学校をつくりたいなんてよく分からない私の言葉を一番応援してくれたのは、 クラスの生徒たちだった話

８月１４日（金）

田舎の朝は静かで涼しくて最高です。

なんか子どもの頃の記憶をしみじみ思い出した朝でした。
 

昨日、映画「えんとつ町のプペル」の予告編が

東宝YouTubeチャンネルにて公開されました。

↓こちら↓

私は２年前の秋に、

えんとつ町のプペルの存在を知りました。

（※無料公開されています。たくさんの人に一度読んで欲しいです。）

退職を決めた頃でした。

とにかく、いつもと違う何かに触れなければと、

ジタバタしていました。

天才万博にも、１人で行ってみました。

そしたら偶然、ロザリーナさんの「えんとつ町のプペル」を生で聴くことが出来て

すぐにファンになりました。

「えんとつ町のプペル」は、

そんな頃にたくさん背中を押してくれたもののひとつです。

車の中で「えんとつ町のプペル」を聴いて、

「負けたくない負けたくない」と何度も泣きました。

(根っからの悔しがり)

これは、無料公開ページの西野さんのコメントです。

 

えんとつ町は煙突だらけで、そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。

朝から晩までモックモク。えんとつ町に住む人は、青い空を知りやしない。

輝く空を知りやしない。『空』という概念がないものですから、見上げることもしません。

そんな町に突如現れたゴミ人間と、その友達の煙突掃除屋が、

それでも空を見上げるもんだから、町から袋叩きに遭ってしまいます。

えんとつ町は、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる、現代社会の風刺。

そして、「夢を見る」「夢を語る」「行動する」といった、

大人になる過程で皆が折り合いをつけて捨てたモノをまだ持ち続けているという意味で、

主人公を《ゴミ人間》にしてみました。

『えんとつ町のプペル』は、そんな物語です。いかがでしたか？
 

生徒たちが、

大きくなればなるほど、

いつのまにか、どこかで折り合いをつけて

「できそうなこと」

しかやらなくなってしまう姿や

この枠組みの中で、

必要以上に否定されてきて、

傷ついて、自分でも気付かないうちに自信を無くしてしまう姿を見て

「挑戦しよう」

「好きなことを大事にしよう」

なんて

どんなに伝えようとしても、

結局、教師という枠の中で生きながら

目の前にいる多くの生徒が生きる世界の厳しさなんて知らない自分の言葉に

自分が一番嫌気がさしてしまって

（※私の場合）

そしたら、

もう、辞めるしかなくなっていました。

最後のHRの日に

生徒たちに辞めることを伝えました。

「学校をつくりたい」なんて、

よく分からない私の発言を、

一番応援してくれたのは、

クラスの生徒たちだったかもしれないと感じています。

最後のHRは、

涙を流してくれる生徒も居たし、

私も引くほど泣いたけど、

あの後、たくさんの生徒が、

たくさん応援してくれて、

有難い言葉をたくさんくれたことが、

何よりの支えになっています。

その中でも、

本人は覚えているかどうか分からないけど

心に残った嬉しい言葉があって、

『大人の人で、初めて尊敬した』

この言葉がずっとずっと心に残っています。

だから、

どんなにかっこ悪くても、恥ずかしくても、

やりたいことをやる、

叶えるまでやる、

生徒たちが私の事なんか忘れた頃に、

あれ、そういえばあの人どうなった？

ってなった時に、

「ああ、うまくいかなかったんだ」

じゃなくて、

「自分も頑張ろう」

と、応援できるような存在でありたいです。

そして、その世界観を拡げていく為の学校づくりです。

学校は、

生徒たちが、

自分の人生を自分の気持ちに正直に切り拓いていくための手段です。

毎日、心臓ミジンコだな、って、

悔しい日々です。

でも、がんばります。

最後にもう一度・・・

↓YouTubeのリンク↓

https://www.youtube.com/watch?v=askt1NhP6v4

「えんとつ町のプペル」は、

観た人の環境とか心情で、メッセージが揺れる作品だと思います。

「お前はそれで良いのか？」

を問われる作品になる人も居れば

「もう少し、もう少し。信じて頑張ろう」

と背中を押してくれる作品になる人も居ると思います。

公開は、今年の１２月です。＼(^-^)／