可愛さを損なわないようにきめたことがあるの。
【金魚のルール】
①金魚は人を傷つけない
②金魚は金魚を傷つけない
③他国にケンカを売らない
他国にケンカは団長の華。それを脅かすのはご法度よ。
金魚すくいが金魚「救い」だったと判明して、あげた産声はこれ。
創造主、みにこーへい(さん)ごめん。
【大変だったこと】
疲れ、落ち込み、焦り、緊張感。「あのひとが金魚ではないか」という風評被害。金魚をミュートしたという噂をちらりと小耳に挟んだ。不快感を与えないように気をつけなきゃと思った。早くアタシは私と打ち明けた方がいいのか悩んだわ。結局のところ、「アカウントを切り替え間違えないか」という不安は現実になり、わずか1日の短い魚生だったわ。
【よかったこと】
フォローの顔ぶれが異なり、いつもとは違うタイムライン。人数も少ないので、把握しやすかった。把握できないと、なんだか気持ち悪いの。車を貸して返ってきたときの運転席みたいに。
自由人で各々楽しんでる。処理能力が高く、落ち着いた大人という感じ。金箱でepic拾った~とかもないので、落ち込まないわ。
だってお猿さんばかり集めてるんですもの。
【反省点】
己のミスで正体が露見した。「楽しかった日々はもう終わりね」と悲しんでいた時に、タイムラインで見つけた人喰い金魚。それをアイコンにした結果、グロくなり、貴重なフォロワーさんが減少したわ。苦手な方がいるであろうという点に配慮が足りなかった。ごめんなさい。
【今後】
正体がバレた道化師ほど哀れなものはないわ。アカウント削除。あるいは夏祭り終了後のみんながアタシを忘れた頃、ドローーーーーップ‼️祝福専用アカウントになろうか考えてたの。
自分のミスで目の前が真っ暗になって、おなかをうえにむけてまどろんでた。天に召されるのを待つだけよ。赤かったウロコは次第に白くなってはがれ、目は濁ってくる。
そんな時、声がしたの。アタシを惜しむ声。中にはお手紙をくれる子までいたわ。その子はアタシが私って知らないで心配してたわ。そして、こうも綴られていた「なくすのには惜しい存在だ。消してしまうつもりなら、任せてくれないか」と。
熱い情熱の炎で、アタシのウロコはRuby色に燃え上がったわ。
かくして、可愛い金魚は再び生を受けたわ。
アタシとは異なる世界観をもつ、アタシよりキレ者になって蘇ったわ。
みんな、新しいアタシをよろしくね。