冬物のズボンが古くなったので買い替えた際に気づいたことがある。化学繊維の服が増えていたのだ。買い替えたズボンは言うに及ばす、Tシャツ(長袖含む)やワイシャツ、下着のパンツやオーバーまでアクリルやナイロンの服ばかりだ。
テレワークになったので部屋干しが増えて、部屋の中ですぐに乾く速乾の服をチョイスすることが増えたのもあるが、とにかく手入れが簡単でコンパクトに収納できる。
綿、麻などは着心地が良いモノが多いのだが、ジーンズなどは洗濯をした際に乾燥に時間がかかる。実際ジーンズは売れていないようだ。
以前は着心地が良い、そこそこ高いセーターやオーバーを購入して着ていた。当時に購入した洋服は天然素材が多く、手入れも面倒で洗濯は自宅ではできないのでクリーニング店に出していた。
現在は安価なものでも着心地がよく、速乾で手入れが簡単なので、着るものはユニクロのヒートテックやPBの製品が中心になってしまった。
また、スポーツメーカーが一般的なアパレルに進出していて、機能性アパレルとして服などを販売するようになってかなりの時間が経過している。それらは薄いが保温性が良いし、夏物は汗をかいてもすぐに乾いてくれるし、手入れも楽だ。
こちらはミズノのアパレル
ビジネス用の革靴もアシックスやミズノが進出している。ミズノに至っては洗えるスーツを販売している。
日本人の体型や足型のデータを一番持っている企業の一つはこのようなスポーツメーカーなので、デザインや生産をビジネス向けに外注化して、販路さえ確保できれば進出上の支障はないと考えられる。そうなると既存のアパレルメーカーは非常に厳しい。
<この項、了>