コレステロールは細胞膜や体の働きを微調整するホルモンや、脂肪消化吸収する胆汁酸を形成するために必要な物質です。
髪や皮膚を滑らかにする働きもあり、コレステロールが足りないと血管の細胞が弱くなって脳内出血などが起こりやすくなったりします。
また、善玉コレステロールと悪玉コレステロールは長い間、血管や心臓と深い関わりがある化合物として知られてきました。
過去10年間の間で、善玉コレステロール(HDL:高密度リポタンパク質)の影響に関する研究では、しばしば矛盾した結果が得られることが確認されています。
では、その矛盾から見えてきたことは何なのか。
今回は、2023年1月12日にScience Newsにて取り上げられた、善玉コレステロールに関する大規模研究についてのお話です。
参考記事)HDL ‘good’ cholesterol isn’t always good for heart health
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