皆さま、こんにちは。
仮想通貨界隈が段々と盛り上がりを見せているニューヨーク。そんな熱い街でしばしば開催されるのがサイファーパンクナイト@居酒屋。
ニューヨークで居酒屋?
はい、案外あるんですよ居酒屋。
そんなわけで、うつろな記憶をもとにニューヨークで居酒屋サイファーパンクナイトの様子をお届けしましょう!
さて、誰が集まっているのか?
プライバシーの問題があるため、詳細は伏せますが、雰囲気としては
・巨大組織で暗躍するトップサイファーパンカー
・同じく巨大組織に身を捧ぐ隠れサイファーパンカー
・サイファー達の夢と現実をつなぐ凄い人
・世界に羽ばたくサイファーパンカー
・組織論の中で立ち回る日本の貴公子
・NYの才女、Na???aパンカー
そして、この中にエネルギークラスタを発見し歓喜する私、MALISといったところでしょうか? つまり、分野も社会的立ち位置もバラバラな人々が集まる非中央集権型ナイトなのです。
さぁ、格式高いニューヨークのサイファーパンク達はいったい何を話しているのでしょうか?
興味深かった論点をまとめます。
「現金って、国家の権威を国民に知らしめる役割もあるじゃないですか?」
と切り込むブリッジ役の凄い人。これは考えたことなかったのですが、確かに中国紙幣は毛沢東一色ですもんね。日本の紙幣のように科学者や文学者を載せているのは珍しい。
その権威を知らしめる象徴を、国家はたやすく手放せるのか? というのが論点。ただ、その中国がすでにキャッシュレス社会に進み、アメリカでもほぼクレジットカードで生活、現金の存在を感じることが殆どありません。
「紙幣はコレクターズのものになるんじゃないすかね」
トップサイファーパンカーがこたえる。そういえば、私が育った家にも古い貨幣が飾ってあったな。権威を示すものが必要なのであれば、紙幣にかわる新たなツールを国家は作り出すのでしょう。
「トークンエコノミーはある程度中央集権的でないと、成立し得ないですよ」
世界に羽ばたくサイファーパンカーが熱弁。私も同意です。
閉じられた経済圏で、信頼を担保する誰かや何かがあってこそ、トークンエコノミーは回っていく。これまでと異なるのは、その経済圏が小さくても成立すること、経済圏同士が緩やかに繋がる技術があること。そして参加者には選ぶ権利、作る権利があること。
いや、これは原点回帰なのかもしれません。
貨幣の原点は、国家ではなく地元の閉じられた経済圏でのトークンだったはず。大規模に拡張しようとしたとき、信頼を担ったのが国家だったに過ぎないのではないでしょうか。
よく言いますよね?仮想通貨は悪だが、ブロックチェーン技術は良い。
「そんなの、ありえないだろ?」
悪の組織を仕切るトップサイファーパンカーが切り込む。確かに、表裏一体ですからね。
私もうまい例えを考えていたんですが、
「株式市場は悪だが、株式会社は良い」
みたいな感じ?ちょっと違うか。。。
「未来を描き、それに向けて枠組みを作るべきなのに、既存の枠組みに充あてこもうとする。このズレは、どうしようとも埋まらないんだ!」
以前の記事でも書きましたが、ビジョンのない中で新たな市場に規制を設けていくことほどバカげたことはありません。
「ビジョンを描く人が日本の規制側になかなかいないんです」
貴公子がぼやく。
今日のSwell関連呟きにもつながる話ですね。
コンサル風にいうと「To-BeとAs-Isのギャップである課題をAs-Isに最適化された方法で解決するようなもの」 おや、より分かりづらくなってしまいました。
コンサル文学の限界ですね。
「実は、ニューヨークからパリへの航空券、300ドルくらいなんです」
人とは現金なもの、という言葉が示す通り、サイファーパンクな人々もFiatの持つ魅惑にはなかなか勝てない様子。
「「「「「「 まじで? 」」」」」」
300ドルって3万円ちょっと? NYからワシントンDCに電車で行くと、遅くて寒くて事故るくせに2万円くらいするんだぜ? パリ、実は近所だったのか?
ざわつくサイファーパンク達。
「次のサイファーパンクナイトは、パリじゃないか?」
原子力大国フランスか、調べたいことは山ほどあるぞ。行く行く!
何はともあれ、
この大きな流れはもう止められない。日本がとかアメリカがとか、そういう次元じゃないんだ。
最後に勝つのは、我々だ。
勝利が何を意味するのか、それすらもわからぬまま、焼酎、日本酒、各種ボトルをあけつつサイファーパンクな夜は更けていくのであった。
ニューヨークの様子、楽しんでくれましたか?
この場に飛び込んでくるALISユーザー、ALISリーダー、お待ちしております。ALIS運営も早く来てほしいですね。
ニューヨークより、愛をこめて。
MALIS