Ocean Protocolは、データを必要とする人々、例えばソフトウェアエンジニアが非公開かつ安全にデータを公開、交換、消費するためのマーケットプレイスやその他のアプリの構築を可能にする為のプロジェクトです。
彼らは、データや人工知能(AI)を全て人のために「アンロック」することでより公平な社会を支援することを目的としたOcean Shipyardと呼ばれるイニシアチブを導入しました。これは、Web 3.0に特化した初期段階のスタートアップやプロジェクトを対象としたプログラムです。
Ocean Shipyardは、Ocean Protocol財団のCommunity Fundの一部であり、今後数年間に2,000万OCEANを配分し、Oceanプラットフォーム上でのソリューション開発に関心のある様々なイニシアチブやチームに資金提供する予定です。Ocean Shipyardは、Ocean Protocolのエコシステムに付加価値を与えながら、Oceanの技術を利用して「意味のある」そして「インパクトのある」ソリューションを構築する有能なビジネスオーナーや起業家を支援することを目的としています。
Ocean Protocolのエコシステム責任者Sheridan Johns氏は、Web3領域のプロジェクトには多くの優れた頭脳や才能ある専門家が働いていることを指摘しています。Johns氏は、彼のチームが、コミュニティの内外に存在する創造的で革新的な考え方を利用して、データエコノミーを推進していくことを計画しており、Ocean Shipyardが “ブロックチェーンとデータにおける次の大きなもの”のための発射台として機能することにも言及しています。
Ocean Protocolのブログ記事では、Shipyardプログラムはチームメンバーからの「マンツーマンのサポートを受けられるユニークな機会」を提供することを指摘しています。Ocean Protocolは、ガバナンスとテクノロジーに関連するアプリケーションを使ってデータをアンロックすることを主要ミッションとしていることから、そのプロセスに力を与えるプロジェクトが対象になるものと考えられます。
参加チームは、Ocean Protocolの技術ソリューション開発者やコミュニティマネージャー、ビジネス開発の熟練スタッフからのサポートを受けることができます。他にもOceanチームには、ブロックチェーン技術、AI、データ管理に従事する幅広いバックグラウンドを持ったエキスパートが揃っており、彼らのレクチャーを直接受ける最高の機会となるでしょう。
更にOceanチームは次のように述べています:
“実社会での各種専門知識と合わせて、私たちはスタートアップ・プロジェクトをネクストレベルに引き上げるための豊富な知識と経験を持っています。クリエイターや個人の貢献を尊重するデータエコノミーのキックスタートという共通のビジョンを共有する多様性のあるエコシステムの一員になりましょう”
そして彼らは付け加えます:
“Shipyardは、Ocean Protocolスタック上にアプリケーションやツールを構築することを目的とした初期段階のスタートアップや起業家を支援するために設立されています ”
いくつかの重要な要件としては、そのプロジェクトがオープンソースのソフトウェアでなければならないということ。そして、共同コミュニティのガバナンスモデルを持っていなければなりません。プロジェクトは、より大きなOcean Protocolエコシステムに対して有益なものでなければならず、実世界でのユースケースを既に持っている必要があり、既存のプロトタイプまたは MVPがすでに存在している必要があります。
(注:詳細やその他の要件についてはこちらをご確認ください)
Oceanの最近の動向としては、OceanのマーケットプレイスとEnergy Web Decentralized Operating Systemとの間にブリッジを構築中であるということで、今後の展開が楽しみなプロジェクトです。
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