さて、先日からレポしている中華系ブロックチェーンイベント、WBF。
今日は2日目にして最終日!
張り切って、ニューヨークはミッドタウンのヒルトンホテルに向かいましょう!
さーて、今日も大盛況かしら?
とメイン会場を覗くと、、、
うわあ、、、?
人の入りが全然違う。
すっかすかやん。
この前にIndieGOGOのSlava Rubinとか、EvercoinのMiko Matsumura、SenseのCrystal Roseとかが登壇していたので、もしかしたら客が引いた後だったのかもしれませんが、、、
ちょとやる気をなくし、展示場を見学。
こっちの方が、今日は人が多いですね。
実は展示場のみ入場可能なチケットもあり、最も安い。プレゼン聞きたい人は一日目に集中し、二日目は展示場のみの人が来たのかな。
しかし、この展示内容で金とるのは強気。
しばし見学するも、さして興味のあるプロダクトは見当たらない。
そしてRippleとCoinDeskの登壇に合わせメイン会場に戻るMALIS。
◆Brady Dale (CoinDesk)
◆Cory Johnson (Ripple)
昨日のRik vs Jefferyのファイアーサイド・チャットから一転、穏やかな談話を展開する二人。
「XRPとRippleは分けて考えてほしい。リップル社とXRPは切り離されており、我々がいなくなってもXRPはデジタルアセットとして存続し続ける!」
というお決まりの話からスタート。
リップル社のソフトウェアの説明、なぜSWIFTは革命が必要か、銀行の仮想通貨に対する姿勢、、、など興味深いトピックが続きます。
ステーブルコインに疑問を呈するCoinDeskのBradyに
「速度が速い、それだけで送金の世界ではどれだけのリスクを回避できることか!それがステーブルコインの最大のメリットだ」
と語るRipple社Cory。
しかし、後半Bradyの鋭い質問に窮したのか、それとも単に疲れたのか、面倒になってきたのか、度々声が震え詰まるCory。
「XRPなしでリップル社は存続できるか?」との質問に
「...Who knows?」
「そんなのわかんないよ」っていやいや、あんたら企業やろ?知らんかったら経営おかしいで?とつっこまざるを得ない局面でしたね。
と、割と面白い話はしているんですが、会場はすっかすっか。
熱狂的リップラーはいずこへ...?
時刻はそろそろ昼。
しっけしけのリボンカットを見届け、楽しみにしているバッフェへ向かう。
と、ここでインド人同級生に出会い、同じテーブルでランチをとることに。
「最近どうよ」
「インド市場どうよ」
「日本は今でも活況かい」
的な話をする我々。
と、そこに2人の北京ベースの中国人が近寄ってくる。どうやら、インド人同級生のビジネスパートナーらしく、最近営業を手伝ってあげているんだとか。昨日紹介したいって言ってたのはこの人たちか!
4人で一緒にランチを食べることに。
彼らは私に日本でのPRを手伝ってほしいようで、熱烈な営業がスタート。
いや、私まだ半ニートやで、コンサルとか言ってごめんやで、、、と引き気味の私の前で、北京お兄さん、お魚ソテーをチキンスープにつっこむ。
爆笑するインド人と私。
きっと味が足りなかったんだね。
結構おいしいお魚だったんだけどね。。。
もはやスープと化した魚を飲み干し、早々にランチを切り上げるお兄さん。同級生のインド人に「早く食べて商談部屋に移動するぞ」と言いだす。
「え???いや俺まだ食べてるからさ?」
戸惑うインド人。実際、私達が席についてからまだ10分もたっていない。「先に行ってて」と食べ続ける同級生の前に立ちはだかり、プレッシャーをかける北京兄さんたち。巻き添えプレッシャーをうける私。
しかし私が「スイーツ取りに行ってくる」と告げると同時に、根負けしたのかいなくなりました。
疲れた表情のインド人。ちょっとワークスタイルが合わない様子です。
食後のコーヒーまで満喫し、さーてそろそろLO3(エネルギー系ブロックチェーン企業)のプレゼンかな?と会場に戻る私。
しかし!
そうすんなりいかないのがWBF!
エスカレーターを上がった先で待ち構えていたのは、さっきの北京お兄さん!
嘘やん?
私、半ニートやで?
そのままVIP用商談部屋に拉致されるMALIS。巻き込まれているインド人。時々中国語で話すため7割くらいわからないのですが、、、
「君もアジア人だからわかるだろ?アジア人は外国人の営業に弱いんだ、アジア人の顔でビジネスをすると嫌われる」
と同意を求められ、戸惑う私。
そんな私たちに
「Only Chinese, hahaha」
と言い放つインド人。
おい、口を慎め。君らが本当は仲が悪いの、薄々気づいてるんだぞ。
取り急ぎWeChatを交換し部屋から出よ、、、うとすると別の人につかまる。
今度の人はハーバード大学ビジネススクールに通っている学生たちで、ICO Fundなるものを立ち上げているらしい。いや、興味ないっす、とやんわり告げてようやく出た、、、、ところで、暇を持て余していたとある登壇者と目があいマシンガントークが始まる。
プライベートチェーン至上主義者である。
魔空間から解放されたころには、LO3プレゼンは完全に終了。
無念。
ああ、、、、
お友達パワーでVIPカードつけてるから、気合入ったやつだと思われてたのか。
出口に辿り着いたころ、ようやく悟る私。
疲れ果て、そっとヒルトンを後にしたのでした。
結論: 中華は金があり押しが強い!
イベントレポというより体験記になりましたが、お楽しみいただけましたら何よりです。
MALIS