どうもメカメカです。
ミカヅキカヅキさんの企画、2020怪談フェスに参加したいと思うメカ!
あついお日柄、ヒヤッとした心霊体験を今日はお届けします。
それは僕が大学3年生の頃のお話です。
当時やることがない時は決まってカラオケに行ってはよく時間を潰していました。
歌のステージジュークといえば聞いたことのある人もいるかも知れません。
僕の昔住んでいた場所では近くにジュークぐらいしかカラオケ店がなく、よく友達と歌いに行きました。
そのカラオケ店は少し変わった構造の建物の中に入っていました。
一階は商業施設、二階より上はオフィスルーム、一階でもなぜか坂のあるような道があり、少し複雑な地形の上に建てられていました。
僕の母親はその建物の二階に勤めており、馴染みのある場所でした。
そんなカラオケ店の中にはいるとカウンターがあり、左右に別れて個室がずらっと並んでいる。
そんな作りになっています。
その日も暇を持て余した僕と友達2人はカラオケの部屋を取ろうとしたのですが店員さんに
「すみませんが、今日は空き部屋ないんですよね」
と言われました。
「ああ、そうなんですね。」
僕はそう言って諦めようとしました。
そうすると友達が
「この部屋空いてますけど、ダメなんですか?」
といって一室を指差します。
店員は
「ああ、本当ですね」
と少し怪訝な表情で返してきました。
「この部屋はダメなんですか?」
と僕が聞くと
「子供用のスペースが設けられてるのですがよろしかったですか?」
と聞かれました。
早くカラオケをしたかった僕たちはラッキーだと思いその部屋を選びました。
考えてみると不思議だったのですが、そのカラオケ店で子供の遊び用スペースがあるのはそこだけのようでした。
おそらく、親子連れのお客用に作られた部屋だったのでしょう。
中にはいると小さな子供用の滑り台とその下にマット、積み木の様なおもちゃが置いてありました。
特に気にせず何曲か歌って1時間ほど経った頃でした。
突然肩にズンっとした重みを感じたのです。
突然体がだるくなったので僕は思わず横になりました。
友達が
「どうした?体調悪いのか?」
と気をかけてくれます。
「いきなり肩が重くなったんだよ」
友人の顔が青ざめています。
「立てるか?」
「しんどくて無理」
もしかしたらこの部屋には何かいるかもしれない。
そんな恐怖が僕たちを襲いカラオケどころの雰囲気ではなくなってしまいました。
僕自身は肩の重みとしんどさと戦っていたのですが、なかなか終わらないので友達に背中をさすってもらっていたところスッと重みが引いていったので急いでカラオケから出ました。
帰宅してしばらくすると母が帰ってきたのでことの顛末を話すと
「アンタもか、、」
ビックリしたのでどういうことか尋ねると
「うちの職場もあのビルでしょ。子供の霊を見たって人が多くてね。」
「マジ?!」
「アンタは子供に好かれやすいから、もしかしたら遊んでくれると思われたのかもねえ、、」
それ以来そのカラオケ店には行ってません。
もしかしたらあの部屋で子供の霊が未だに遊んでくれる人を待っているのかもしれませんね、、
メカメカのひやっとした話でした!!
2020怪談フェスの発案記事は以下から!
それじゃあ今日はこの辺で。
また見てメカ★
Writer メカメカ