最初に、最近まで僕は西野亮廣さんが好きではありませんでした。
むしろ、少し嫌いと言ってもいいくらいだったかもしれません。
彼を知ったのは、僕が小学生くらいのころ、ちょうど「はねるのトびら」がゴールデンに進出したくらいの時期で、その番組の中心にいた(と記憶している)のが、お笑いコンビ「キングコング」のお二人でした。
正直僕は、はねるのトびらが目当てでテレビを見ていたというよりかは、そのあとか前の時間にやっていたアニメが目当てだった気がしますが、
それでも、今でもうっすらと番組が記憶にのこり、当時はそのまま見てしまったり、友達との会話のネタになるくらいには面白い番組だったと思います。
当時僕が面白いと思っていたのは、キングコングの梶原さん、ロバートの三人などで、西野さんはどちらかというと面白くない側(つっこみ担当だったからしかたないのかもしれませんが)という認識でした。
その認識のままはねるのトびらは終了しました。
僕も成長し、いつぐらいだったかは忘れてしまいましたが、こんな話が聞こえてきました。
「お笑いコンビ、キングコングの西野が絵本を書いて怪しい金儲けもしているらしい」
その話を深く知ろうとするほどの興味もなく、ただそれだけが頭にこびりついてしまい、怪しいビジネスを行っている人で、「なぜか嫌い」という不確かな感情だけが残りました。
恐らくですが、この記事をみている人のなかにも以前の僕と同じように、西野さんをなんとなく、「漠然と嫌っている人」が結構いるのではないでしょうか。
そんな風に思っていた僕ですが、西野さんへの認識を改める機会が最近ありました。
今や人気Youtuberとなった中田敦彦さんと、宮迫博之さんが最近タッグで制作しているYoutube番組「Win Win Wiiin」です。
毎回ゲストを呼んで、3人でトークをする番組(ちょっと説明が適当すぎるかもしれません)なのですが、その第二回目のゲストが西野亮廣さんだったのです。
(ちなみに初回放送でのゲストは手越さんで、こちらも結構面白かったです。)
それまで西野さんが出演している番組や、動画は無意識に避けていたのですが、初回放送が面白かっただけに、なんとなく視聴してみることにしました。
結論から言うと、この番組を見たことで西野さんへの認識は大きく変わりました。
番組の中で、中田さんが
ルミネの楽屋の隅で、毎日毎日進まない絵を描いていて心配した
周りからは馬鹿にされたりしながらも、やめることなくずっと描いていた
そういった西野さんの過去の紹介がありました。
僕の絵本作家の西野さんへの認識として、
知名度だけを生かしてくだらない絵本を書いている人
から
確固たる意思と情熱を持って、周りになんと言われても地道に何年も前から絵本を作っていた人
になりました。
西野さんって十年ほど前から絵本を作成していて、これまでに数冊の絵本を作成しているみたいです。(僕はえんとつ町のプペルとビジネス書しか知りませんでした。)
それだけでも十分凄いんですが、さらに
日本に「クラウドファンディング」という言葉すら浸透していなかったころからクラウドファンディングを使い、さらにそれをマーケティングの道具として活用していたこと。
こちらも今やかなり浸透していますが「オンラインサロン」をいち早く取り入れたのも西野さんとのことです。
それ以外にも番組ではえんとつ町のプペルの制作方法についてなどを語られていたので、気になった方は是非視聴してみてください。
僕は「Win Win Wiiin」をみたことで、ようやく芸人西野亮廣を知ったような気がします。
それからは気になって「革命のファンファーレ」も読みました。
Amazonのkindle Unlimitedで利用できたので、実質無料で読むことができました。
こちらは主にマーケティングについての話でしたが、すごく読みやすくて面白かったです。
まだ西野さんについてあまり知らない、なんとなく知ってるけど好きじゃないって人は是非「Win Win Wiiin」それから「革命のファンファーレ」チェックしてみてください。
あともうすぐ(もうしてる?)「えんとつ町のプペル」の映画も公開されます。
見に行くかはわかりませんが、わりと気になってます(笑)