Pontem Network
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巷では、ブロックチェーンを活用したメタバースのバーチャル不動産が2022年の最大の暗号トレンドの1つになるとも言われています。
既に、人々はDecentralandやThe Sandboxなどのメタバースプロジェクトにおけるバーチャル不動産に何十万ドルも費やしている状況です。
Pontem Networkによる今回の記事では、バーチャル世界での不動産購入について知っておくべきことについて説明します:
1)バーチャル不動産とは?
バーチャル不動産とは、ゲームやVRなどのデジタル環境内の区画を、地図上の区画のようにデザインしたもので、場合によっては、特定のデジタル空間のみで価値を持つ建物や資源などのを含む財産形態を指します。端的にいうと「メタバース内の土地データの所有権」です。
2)メタバースとは?
メタバースの語源は、ギリシャ語の「メタ」であり「彼方」とか「宇宙」を意味します。一般的には、ブロックチェーンやVR、ARなどの技術を使って相互作用可能なキャラクターや場所、オブジェクトで溢れるパラレルワールドを意味するものとなりつつあります。
「メタバース」という言葉が初めて登場するのは、1992年のニール・スティーブンソンの小説「スノウ・クラッシュ」です。その小説の中の人々は、現実世界を無視して、全ての時間と資金を刺激的なメタバースで費やして過ごしています(映画「マトリックス」の世界観に類似)。
理論的には、メタバースは特定のプラットフォームを指すものではなく、1つの抽象的な存在です。しかし、この言葉が2021年にトレンドになり始めると、たくさんのプロジェクト(特にゲーム)がメタバースを名乗るようになりました。NFTを集めたり暗号資産を獲得できる2Dゲームが行われる姿は、ニール・スティーブンソンが考えていたものと全く違うかもしれません。
将来的には、現在それぞれが開発・運営している「メタバース」プロジェクトは全て相互接続され、真のメタバースを形成する可能性があります。
実際、これはMeta(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグのビジョンであり、彼はConnect 2021でメタバースを「相互に接続されたデジタル空間の集合体」であると語りました。報道によるとザッカーバーグは、Horizon Homeを始めとする独自のメタバースプロジェクトに約100億ドルを投資しているとのことです。
今のところ、「Facebookメタバース」がNFTベースの土地を販売するのか、またはMetaがイニシアチブを取っていたブロックチェーンであるDiemを使うのかは明らかではありません。私たちPontem Networkは、メタバース向けの金融インフラを構築しているため、この分野を注意深く見守っています。
Pontem Networkは、Diemと互換性を持つdAppsのためのインセンティブ・テストネットとして構築されてきました。つまり、Diem上でメタバースdAppsを構築することが可能になれば、Pontem Networkによって開発者はDiem上でのローンチ前にPolkadotやKusama上でのテスト環境でトラクションを獲得し、流動性を本番環境に持ち込んで利用できるようになるのです。Pontemトークンリリースのホワイトリスト登録をお勧めします。
3)メタバースの土地で何ができるの?
どのプラットフォームやゲームでも、営利・非営利を問わず、独自の土地とその活用環境を提供しています。例えば、その土地を使ってバーチャルショップやイベントスペースを開いたり、ゲームを開催したり、土地を貸したり、あるいは、豪華な邸宅を建てて自分のキャラクター(アバター)を住まわせたりすることができます。また、何もせずに空き地にしておくことも可能です。
4)所有権はどのように記録・保護されるの?
全ての区画はNFTで表現されます。NFTによるバーチャル不動産の取得は、OpenSeaでアート系のNFTを購入するのと同じくらい簡単です。購入はブロックチェーン上に記録されるので、誰でもその区画のNFTが特定の暗号ウォレット(あなた)が所有していることを確認できます。
ウォレットが危険にさらされ、誰かがNFTトークンを盗んだ場合、その泥棒はあなたのバーチャル不動産ごと盗むことになるので注意してください。バーチャル不動産の購入は一般的に匿名であるため、誰もあなたの所有権を守るものはありません。ウォレットの管理が所有権を保護するための全てであり、貴重なNFTを所有している場合は、特に警戒する必要があります。
5)バーチャル不動産を収益化する方法は?
バーチャル不動産への投資で収益を得るには、次の方法があります:
キャピタルゲイン:土地を売却して利益を得る(多くの人がNFTで行っているように)
インカムゲイン:他のユーザー(ゲーム開発者、企業など)に土地を貸し出す
経営:バーチャル商業施設を開設し、商品やサービスを販売する
イベント開催:イベントを開催し、参加費を徴収する
スペース活用:広告スペースとして提供する
現実世界と同じように、開発された(意味のある何かが建っている)バーチャル不動産は、更地よりも価値が高くなる傾向があります。ただし、まともな建造物を作るには、設計センスやプログラミングのスキルが必要な場合があります。
6)バーチャル不動産には住所がある?
メタバースにおける土地の区画は、通常、地図上のxとyの座標によって識別されます。中心点を座標(0,0)とし、その上(北)と右(東)は0以上の座標値、中心から左(西)と下(南)は0以下の座標値となります。つまり、中心からやや北西にある区画は、(15, -10)のような「住所」を持っています。
7)バーチャル不動産の相場はどのくらい?
メタバースの土地は、今、不動産バブルとでも言うべきホットな投資トレンドです。Somnium VRの小さな区画は8,000ドル、Decentralandの最も安い区画で14,000ドル程度かかります。
8)なぜ皆メタバースの土地を購入するの?
Grayscaleによると、メタバースの土地は継続的な不動産収入の機会を生む可能性があります。
AdidasやNikeなどの企業は、既にメタバースプラットフォーム上に自社の土地を持っています。彼らにとっては、バーチャル店舗で製品を販売し、ゲームやアクティビティを通じて顧客を引きつけるだけでなく、大規模な商業用地を開発し、小売スペースをレンタルする機会でもあるのです。
バーチャルランドへの投資が人気なもう一つの理由は、アクセスのしやすさです。ほとんどの国では、ブロックチェーン資産を購入するのに、投資家としての資格は必要ありません。必要なのは、MetaMaskのようなウォレットに十分な暗号通貨を入れることだけです。
バーチャル不動産の開発者、マーケットプレイス(Parcel)、ブローカー(Metaverse Property)などの開発企業まで出現しています。例えば、Republic Realmは最近、The Sandboxの不動産に430万ドルという記録的な金額を投じました。同社のポートフォリオには、プライベートアイランドにある豪華なヴィラのセットや、プロの建築家Martin Guerraが設計した歩行者天国のファッション地区が含まれています。
ただし、メタバース不動産への投資はハイリスクであることを忘れないでください。この新興市場には有象無象のプロジェクトが存在しており、トークン価格と同じように地価が乱高下する可能性が高いのです(金融機関の投資アドバイスではありませんので、必ずご自身で調べてください)。
さて、ここまでバーチャル不動産の概要をお伝えしてきましたが、次のセクションでは、区画を販売している2大メタバースプラットフォームであるDecentralandとThe Sandboxについて掘り下げてみましょう。
2017年に設立されたDecenralandは、ブロックチェーン上の仮想世界プロジェクトとして最もよく知られているのではないでしょうか。ネイティブトークンのMANAは2021年に30倍を記録し、0.11ドルから3.33ドルまで上昇し、50億ドル以上の時価総額に到達しました。
正直、最新のコンピューターゲームレベルの一流の3Dグラフィックスを期待すると、がっかりすることになるかもしれません。Decenralandのロケーションの中には簡素に見えるものが多く、その理由はその大半が個々のユーザーによってデザインされたものだからです。実際、コンテンツの大部分はユーザーによる作成物であり、プロジェクトの運営はDAO(分散型自治組織)が行っています。
メタバースの中核技術とされるVRも、ロードマップには含まれているものの、現状の世界観には存在していません。
しかし、月間30万人のアクティブユーザーが、Decentralandを利用するのは、洗練されたデザインではなく、楽しさと交流のためです。公式Twitterの雰囲気からも感じ取れるように、活気に満ちた行動的な場所として人気があるのです。
謎の人物を探しに行ったり、クエストに参加して妖精たちからプレゼントをもらったり、昼夜逆転の空を楽しんだりと、常に何らかの楽しいことが起きています。
Decenralandで最も印象的なのは、このように常時さまざまなイベントが開催されていることでしょう。アート展示やパーティー、ポーカートーナメント、ライブパフォーマンス、ゲームなど、同じ日にいくつものイベントが予定されています。最近開催されたVirtual Music Festivalでは、パリス・ヒルトンやDeadmau5などのスターが参加したこともありました。
各イベントは、それが開催される土地の区画の座標で識別されます。区画(LAND)は90,601個あり、それぞれが16×16メートルの大きさです。その多くは、Decenralandの39の地区に属しており、実際の都市と同じように、テーマや業種によって分けられています。
人気の地区は以下の通りです。:
Aetheria (サイファーパンク)
Vegas City (ギャンブル)
Battleground (ゲーム)
Crypto Valley (ビジネス)
Dragon City (中華街)
Festival Land (音楽)など
Decentralandでは、実生活と同じように、不動産価格は「場所」が全てです。人気のある地区や主要なパートナーの近くに区画を購入し、ユーザーや顧客の流れを享受することができれば、それがそのまま大きな価値となります。
それでは、DecentralandのLANDをどのように収益化できるのでしょうか?
LANDを購入する理由:
1)サービスや販売の場を作って収益化する。例えば、アバター用の衣服などのNFTを販売する店を開く
2)LANDを他の人に貸す(パッシブ投資を好む場合)
3)LANDを開発し、売却益を得る。Decentralandには便利なドラッグ&ドロップ式の構築ツールがあるので、プログラマーでなくても簡単なプロジェクトを作成できます
4)LANDにビルボードを置いて、広告費で稼ぐ
5) プラットフォームのガバナンスに参加できる
LANDでの収益性については、バーチャル不動産業界自体がまだ新しいので、予想がつきません。OpenSeaでは、各区画の販売履歴を表示するので、単純に転売した場合の利益(MANAやETHで20%程度)を見ることができますが、価格変動やLANDの開発状況も加味する必要があります。利益を出すには、リサーチの努力と良い市況の組み合わせが必要となるでしょう。
LANDの価格と購入方法
オプション1:Decentralandマーケットプレイス
OpenSeaでのLANDの購入は、ほとんどの人がMANAかWETHで購入しています。通常の区画であれば、12000ドルから15000ドル程度で購入できますが、場所によっては20000ドル以上になることもあります。これまでのDecentralandの物件に支払われた最高額は240万ドルです。
こちらで利用可能なLANDを探索することができます。新たなリストが常に表示されるので、定期的にチェックするようにしてください。
因みに、ベガスシティのような地区のLANDを購入することは可能なのかというと、答えは「ほぼ不可能」です。地区の多くは、個人のクラウドセールによって多くのLANDを購入する資金を集め、メンバーに配当金を支払う閉鎖的な信託のような機能を果たす形で購入されています。Metaverse Propertiesのような、地区の大部分の土地を所有し、投資家のオファーに応じてくれる組織はごくわずかです。ごくまれにOpenSeaで地区の土地が売られているのを見ることもありますが、当てにしないほうがいいでしょう。
選択肢2:Decentralandマーケットプレイスで直接購入する。
プラットフォーム独自のマーケットプレイスで区画を購入するにはMANAが必要で、平均価格は高くなります。しかし、より高級な物件や不動産全体を買いたいのであれば、OpenSeaよりも多くの興味深いオファーを見つけることができます。
購入方法は、他の分散型dAppとのやりとりと同じで、ウォレットを接続し、「購入」をクリックし、トランザクションを確認する形です。Decentralandは、MetaMask、WalletConnect、Formaticをサポートしています。
The Sandboxは、イーサリアムのブロックチェーンを利用したもう一つの仮想世界(メタバース)です。Decentralandとは異なり、主にゲームに焦点が当てられているのが特徴です。ユーザー自身がゲームを作り、それを体験し、友人と遊ぶことができます。
The Sandboxは、NFTや暗号ゲームよりもずっと前の2011年に設立された。実際に「アダムス・ファミリー ミステリー・マンション」など、人気のモバイルゲームをいくつか発売しています。現在、The Sandboxは有名なベンチャーファンドやブロックチェーンゲーム会社であるAnimoca Brandsの子会社となっています。
ゲームを作るには、バーチャル不動産の区画が必要で、The Sandboxでは(前述のものと紛らわしいが)LANDと呼ばれます。全てのLANDはERC-721トークンによって表現され、全部で166,464個存在します。1つのLANDは96×96m(9,2126平方メートル)、315×315フィート(99,200平方フィート)の大きさです。
LANDを購入する理由
The SandboxのLANDで収益化を図る方法は、Decentralandとほぼ同じで、サービスの提供、リース、広告です。また、SANDトークンをLANDにステークして、報酬を得ることもできます。
The Sandboxには、多くのゲームホットスポットやパートナー施設が存在します。人気のエンターテインメントブランドとの提携により、ウォーキング・デッドなどのコンテンツにインスパイアされたゾンビが徘徊する体験、ラッパーであるスヌープ・ドッグのバーチャルマンション「Snoopverse」といったロケーションも登場する予定です。
The Sandboxのプラットフォームのパートナーには、PwCやCointelegraph, Harmony、Kyber Network、MakerDAO、Atari、Adidasなどがあります。そのほとんどが、メタバースにLANDを所有し、NFTベースのサービスを立ち上げ、製品を販売する予定です。
Adidasやウォーキング・デッドのようなブランドの近くに土地を持つことは、より多くの人の流れと収益化の可能性を意味します。したがって、このようなプレミアムLANDの価格は高騰しています。例えば、最近ある投資家がスヌープ・ドッグの邸宅の隣の区画に支払った価格は約50万ドルです。
metaverse mapでLANDを探索することができます(未使用の区画は緑で表示されます)
また、隣り合った複数の土地を購入することで、1つの地区を形成することができます。最小は3x3のLANDで、最大24x24のLANDまで可能です。また、複数のオーナーがチームを組んで地区を形成して共同運営することも可能です。
LAND価格と購入方法
1) オプション1: OpenSea
The SandboxのLANDは、OpenSeaを通じて、SANDまたはWETHで購入できます。価格は約10000ドルからです。多くのオファーを閲覧することで、主要なパートナーに近いLANDをリーズナブルに手に入れることができます。例えば、CryptoKittiesに近いこの区画の最低入札価格は14000ドルです。
SANDは、BinanceやUniswapなどの取引所で購入できるERC-20トークンです。2021年には0.04ドルから8ドルへと200倍に暴騰し、現在は約5ドルで取引されています。
2)オプション2:The Sandboxで直接買う
The Sandboxのマップ上で直接LANDを購入するには、数ヶ月に一度行われる公式のLANDのパブリックセールを待つ必要があります(前回は2021年12月3日に開催):
ウォレットにSAND(MetaMask、Bitski、Venlyに対応)と、ガス代としてETHを用意する必要があります
MetaMask、Gmail、Facebook、Twitter、Bitskiを使ってThe Sandboxでアカウントを作成します(詳細は公式ブログをご覧ください)
ウォレットを接続し、プラットフォーム上の自分のアカウントにSANDを送金します
購入可能な区画を選び(グレーで表示)説明を読みます
「Buy Land」をクリックして、ウォレットでトランザクションを確認して完了です
その他のバーチャルリアルティ・プラットフォーム
バーチャル不動産を販売するブロックチェーンプロジェクトは、数多く存在しますので、その中のいくつかをご紹介します:
Somnium Space:VRを特徴とする数少ないメタバースプロジェクトの1つ
CryptoVoxels:ユーザーが自分の土地にギャラリーや店舗を建設することができるイーサリアムベースのプラットフォーム
Upland:地球の仮想版で、土地区画が現実世界の住所と一致している
Earth2:地球の仮想版で、土地のマーケットプレイスには素敵なサテライトビューがあります
SuperWorld:現実世界の象徴的な場所の多くを仮想世界にコピーし、例えばエッフェル塔やタージマハルを購入することができます
2022年には、投資資産としての仮想不動産に明るい未来があるのか、それとも単なる一過性のブームなのかが明らかになるでしょう。
Pontem Networkは、このメタバースやブロックチェーンプロジェクトの最新情報を、プロジェクトの垣根を超えてお届けします。
Pontem Networkについて
Pontem Networkは、Metaが創設したパーミッションブロックチェーンDiemに最適化された実験プラットフォームです。Pontemが提供するインセンティブ付きテストネット、Move VMスマートコントラクトプラットフォーム、ローコード開発ツールPontem Blocksにより、Diemを利用したメタバース向けプロジェクトを設計しようとしている開発者に、最適な開発環境を提供します。
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