報酬を手にした「上がり」のScraiverが登場した時、こぞって人々はScraivに流入するだろう。それって、とても刺激的でモダンで、とびきり楽しいことではないだろうか。

②は簡単に言うと「オリジナル作品を別ユーザーがフォークさせて二次作品を簡単に作れるようにする」機能のことだ。要は「認可の降りたパクり」だ。

一体誰にどんな利益があるか。

その前にまた仮想通貨の話になってしまうことを許して欲しい。

仮想通貨というのは、ブロックチェーンという「改竄不可能な暗号技術」の上に成り立っている。これを駆使することによって「オリジナル作品をブロックチェーン上に保存」して後から「パクりだ!」と言わせないようにする。

さて、貴方は魅力的な作品を読んだとき、「私もこんな作品を書きたい」と思ったことはないだろうか。しかし、どこまでいってもそれはオリジナル作者のものだから勝手に続きを書くことは出来ない。

フォーク機能はそれらを解決するかもしれない。

例えばある一次作品があるとする。貴方はその作品の続きや別の可能際を描きたい。そんなとき、作品と作者に対して「フォーク申請」をする。一次作品を分岐させて、別の作品を生み出すのだ。この時、フォーク元の作品には①の機能に基づき、トークン報酬が支払われる。オリジナル作者にも利益がある。そしてフォーク作品にも①が適用されて、報酬を得ることができるようになる。

自ずと優れた作品には、フォーク作品が集まり、幾重にも分岐した物語が構築され、世界観が深まって行く。でも、混沌としたフォーク世界になってしまってもブロックチェーン上にジェネシスノベル(オリジナル作品、原初の小説)は改竄不可能な暗号技術の元、すべてのフォーク作品の母親であることが保証される。

私はこのフォーク機能がいつか実装されることを期待してやまない。

③は小説としての評価ではなく、優れたセリフや表現一つ一つにも「いいね」が欲しい、ということだ。

④は誰が読んでも1カウントというユニークアクセスとは逆に、一人の人間にどれだけ好まれて愛されて読まれたのか、という指標だ。

消耗品のように接種される小説も大切だし需要があるのだが、丹念に何回も読まれて人に愛される小説に対し、何らかの指標が欲しいと私は思う。

駆け足かつ、思うがままに書き散らしてしまった。申し訳ない。

少しでも次世代の小説投稿サイト論に寄与できたら、と思って書きました。

皆さんも、思い付いたことがあったらコメントして教えて頂きたい。どこかでまとめて、定期的に発表していきたい。

では。ありがとうございました。

公開日:2018/12/17
獲得ALIS:41.09
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  • Shinji Hagiwara
  • @Hashiba
20代後半。仮想通貨には2017年3月頃参戦。ポートフォリオ的にはIOTAを一番保有している。趣味で小説を書いているので、クリエイター支援系の仮想通貨に興味がある。

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