の続き…。
モーセの死後、30日にわたる服喪の時が過ぎ、指導者になったヨシュア。
カナンを奪還すべく、民を率いてヨルダン川を渡ります。
カナン奪還にあたりまず占領しなければならないのは、難攻不落と言われる町エリコ(ジェリコ)でした。
ヨシュアの偵察隊
ヨシュアは、エリコ攻略のために二人の偵察隊(スパイ)を町に送り込みます。
偵察者カレブとピネハスは、エリコを陥落させるための情報を集めていましたが、どうしても不落の壁を突破する方法が見つかりません。
しかし優秀な偵察者の二人は、神の偉業やイスラエルの民の恐ろしさを説いて回ったりと、内側からの陽動作戦も行っていきました。
まんまと作戦に掛かったエリコの民、いつ来るかとも分からないイスラエルの民に畏れ慄きました。
そうこうしているうちにエリコ中にお触れが出されました。
憲兵たちは偵察者を探すため、ネズミ一匹外に出ることができないほどの厳重に町を封鎖しました。
憲兵の追われた偵察者たちがある娼館に逃げ込んだとき、遊女ラハブが彼らを匿いました。
こうして上手く憲兵を騙し、偵察者カレブとピネハスを助けました。
これに大層感謝した二人。
エリコを陥落した際、ラハブとその家族は助けることを約束します。
更には二人を町の外に出す手引きまでしてくれたラハブ。
おかげで無事、ヨシュアらイスラエルの民にエリコの状況を伝えることができたのです。
続く…。