実は今日、”そして皆牢屋行きになった”って記事を書いていたのですが、ニュースを見て変えました。
あのゲイリー・コーン氏が、
ブロックチェーンスタートアップの顧問に!?
経済と金融の重鎮といえばいいのでしょうか?
元ゴールドマンサックス社長にして、
トランプ政権の元経済顧問。そして、ホワイトハウス入りした多くの方々と同じく、トランプに愛想をつかし、その役職を去った人でもあります。
直接的には、NAFTA(カナダ、メキシコとの貿易協定)見直しに反対しトランプ大統領と対立。トランプ政権の暴露本「Fear」にもたびたび登場し、トランプ氏のことを
「a professional liar」
プロの嘘つき、とさげすんでいます。
これに対しトランプ氏、
I could tell stories about him like you wouldn't believe.
彼の信じられないような話を私は知っているぞ。(Jeff Cox, 2018)
と、スキャンダル暴露も辞さない発言(というか脅迫)をしています。大統領の発言とは思えないですねー、、、昨日の発言ですよこれ。
ホワイトハウスを去って以来、あまり表舞台には出ず次の活躍の場はどこだとうわさされていたゲイリー・コーン氏。
今日のニュースによると、スタートアップ企業のSpring Labs社アドバイザーに就任するとのこと。
Spring Labs社はフィンテック系ブロックチェーン企業。
Dr.Doomは「フィンテックにブロックチェーンはいらない」と言っていましたが、いやいや山のようにスタートアップ出てきていますよ。
Spring Labs社は、
「消費者のクレジットデータとIDをブロックチェーンを用いて安全に管理する
を目指しています。Avantというフィンテックスタートアップの創業者たちが作った企業で、金融に強いメンバーが集まっている様子。
ただ、Medium記事を読むと金融にはとどまらず他企業での信用担保にも使えるものになっていく将来を描いているようですね。確かに、中央集権的な機関で管理されなくなるのであれば、業界に閉じる理由はないかもしれません。
アドバイザリーボードにしっかり載っていました。
左下ですね。
他のメンツもそうそうたる顔ぶれ。このスタートアップ、どんだけお金あるんだろうか、気になります。
それにしても、スタートアップに金も人もついてるなぁ、というのが今回のニュースを見ての感想。
元ゴールドマンサックスで自由経済寄りのゲイリー・コーン氏。Spring Labs社としては非常に強い味方を手に入れたと言えるのでは。
また、ゲイリー・コーン氏にとっても、成長産業であるフィンテック×ブロックチェーン分野に乗っかっておくのは、キャリアパスとして面白いはず。
中央集権のど真ん中にいた彼が、ブロックチェーン技術でどう活躍していくのか、目が離せません。
MALIS