この本を読むきっかけは、YouTubeで岡田さんの動画。
動画の内容というよりもその思考方法が知りたいなと思っていたら、
この本に書いてあると言われたので、ならば読んでみようと思った。
amazonのプライム会員ならなぜか無料だったので、早速DL。
読んだ感想としては、この人は本当に頭がいいんだと思った。
適切な表現ではないが、動画で見る本人そのままが文面に表れている内容で少しの齟齬もなかった。文章が喋っているくらいに感じられた。
私の思う頭のいい人の書く本というのは、難しいこともわかりやすく、面白く伝えてくれて発想力が素晴らしいと思える本だが、この本もその部類に入る。
まず面白いのが、天才になるためのツールとしてノートを使う点。
目標を達成する、自分と向き合うノート術というのは読んだこともあるが、
「天才」になることを目標に掲げたノート術というのは初めて読んだ。
また、天才の定義も私には意外なものだった。
発想力・表現力・論理力の3点。
これなら意外と多くの人が「天才」と呼ばれるようになるのではないかと思ったが、それでいいらしい。
私が思う天才レベルになると「神様」や「化物」の類で、幸せに生きるのは大変だから目指すべきではないと書かれていて、大いに納得した。確かに大変そう。
何でもそうだが、続かなければ目標には到達しない。だからこのスマートノートでは楽しく、無理なく続けることが前提になっている。
最終的には中々ハードルが高そうなことも書かれているが、最初のステップはとても簡単で、やる気があれば誰にでもできることに設定されている。
そして習慣化をさせることもやはり大事。そのためのフォローも手抜かりない。
後は実行という所まで御膳立てされていることに「さすがだな」と呟くことが多い本だった。
最後に、この本の続編を作るとしたらどんな内容にするだろうと考えてみた。
「応用編」があれば読みたいと思う。
この本を読んで岡田さんの定義する天才になれたとして、その頭脳を実際にどのように使うのかのヒントがあってもいいかなと思った。
例えば絵を描く時、スポーツをする時とか体を使う表現の時にも使えるものなのかどうか。もし応用できるのであれば、どんな風に世界が広がるのかがあると面白そうで読んでみたい。
天才とは生まれつきの才能と環境だと思っていたが、こんな方法でも天才になれてしまうのであれ、試してみるのも面白そうだなと思った。