こんばんは~!!みはちです。
「かけだしイラストレーター、NFT始めてみた!」Day6の記事になります。
前回の記事では、私が新しいコレクションを作成し始めたお話を書かせていただきました。
今回は、NFTを通して作品を届けることでイラストレーター側にはどんな利点があるのか、従来の方式と比較しながら私が感じた内容を書いていきたいと思います!
それでは、レッツゴーー✨💕
見出しにもある通り、一つ目の利点は不正利用が減る(ほぼ不可能になる)ことだと思います。
アートNFTとは何か?という説明はなかなか「これ!」といった回答が難しいですが、1つの回答として「イラストのデータに加えて、誰が発行したのか、所有者が誰か、いつ発行されたのか等々の情報が書き込まれたトークンという形でデータを管理する方式」といったものがあると思います。
イラストのデータはボタン1つで簡単にコピー出来ますが、トークンそのものは複製したり書き換えることは不可能になっています(ブロックチェーン上で管理されているため。)
よって「画像データ」は無数に複製され悪用されるリスクがありますが、トークンという形で管理することで、不正利用されるリスクを回避できるわけです。
これはイラストレーターにとって、ほんとうに、ほんとうに、大きいことなんです!!
先日、私が描いたイラストが中国のサイトで勝手に商用利用されていたお話を書きましたが、NFTであればそういったことは起き得ません。
もし誰かが私のイラストを使って勝手にNFTを発行しても、発行者の情報等を示すことで「これは作者である私以外の誰かが勝手に発行したものです」と証明することができます。
NFTのマーケットプレイスでは、リストした作品にオファーがあり、契約が成立した時点で、NFTの移動と暗号資産での支払いが自動的に行われます。
ここが自動的に実行されるのは、個人的にかなり有難い…。
私は今まで作品の依頼を、Skebというイラストレーターと依頼主を結びつけるサービスを通す方法、TwitterのDM等で個人的に依頼を受け付ける方法の二種類で行っていました。
私の経験上、DMを通しての依頼では、特に支払いに関するトラブルや手間がかかっていた気がします……。
【①依頼をお引き受けする→②ラフを提示する→③入金してもらう→④作品の製作、受け渡し】というフローで実施するのですが、「②ラフを提示」から「③入金」までをスムーズに実施していただけないことが珍しくありません…。
「入金の予定はいつ頃になりますでしょうか」と聞くのもなんだか急かしているようで、かといって気長に待っていると製作の続きに取りかかれない……というジレンマがあります。
以前、ラフを提出して、入金いただく前に製作を進めていたら、依頼主の方がTwitterのアカウントを消してしまい連絡がとれなくなってしまったことがありました。
こうなると当然支払いは受けとれず、作品の製作を中断せざるを得ませんでした。。
依頼人とイラストレーターを結ぶサービスの中には、作品が納品され次第自動的に支払いが行われる仕組みのものも多いので、「支払いが自動化される」というのはNFTだけに実装されているわけではないですが…。
個人的にお金のやり取りを心配することがなくなったのは楽でいいなあ、と思います。
発行して購入されたNFTがまた新たな方に販売された際、二次流通で発生した金額の一部を作者に還元する仕組みをスマートコントラクトで実装することが出来ます。
二次流通の取引金額の何%が還元されるのかは、サービス内で一律に設定しているマーケットプレイスもあれば、NFTを発行する際に個別に設定できるものもあります。
上にもちらりと書いた通り、この仕組みは「スマートコントラクト➡イーサリアム等のブロックチェーン上にプログラムの形で契約内容を記載することで、指定のトリガーが引かれた際に自動的に契約が実行される」技術で実装されています。
蛇足になってしまいますが、この技術はアート分野に限らず、コンテンツベースのデジタルサービスにとってものすごく革新的なことなんです。
例えば、イラストレーターにとって、自分が依頼されて描いたイラストがその後勝手に他の人に譲渡されては困るわけです。
NFTを利用することで、二次流通の利益が作者にも還元され、購入者にとっても資産としてアートNFTを扱える革新さがあります。
ゲームのアイテムであれば、ユーザー同士で金銭を伴ったやり取りを行うことは利用規約で禁止されていることが多いです。
結果として、非公式のサイトやSNSを通してこっそり金銭とアイテムの取引が行われています。もしゲームの運営者に行為がばれてしまった場合、最悪アカウントを凍結されてしまうかもしれません。
こういった従来のあり方を考えると、「二次流通が可視化され、ロイヤリティを作者にも還元させられる」仕組みは偉大と言えるわけです…!
……なんだこの小娘、不自然にそれっぽいこと書き始めて。そう思われた皆さん。
そうです、いつものように私にNFTの基礎知識を教えてくれたWeb3に詳しい知り合いのサポートを仰ぎ、スマートコントラクト辺りは必死に文章考えました。
もはやこの謝罪も恒例行事となりましたが、、私も必死に勉強します。。
いかがだったでしょうか。
今まで、新しい作品を発行したり、売れたりした節目に記事を書いていましたが、今回は「NFTで活動してどんな変化があったのかなあ」と振り返る記事になりました。
NFTは「インターネット上で唯一無二のコンテンツを流通させる新しい技術」であり、「NFTそのものに価値があるわけではない」ので、イラストレーターである私も最低限の知識を身につけないと購入者の方々にも失礼だな……と感じるこの日この頃です。
今日のところはこんな感じで!
ではでは~!!