今回紹介する映画は、ブラジルのド田舎に佇む村を舞台にしたバイオレンスサスペンス映画「バクラウ」です。
田舎の村という閉鎖的な空間で繰り広げられる事件に、住民たちがあれやこれやしていくお話です。
前置きは短くまとめて、早速あらすじに入っていきます。
物語はブラジルのペルナンブーコにある架空の村バクラウ。
主人公のテレサは村の長老の葬儀のため、故郷であるバクラウに帰郷する。
村は発展途上的で、電気やWi-Fiなどは整っているものの、利権争いの関係で生活の必需品である水が供給されないという状況……。
そんな中でも、村人が協力して給水車で水を運んだりと何とか生活する住人たち。
あるとき、村の子どもがWEB上の地図に以前はあったはずのバクラウの姿が無いことに気づく。
これはこれこれから始まる事件の序章に過ぎなかった。
タイトルやあらすじからもうお気づきかもしれませんが、地図から消されたということはそれなりの意味があるということです。
陽気な陽射しとは対象的に、消された村に巻き起こる事件の真相に迫る様が面白いです。
グロテスクな描写もあるので苦手な方はご退場……、とは言わず観てほしい作品でもあります。
作品を観た後に感じることは人それぞれですが、多分こんな村もあり、それに近いような出来事はあったのだろうと考えさせられます。
途中、小島よしおとカミナリの竹内まなぶみたいな人が出てきて集中力を削いできますが……、耐え忍びましょう。