10月15日(木)
中学校の学習内容を5教科学び直してみているのですが、
社会(地理分野)なんかは特に、2017年のデータがベースになっていたり、
最近の世界情勢や日本の産業のことが学べて、
きっと当時の私もこうやって、最新の世界のことを「学んでいた」んだろうなあ・・・
と思います。
でもここには語弊があって、当時の私は、
「学んでいた」というよりは、「覚えていた」んだと思います。
しかも、「受験」のために。
だから、まったく血肉にならなかったんです。
改めて内容を見てみると、
興味深いものがたくさんあって、
勉強は趣味みたいなもんなんだな、本当は、と思います。
「受験のために、これ、覚えなきゃ」
「定期考査の範囲になるから、復習しなきゃ」
という意識が、
その学びに対する「好奇心」をどれだけ削ぎ落していたのかという気持ちになっています。
だからこそ、
「受験で使うから」とかまったく関係なく、
どの学びも、新しい趣味を始めるきっかけとして、
もっとフランクに、
先生も生徒も、
「授業」を楽しめたら最高なのにな、と感じます。
私は、
今や、数学を教えているけど、
数学の問題を解くことは趣味で、
別に仕事がなくても、
「解きたく」なることがあります。
こんな感じで、
ゲームのように感じてもらえれば、
その時間があっという間に生徒たちの「思考力」「思考体力」に繋がって、
更には他教科に取り組むための脳の筋トレにもなる。
一石二鳥にも三鳥にもなる。
大人になれば、
受験も試験も無いから、
自然に「学び」は「趣味」になっていきます。
でも、
「学ぶ」がつまらないと思ってしまった大人は、
「学ぶ」ことをしなくなります。
日本人は、世界的に見ても、
学ばない大人の多い国です。
学ぶことの楽しさや意義を感じられる環境が大事だと、
痛感する日々です。(´ー`)