アメリカ、7日に最大規模のパイプラインへのサイバーアタックが発生。一時は全面操業停止になるなど影響が広がっています。
現在は末端のパイプラインは稼働させていますが、全面復旧にはまだ時間がかかるとのこと。 このパイプライン、東海岸の45%のガソリン&ディーゼル供給を担ってるんですよね。長期化するとNYCといった大都市や、飛行機の運行にも影響が出ます。
(画像はCNNより)
一応、今週末には正常化の見通しですが、5日を超えると在庫がもたなくなるエリアが出始め、週末を超えると供給力にかなり問題が出てくるといわれています。
バイデン政権は、緊急措置としてハイウェイでガソリンを輸送することを許可しました。とはいえ焼け石に水。
アメリカはワクチン接種で経済が回復傾向に加え、春のドライブシーズンを迎えています。 ここでガソリン価格が上がるのは、生活への影響に加えて政権への逆風になりかねません。 (トランプが燃料価格が下がるたびに自慢していたのを覚えていますか?それ位、大切な指標なのです)
では誰がアタックしたのか?
(画像むちゃくちゃ悪そうですね。実際はTシャツに短パンでケーキ食べながらアタックしてると思う)
FBIはロシアの犯罪組織Darksideと断定。
(創業者はスターウォーズファンなのでしょうか?)
ロシア政府との関連は見つかってない。しかし、「ロシアに犯人がいるんだから責任あるだろ!?」との指摘に対し、ロシア政府からのお返事は、、
"Russia is not and was not involved in any cyber attacks,"
「いかなるサイバーアタックにもロシアは関与したことはい! 」
(にっこり笑う私)
ランサムウェアへの対応は、要求には応じず毅然とした態度を取ること、がセオリーですしFBIも推奨しています。 身代金を払ったところでデータを返してもらえるかもわからないし、更なる犯罪を助長することになるから。
とはいえそれは建前。
CNN記事によるとFBIは要求に応じる企業にも理解を示しているとのこと。ケースバイケースですよね。
と、ここで噂のDarksideから声明が!
“我らは問題を起こすつもりはないんだ、金さえくれればいいのよ?"
いやそれが問題なのよ...笑
問題って人によって定義が違うんですねぇ。
、、、と、とりとめもなく長くなりましたが、インフラへのサイバーアタックは今後も続くでしょう。 在宅でリモートアクセスが多くなったのも、新たな脆弱性を生み出している。
停止するためのアタックでなくとも、インフラは停止してしまう。
老朽化したインフラに最新のサイバーアタックが浴びせられる、そんな世界に私たちは生きているのです。
Mari S
※以下のTweetをもとに起こした投稿になります