モンテッソーリ教育の、相良敦子さんの本を読みました。
「ママ、一人でするのを手伝ってね!」というタイトルです。
子供に、日常生活の動作や振る舞いを身に付けさせるには、
『親がその行動をゆっくり、丁寧に、子供に分かりやすいように、やって見せる』
ことがいちばん良いそうです。
日々の生活を思い返せば、3人の子供の要求を聞くのに精一杯で、私自身の所作にまで気配りはできていませんでした。
ご飯を食べていれば、牛乳入れてください!とか、誰かがこぼしてタオルを持っていったり、そうこうしていると「ウンチ!」なんてのは毎回です‥‥。
一つ一つの動作を振り返ってみると、
牛乳をとるのも左手にタオルを持ちながらで、
注ぐのもコップを空中で持ったままだったり、
ささっと注いで歩きながら牛乳やコップをテーブルに置いたり。
大人だからできる、バタバタと急いだ行動が多かったのに気づきました!
これでは子供に身に付くのはバタバタとした動きなのかも‥‥
それから、
・動きは一つの動作に絞る
・ゆっくり、丁寧に動く
を意識し、
まずなにも持たずまず冷蔵庫に行って、
立ち止まり、
右手で扉を開ける、
牛乳をとる、
からだの前に持つ、
ゆっくり歩く、
テーブルに静かに置く、
コップを取る、
コップを置く、
コップを左手で押さえ、
右手で牛乳を注ぐ、
静かに置く。
それを子供の目の前にそっと置き、
顔を合わせて、どうぞ!
と、やってみました。
確かに、丁寧に動くとキレイな動きをしているような気がします。
ただ、バタバタした動きに慣れてしまっているので、なんてもどかしい。
全ての動作これをやるのは大変だ‥‥(・・;)
忙しいのを言い訳に、自分がどれだけの所作を省略していたか‥‥(^-^;
牛乳を注ぐだけでも、こんなにたくさん、子供に伝えられることがあったんですね。
幼児は、見て、真似て、覚えていきます。
まずは、大人が頑張らないと!と、感じられる一冊でした。