皆さんこんにちは。昨夜、ALIS運営さんとの直接対話の場「AMA」が開催されましたね。
私は案の定寝坊しましたが、アリスマンさんが議事録速報出してくれてます↓
さて、気になったのはカテゴリー解放のお話と仮想通貨縛りのお話。
あまり強調したくないので引用しませんが、
「そうか、、どこまでぐいぐい行けるか気にしていたし、いつ仮想通貨英語の記事を消されるか気になってたけど、、、、いける、、、これはいける!」
(仮想通貨カテゴリーに全くかすらない話はだめですよーよい子の皆さん!)
というわけで、今後不定期で念願のエネルギー×ブロックチェーンについて書いていこうと思います!ブロックチェーンか仮想通貨って言葉が1記事に複数回出てくるように頑張りますからね。
さぁ、覚悟して読んでくださいね!
そもそもなんで私はエネルギーのお話をしだすのでしょう?
もちろん、「私が好きだから」というのが身も蓋もない理由なのだけど。
しかし、そんな私的な理由だけではありません!
エネルギーは、現代社会に生きるみなさんの生活から切っても切れない分野。
もちろんブロックチェーン産業にも深く関わってきます。マイニングによる電力消費量の問題はブロックチェーンに興味のある人なら聞いたことがあるはず。
関連記事:ビットコインの電力消費量は誇張されてる?
上の関連記事でも書きましたが、エネルギー消費量を抑えられるかどうかは、今後この新たな技術が生き残るための大きな要素の一つでしょう。
さらに、エネルギー業界は地球環境にも大きな責任があります。
残念ながら日本では気候変動への関心が少し下がってしまっているように感じますが、この問題への対応は人類共通の大きなミッション。
例えば、以前この記事でもご紹介したポリネシアの島々は、地球の温度が4度上がると水没します↓
島国だけではありません。アメリカでも、例えばジャズの聖地ニューオーリンズは気候変動での水害が予想されている地域です↓
「気候変動なんて嘘だ!」
とどこかの大統領が言ってた気がしますが。
でも気候変動の影響でアメリカ海軍学校ですら浸水していたりと、「ボスは悠長だが現場は大変」といった状況でしょう。
いやーどこの世界も大変です。
そして、この気候変動の元凶の一つともいえる産業が”エネルギー”なのです。二酸化炭素などたくさん出ますからね。
そして最後に、このエネルギー業界には供給元から最終消費者までのプレイヤーがとても多いという問題があります。つまり、間に入るプレイヤー同士のやり取りが多く、政治的、経済的、倫理的問題が複雑に絡み合う業界なのです。
学校でも"オイルショックで世界が大混乱!"とか習いましたよね?
今も世界では油田をめぐって紛争が起こったり、、と世界情勢に大きな影響を与える分野でもあるのです。
言い換えれば、この複雑でプレイヤーが多いエネルギー産業は、
"サプライチェーンの透明性を高め、強欲な中央集権的な組織に対抗しうるブロックチェーン"
を適用し解決できる範囲がとても多い業界でもあるのです。そして問題解決できれば、世界の平和維持にもインパクトが大きい。
まとめると、エネルギー産業は
・あなたにとって欠かせない!
・そして気候変動のキー!
・さらにブロックチェーンが活躍できそう!
なんて産業。すごい!
ではもう少し具体的に見ると、、
みなさん、ビジネスの上流、中流、下流、って聞いたことありますか?
原材料をとるところから使う人に届くまでのサプライチェーンを、川の流れのように言い表した言葉ですね。例えば、ファッション業界の"上流"は原材料である綿やシルクの調達になります。
ではエネルギーでは?
上流:原料調達(石油、石炭とか)
中流:輸送
下流:販売
こんな感じです。
「じゃあ発電所はどこに入るの?」
といわれるとこれまた複雑でして、、、、発電所は石油や石炭を買っている最終消費者とも言い換えられるので、"下流"のプレイヤーなんですよね。でも電気を作って流して売る、というサプライチェーンでは上流にもなります。
ごちゃごちゃしてきたので次回までにMALIS画伯が絵をかきますよ。余計わからない?そんなわけないよね?
とまぁ、
エネルギー業界って複雑だなぁ、と理解いただけたのではないでしょうか?
複雑な業界を全部一気に見るのは無理。
というわけで、今週は日本人もたくさん使う"石油"の上流を見てみましょう!
ー石油とは勝者への褒美であるー
The Prizeという本をご存知ですか?
一言で解説すると、石油にまつわるどろどろの政治・経済の歴史を描いたベストセラーなんですが、読むと石油がいかに人を狂わせてきたかがわかり、
「石油とはなんと罪深いものなのか」
という暗澹たる気持ちになります。と同時に、私も一発石油掘り当てて儲けたいなぁ!って気持ちにもなる本です。
(ちなみにPrizeとはご褒美、賞品という意味)
富が集中する産業には、間違いなく搾取する側とされる側が生まれます。
そしてそこには、間違いなく"闇市場"が生まれます。
石油も例外ではありません。
皆さんが使っている石油の50%は、ブロッドオイルと呼ばれる闇市場を通して流通されたものと言われています。
ショックな数字です。
ここまで話すと、ブロックチェーンを使ってサプライチェーンの透明性を高めれば問題解決になるのでは!と思う方もいるかもしれません。
はい、私もそうなればいいなと思っています。
ただ、現実はそんなに簡単じゃない。
というわけで今日はここまで!
次回は、この石油の"闇"としてあげられる具体的なエリアを紹介しながら、なぜ解決が困難なのか考えてみたいと思います。
改めて、ドロドロしたエネルギーの世界にようこそ、次回もお楽しみに!
MALIS
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