
当初は他のところで有料記事にしようと思いましたが、有料記事並みの内容になる自信がなかったので無料公開します。
中古ピアノが買い叩かれていますがアレは別のお話です。
あ、あと激安楽器みたいなのはダメですよ。最低でもきちんとしたやつ。
現行流通品も結構モノにはよりますが。いわゆるビンテージ的なお話です。
一般的に高額な楽器ほど使用されていても中古であっても価値は変わりません。むしろ、使い込まれることによって音色が変わり、高額になるものも多くあります。
例えば、
ピアノのスタインウェイ
ヴァイオリンのストラディバリウス
など、億単位の楽器が世の中には存在します。
バイオリンのストラディバリウスは制作者は16世紀後半のヴァイオリン制作者であり、新品などあろうものがありません。
芸術品としての価値のみならず。ヴァイオリンの大御所は実際にストラディバリウスを演奏しています。
そして、その価値は常に上がり続けています。
ちょっと話がそれますが、楽器には減価償却の概念(5年)があることから、富裕層はこれらの楽器を購入する事で節税対策をしているとも言われています。
投資対象となる楽器はピアノやバイオリンだけではありません。
誰しも身近に触れる事のある楽器も対象となります。
ギターやドラム、管楽器であるとか。その関連商品も対象になります(エフェクター、シンバル、アンプなど)
この記事を書くきっかけとなった理由として、
「楽天の今月末までの期間限定ポイントが余ってるんだけどどうしよう」
という一言があります。
残った楽天期間限定ポイント 失ってゼロになるくらいなら価値が上がらなくても下がらないものに変えておけばいいじゃない。
と思った事がこの記事のきっかけです。
知識が乏しいうちは資産保全から狙っていくのがお勧めです。長期的に見て価値が下がらない楽器は、手放すときにも同価格帯で手放す事が可能です。
そして楽器投資の魅力は、既に一定水準で相場ができている事があります。
中古楽器については状態による差異はあれど、ある程度の相場が完成しています。
そのため、知識があればリサイクルショップ値付けが甘い楽器を探すことは比較的容易ですし、その楽器の資産としての立ち位置が把握できるようになってきていれば長期保有する事で資産としての価値を持つようになります。(お宝発見)
私の体験談ですが、リサイクルショップで定価18万円のクラリネットが9800円で売っていた事がありました。
個人的な考えですが、ビンテージ楽器は「金に近い」と思っています。
形がある以上、価値がゼロになることはありません。
流行りすたりによって値段の変動はありますが、古い楽器ほど流通数は減っていくので長期的に価値は上がっていきます。
ちなみに私自身も60年代のスネアを一台、生産完了品のハイハットを1組持っていますが、どちらも現在買い値では手に入れる事ができません。
前提条件
場所を取らない・管理しやすい・売りやすい(手に入れやすい)
個人レベルで、一般層がやる楽器投資であるなら、この三条件は欠かせません。
この条件を備えるものとして挙げられるものが
ギターエフェクター・シンバル・ギター
の三種類です。
そして、狙うものに共通点があります。
限定品と中古品を狙う事です。
ナイキのスニーカーと一緒です。
スニーカーについて知識を持って取り組んでいる人なら、とっつきやすい分野だと思います。
ギターについては純粋にコレクターも奏者も多いのでわかりやすいですが。
ギターエフェクターとシンバルは、一度に複数個(枚)を組み合わせて使います。
奏者からすると、アレが使ってみたい、これが良いというのが尽きないものなんですね。
似たようなものでスネアドラムも対象とはなり得ますが、ドラムセットに1つしか組み込まない事がほとんどですので。シンバルほどの伸びないという点もあると思います。
ギターとギターエフェクターはあまり知識がないのでごめんなさい。
分かりやすく私の知識で書きやすいシンバルで基本的なことを説明したいと思います。
⑴ 管理について
シンバルは比較的管理のしやすい楽器です。極端に湿度が高いところに置きっぱなしにしたり、素手でベタベタ触れなければ錆もさほど吹くようなことはありません。
むしろ、狙うのは中古品ですので、使用感があって当たり前です。
⑵ 狙う対象
大前提 中古シンバル
新品のシンバルを仕入れても大して価値はありません。
特に現在のシンバルは機械生産も増え、大量生産されています。
これは他の楽器にも言えることですが。
最低でも生産完了品、ですね。
特価で60%オフ、上級ラインのシンバルなら、転売としての価値はあるかもしれませんが、投資資産の資産価値としては疑問が残ります。
手ごろな投資対象(保全編)
例示です。これだけではもちろんありません。
OLD Aジルジャン 白抜きnew beat hi-hat
例示として安いやつをあげました。19800円に送料です。
楽天市場で見たところ同種シンバルで30800円と値付けされているものもありました。
また状態が悪いモノですと14800円でしたね。
どれも70年代後期から80年代頃のシンバルです。
この辺りのシンバルは流通数もありますから値段自体はほとんど動きはないんですが、値段の安定性はピカイチです。
シンバルの状態が変わらない限り現状の相場から下に逸れることははありません。
実際のところ、10年前とも変わらない相場です。
先ほど上に書いた、「消滅する期間限定ポイント」の価値を保全する形としては、わかりやすいと思っていただければと思います。
ビンテージの20000円のシンバルVSアンプ付き20000円の安いギター
10年先を見たときに資産価値が保たれているのはどちらでしょうか?
見てくれは同じ値段かもしませんが。。。
もし値上がりする可能性があるとしたら?一目瞭然ですよね。
長期投資対象としてのシンバル(投資編)
こちらも例示です。
このシンバル 22万円もします。
1枚の値段です。現行品の20インチthin rideが高いモノでも40000円くらいと考えると5倍以上します。
OLD K と言われるようなシンバル、古いトルコ産シンバルは絶対流通数が少ないことから、現状でもこの値段で取引されています。
これ以前のモノで状態がよければ更に高額で取引されていますね。
OLD Kの所有者は手放さない人がおおい(私も買ったら絶対に売らない)ので、必然的に市場流通数は少なくなっていきますね。
OLD K以外にも調べるとこのような楽器は結構出てきます。
買ってはいけない対象
ビンテージ楽器(シンバル)を見ていると、あれ?安いと思う事がありますが
キーリングができている(センターの穴が広がっている)
割れている、欠けている。
リベット穴が開けられている。
など問題が見られる事がほとんどです。
使う楽器ならいいですが、資産として持つのであれば、このようなものはやめたほうがいいですね。
シンバルを選ぶなら?
厚めのシンバル(Rockとかheveyなど)は投資対象としてお勧めできません。
初心者でも、当たらずとも遠からず選べる資産としてのシンバルは、
OLD K ウエイトが軽めのもの
白抜きAジルジャン new beat hi-hat Thin Clash
Paiste formula602 ハイハット ライド
Paiste Sound formula (純粋に流通量が少ない)
Paiste Paiste line 美品 薄めのもの(現行品の中で価値が下がりにくい)
Ufip(輸入元が値下げしないことから、値下がりがほとんどない、古めの中古美品はほとんど数がない)
は鉄板と言えると思います。
OLD K fomula602は投資的要素、それ以外は保全的要素が強めかな。
自分が説明しやすいのでシンバルで説明しましたが、これをギターに置き換えると?サックスに置き換えると?
コレクターの多いold Gibsonのレスポール(Gibsonは買収されました)
セルマーのサックス(アメセルマーク6など・○万番台・調べれば出てきます)
プレミアついてるBOSSのコンパクトエフェクター
価値が下がらないであろうと言われているものの一例です。
ビンテージ楽器は人によっては、MTGのBlack Lotusの価値が下がらず、青天井で上がっていくのと一緒と思えば分かりやすいですね。
遊戯王のようにルール改訂がなく、古いモノでもずっと使える
だからこそ、楽器の種類形は違えど、間違えなければ資産価値が下がることはありません。
買わない方がいい条件は? 目立つ傷がある、凹みがある、修復不能な部分があるなどなど
基本的には他のコレクターアイテムと何ら変わりません。
マニアックな知識が必要。
そう思うかもしれませんが、スニーカーと一緒です、トレーディングカードと一緒です。気になって調べればすぐ覚えます。
これ、私が持ってるオールドスネアと同じモデルです。
今はなきRogers のDynasonic というモデルになります。
クロームメッキブラスで金属のわりに柔らかい音がします。
私のメインスネアですが、15年前、知り合いの楽器屋で5万円で購入しました。
アメリカから直輸入ですが、8万円を超えていますね。もちろん状態よって値段も様々ですが。
中古品でもこのように値段がついてくるのが楽器投資です。
私の場合はシンバルですが、自分の好きな楽器、ちょっと勉強してみると面白いかもしれません。











