今回はカンブリア宮殿で放送されていた、とある学校の取り組みとに共感(共通)したのでまとめます。
その学校とういうのが「千代田区立麹町中学校」。
この学校、従来の学校では当たり前の
しています。
定期テストの廃止
定期テストの代わりに、単元テストを細かく実施しています。
従来の学校の定期テストなどだと、範囲の広い単元を一気にテストするため、生徒への負担がかかる上に定着もしにくい。
対して、細かくテストすることで生徒がやるべき勉強に集中でき、結果的に定着もできるようです。
さらに面白いのは、
とは言っても点数が低くてもいいワケではありません。
勉強の評価基準がテストだけでなく、その間違えたテストからどれだけできるようになったかが評価に含まれます。
簡単に言うと、2回目のテストが実際のテスト点数として反映されます。
システムになっているワケですね。
宿題の廃止
でも宿題なんてなくしたら、ゲームなど好きなことに使っちゃいそう…。
そこで使われるのがスケジュール帳。
何をいつまでにできるようにするのかをハッキリさせ、学校の授業ではカバーできない部分を自己解決させています。
そのために、放課後の時間には大学生などのサポーターを読んで勉強のアシストをしているようです。
子供の時期に無駄な宿題を課されて、こなすことや苦労することを美徳とされてきた子供が、大人の社会に出て少ない労力で成果を出せと言われても無理な話。
本当に必要なことを宿題として考えさせてやらせるところにセンスを感じます。
ディスカッション&発表
麹町中学校の特にいいなと思った思った取り組みが、定期的?な「ディスカッションと発表」です。
・日本を良くするためには?
などお題を決めたうえで、自分や他人に意見を聞き、一つのアイデアにする訓練をしています。
他人と意見を交えて何かを成し遂げる経験こそ、社会に出たときに必要な力であると語られています。
自分もそう思いますし、考える力を養うには持ってこいの勉強法だと思います。
…それに発表って慣れると楽しいですしね!
まとめ
・テストの廃止
→間違えた場所からどれだけレベルアップしたかを成果として反映
→故に周りと比べずに己と戦う力を身に着ける
→間違いに挑戦できる
・宿題の廃止
→自分をコントロールする力が身につく
→本当にやらなければいけないことが見えてくる
→苦労することを美徳とせず、如何に苦労せずに成果を出せるかを考えられる
・ディスカッションと発表
→合わない人とも協力してまとめる力が身につく
→他人の意見と自分の意見をまとめる力を身につく
→そこから新しいアイデアが出てくる
それぞれ本来の社会の縮図として機能していて、これからの学校の一つの形だと感じました。
しかし、これだけのモチベーションを高めるためには、環境つくりだけでなく相当の声掛けが必要なはず…。
その辺は明らかにされていませんでしたが、恐らく子と学校と家庭で連携するシステムがあるのだろうと思います。
参考