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中華系ブロックチェーン企業からぎらぎら営業をうけた

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  • MALIS
  • 2018/11/11 22:49

さて、先日からレポしている中華系ブロックチェーンイベント、WBF

今日は2日目にして最終日!


張り切って、ニューヨークはミッドタウンのヒルトンホテルに向かいましょう!




1. 開催2日目のジレンマ


さーて、今日も大盛況かしら?


とメイン会場を覗くと、、、

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うわあ、、、?

人の入りが全然違う。

すっかすかやん。


この前にIndieGOGOのSlava Rubinとか、EvercoinのMiko Matsumura、SenseのCrystal Roseとかが登壇していたので、もしかしたら客が引いた後だったのかもしれませんが、、、


ちょとやる気をなくし、展示場を見学。

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こっちの方が、今日は人が多いですね。

実は展示場のみ入場可能なチケットもあり、最も安い。プレゼン聞きたい人は一日目に集中し、二日目は展示場のみの人が来たのかな。

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しかし、この展示内容で金とるのは強気。

しばし見学するも、さして興味のあるプロダクトは見当たらない。


そしてRippleとCoinDeskの登壇に合わせメイン会場に戻るMALIS。


Brady Dale (CoinDesk) 

◆Cory Johnson (Ripple)

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昨日のRik vs Jefferyのファイアーサイド・チャットから一転、穏やかな談話を展開する二人。

「XRPとRippleは分けて考えてほしい。リップル社とXRPは切り離されており、我々がいなくなってもXRPはデジタルアセットとして存続し続ける!」

というお決まりの話からスタート。

リップル社のソフトウェアの説明、なぜSWIFTは革命が必要か、銀行の仮想通貨に対する姿勢、、、など興味深いトピックが続きます。

ステーブルコインに疑問を呈するCoinDeskのBradyに

「速度が速い、それだけで送金の世界ではどれだけのリスクを回避できることか!それがステーブルコインの最大のメリットだ」

と語るRipple社Cory。

しかし、後半Bradyの鋭い質問に窮したのか、それとも単に疲れたのか、面倒になってきたのか、度々声が震え詰まるCory。


「XRPなしでリップル社は存続できるか?」との質問に


「...Who knows?」


「そんなのわかんないよ」っていやいや、あんたら企業やろ?知らんかったら経営おかしいで?とつっこまざるを得ない局面でしたね。


と、割と面白い話はしているんですが、会場はすっかすっか。

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熱狂的リップラーはいずこへ...?




2. ぎらぎら営業

時刻はそろそろ昼。


しっけしけのリボンカットを見届け、楽しみにしているバッフェへ向かう。

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スイーツも豊富!


と、ここでインド人同級生に出会い、同じテーブルでランチをとることに。

「最近どうよ」

「インド市場どうよ」

「日本は今でも活況かい」

的な話をする我々。

と、そこに2人の北京ベースの中国人が近寄ってくる。どうやら、インド人同級生のビジネスパートナーらしく、最近営業を手伝ってあげているんだとか。昨日紹介したいって言ってたのはこの人たちか!

4人で一緒にランチを食べることに。

彼らは私に日本でのPRを手伝ってほしいようで、熱烈な営業がスタート。

いや、私まだ半ニートやで、コンサルとか言ってごめんやで、、、と引き気味の私の前で、北京お兄さん、お魚ソテーをチキンスープにつっこむ


爆笑するインド人と私。


きっと味が足りなかったんだね。

結構おいしいお魚だったんだけどね。。。

もはやスープと化した魚を飲み干し、早々にランチを切り上げるお兄さん。同級生のインド人に「早く食べて商談部屋に移動するぞ」と言いだす。

「え???いや俺まだ食べてるからさ?」

戸惑うインド人。実際、私達が席についてからまだ10分もたっていない。「先に行ってて」と食べ続ける同級生の前に立ちはだかり、プレッシャーをかける北京兄さんたち。巻き添えプレッシャーをうける私。


しかし私が「スイーツ取りに行ってくる」と告げると同時に、根負けしたのかいなくなりました。

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私がそんなプレッシャーに負けるとでも?


疲れた表情のインド人。ちょっとワークスタイルが合わない様子です。




3. 半ニートにむらがる人々

食後のコーヒーまで満喫し、さーてそろそろLO3(エネルギー系ブロックチェーン企業)のプレゼンかな?と会場に戻る私。


しかし!

そうすんなりいかないのがWBF!


エスカレーターを上がった先で待ち構えていたのは、さっきの北京お兄さん!


嘘やん?

私、半ニートやで?


そのままVIP用商談部屋に拉致されるMALIS。巻き込まれているインド人。時々中国語で話すため7割くらいわからないのですが、、、

「君もアジア人だからわかるだろ?アジア人は外国人の営業に弱いんだ、アジア人の顔でビジネスをすると嫌われる」

と同意を求められ、戸惑う私。


そんな私たちに

「Only Chinese, hahaha」

と言い放つインド人。

おい、口を慎め。君らが本当は仲が悪いの、薄々気づいてるんだぞ。


取り急ぎWeChatを交換し部屋から出よ、、、うとすると別の人につかまる。


今度の人はハーバード大学ビジネススクールに通っている学生たちで、ICO Fundなるものを立ち上げているらしい。いや、興味ないっす、とやんわり告げてようやく出た、、、、ところで、暇を持て余していたとある登壇者と目があいマシンガントークが始まる。


プライベートチェーン至上主義者である。


魔空間から解放されたころには、LO3プレゼンは完全に終了。

無念。


ああ、、、、

お友達パワーでVIPカードつけてるから、気合入ったやつだと思われてたのか。


出口に辿り着いたころ、ようやく悟る私。

疲れ果て、そっとヒルトンを後にしたのでした。



結論: 中華は金があり押しが強い!




イベントレポというより体験記になりましたが、お楽しみいただけましたら何よりです。


MALIS

公開日:2018/11/11
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エネルギー政策専門のコンサルタントです。ニューヨークにいることが多いのでこちらの情報発信が多めになる予定。Twitter: @mari_saita

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