さて、13日は
「Election in TAIWAN 2024 中華民国総統選挙(台湾総統選)」
の投票日、色んな目線で世界が注目している日でしたね。
与党 民主進歩党 頼清徳(64)
野党 国民党 侯友宜(66)
野党 台湾民衆党 柯文哲(64)
ライさん、コウさん、カさん。
コウさんめっちゃ笑っててなんだか好印象。
民主進歩党の現状継承で親米な頼さんが勝利した場合、それだけで再統一したい中国からすればいわゆる「レッドライン」を匂わすもので、過去にもあった台湾を囲うような軍事演習相当の威嚇をまたしてくるかそれ以上の可能性もあります。
台湾海峡危機…40年ほど前に台湾海峡を挟みあわや全面戦争…!に発展する前にアメリカが介入して終わったという事件があったそうですが、抜本的に解決しないとずっとやってきそうですね…。
まぁ…覇権はつまるところ陣取り合戦で、その中でも仕上がっている上に最大のヨーロッパ+アジアのユーラシア大陸をどう取るか、そして取っているならそれをどう効果的に使うか…争わずに奪わずには無理だろうけど平和にいこうよ…。
あとは台湾と言えば半導体、その周辺によるアクションも大きな部分を占める気がします、TSMCを始めとする半導体大手が世界に与える影響がどれほどのモノか。
原油やエネルギーはもちろんですが、半導体の供給が止まるとどうなるかを身をもって知らされてしまった世界は再び同じようになりたくはありません。
とはいえ物価は上がるも景気は悪くなる…のは表面的なもので、将来的に見れば諸々の「再設定・再設計」により権利等々大きな調整は出来そうですが…😎
逆に親中傾向の野党、特に中国国民党の侯さんが勝利した場合はシンプルに中国との交流が深まる…というよりは過去にあった「台湾を中華人民共和国の一部と見なすという考え方」を条件付きで認めるという考えもあるそうです。
台湾問題はどちらに転んでも国際的な緊張は強まるでしょうが、中国統一の方に傾いた場合…これは現在の香港を見ればなんとなく分かるような気がします。
仮に中国の一部になったとすると、目線を自分のみに移しても中国によるなんらかの軍事的な行動によって台湾全地域の安全性が失われる事は容易に想像出来、親中派も国防を疎かにする気はないとしていますがその先の人が使うなら台湾側からすればあまり意味の無い国防力増強であり、重要なのはそこではありません。
私達の暮らしはどうなる、独自性はどうなる、落ち着くまでは国際的な立場にも大きな影響があるでしょう。
うむむ、これを台湾の人達が望むとはどうも思えない、当然戦争に発展するような動きは絶対にノー、暮らしを良くするという面のみでなく選挙後に民主主義を維持出来るのかどうか、親中ならば戦争を絶対に回避出来るのか?親米なら中国がすぐに襲ってくるのか?なんて厳しい選択なんだ。
これだけ重要な選択を迫られる事って無いですよね…
そんな日だったように思います。
良き選択となることを。
ではでは。