夢を追いかける人生に憧れたこと、ありませんか?
例えばイチロー選手みたいに、
小さいころから夢を定め、
何かになるために日々努力するーー。
そんな人生に憧れたこと、ないですか?
私は、少しばかり憧れたことがあります。
まだ気が付いていないだけで、自分にも打ち込めることがあるんじゃないか? 人生をかけてやることがあるんじゃないか? なんて。
でもそんなものはなかなか現れず。
そして振り返ると、ほんのり憧れた”夢を追う人生”とはかけ離れた、"行き当たりばったり"の日々。
「そんな行き当たりばったりで、どうやって決断してきたの?」
なんて聞かれること、多々あり。
今日は、年末振り返りを怠ったMALISが、どんなふうに過去に決断してきたかを振り返ってみようと思います!
ちょっといいこと書いてあるから、最後まで読んでね!
「どうして転職したんですか」
「どうして会社辞めたんですか」
今まで山のように聞かれた質問。
そのたびに「そこでやるべきことが終わった気がしたから」と答えてきたんだけど、興味深いのは答えに対する反応。
「え、そんな理由で?」
、、、なんかすいません、壮大な目標とかなくて、と思いつつ、そんな目標あったら最初から一直線に進んでいるよ、、、とも思う。
たいていの人の人生はジグザグだ。
だからこそ決断とそのタイミングに迷うんだろう。
私自身は決断のプロではないし、ミスったなぁ、と思うことも多々ある人。
これまでの決断も「なんとなく」決めていることが多い。
そんな私が1つだけ大切にしていることがあります。
快か、不快か、に向き合う
自分の思っていることを捉えられている人って、
実は凄く少なくないですか?
例えば、友人や恋人との会話でなんだか嫌な気持ちになったのに、何がどう嫌なのかうまく言葉にできず黙ってしまう人いませんか?
会話が終わり、帰路についた後で、友達に電話をし「えーそれは酷いよ!だって〇〇だし」と言われて初めて、あぁ私傷ついてるんだって気付く人いませんか?
何が嫌だったのか?
どうしたらわかってもらえたのか?
後になってやりきれない思いがたまり、全然関係ないときに切れだす。
本当なら、
「よくわからないけど不愉快なんだけど」
と言えばいいだけなのに。
自分の気持ちを捉えて言葉にするって、当たり前のようでいて、実は難しい。
訓練しないとできないことなんだなと思う。
大きなことを決断する時、
きっと賢いみんなは
・メリット
・デメリット
をちゃんと考えるでしょう。これはとっても大事で、特にデメリットを考えるのは特に大事、、、ってよく言いますよね?
でも、メリットが大きいって分かっているのにどうしても気乗りしない、デメリットが大きいって分かっているのにどうしても心惹かれてしまう。そんな時もあるはず。
だから、素直に心に向き合えばいい。
メリット以前に自分の価値観が許さないのかもしれない、だったらそれは選択すべきじゃない。デメリット以前に自分の興味が尽きないのかもしれない、だったらそれは失敗を経験すべき時なのかもしれない。
自分のなんとなくの、ぼんやりした気持ちに向き合う中で、決断における譲れない一線が見えてくる。それこそが、人生における決断力を磨くことなんじゃないかなと思うのです。
そのうえでもう一つ、私がこれまでの浅い経験から学んだことがあります。
過去への悔いは、何もくれない
何もくれないどころか、常にあなたの足を引っ張り続ける。余計な妬みや嫉妬を生み出し、さらにあなたの未来を曇らせる。
「あのとき別の道を選んでおけば」
と思う瞬間は誰にだってあるはず。
それでも、過去のあなたが、その時捉えられるあなたの気持ちに従い、手元にある知識に従い下した決断はいつだって正しいと思う。その時のあなたにとって最善の選択肢を選んだのだから。
結果を見てしまった今のあなたに、過去のあなたを批判する権利などどこにもないと思うのです。
小さい頃の私は、自分の気持ちを言葉にするのが上手な人ではなかったと思います。みんな瞬時に言葉にできて凄いなぁ、、と感心することがよくありました。それでも日々、なぜ今の私はイラっとしたんだろう?なぜ今私はこんなに楽しんだろう? そうやって気持ちに向き合っているうちに、自分を理解してきたのだと思います。
そして、この過程を経たことで、今の私が感じていることは相手にとってフェアだろうか? 何といえば伝わるか? と考えることができた気がする。
何かを決断するとき、人は環境の分析に目が行きがちです。
しかし、決断を下すとは自分と環境の両方を正しく捉えることから始まります。
だからこそ、あなたの中にある
"なんとなく"
の気持ちを大切にし、向き合ってほしいなと思うのです。
我慢を強いられることの多い日本の教育の中で、自分の気持ちと真剣に向き合うことは、実は難しいのかもしれません。それが、主張するのが苦手な日本人というイメージにつながっている気もします。
自分の気持ちに向き合うこと、
大切にしたいですね。
MALIS