7歳の時
学校から帰るとすぐにカバンを置き
欲しくても手に入らないラジコンを
おもちゃ屋に眺めにってた。
この頃の俺は
欲しいけど手に入らない玩具を眺め
その玩具遊んでる妄想をして
頭の中で楽しんでた。
この時欲しかったラジコンは
バギーと言う大きな車で
悪路走行がとても得意な
黄色のラジコンだった!
しかしこの車の動きは
単1電池4個も使うのに
速度がたった4㎞しか出す事が出来ず
斜面も30度しか登れない。
ショボ──(´・ω・`)──ン
でもこんな性能でも
この頃のラジコンじゃ最高性能で
1万円位するし全長30㎝位あるし
とても迫力ある物だった。
当然こんな高いの買って貰えず
すごく欲しいのを我慢し続けて
玩具屋に展示してあるのを見ては
頭の中でバギーを走らせてた。
(∩´∀`)∩ワーイ
しかも毎日行く物だから
おもちゃ屋の店主に顔を覚えられ
何も言ってこなかったけど
俺が欲しがってるとバレてたはず
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12月に入ると新聞広告に
B1サイズの玩具の広告が入ってて
そこに玩具の写真がぎっしりと
ところ狭しに載ってた。
その広告を貰って俺は
毎日広告を眺め続けワクワクし
クリスマスに買って貰える玩具を
より取り見取り選んでた。
ある日公告を眺めてたら
バギーの上位互換のラジコンが
新発売される事が書いてあり
どんな物か知りたくなる。
そこで本屋に行って俺は
ラジコンのカタログの本を探し
クリスマスに新発売する
バギーの種類を調べてみた。
するとそのバギーの名前が
「ザ・ウィンチ」と言う名前で
パワーもスピードもバギーより
遥かに高性能だった!
しかも前方についてる紐を伸ばし
その紐をどこかに引っ掛ければ
90度の垂直を登る事が出来て
画期的なラジコン!
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
なので俺は
今までバギーが欲しかったけど
ザ・ウィンチの方が欲しくなり
クリスマスに買って貰う事にした
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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クリスマスの1週間前俺は
母親と一緒におもちゃ屋に行き
クリスマスに欲しい玩具を
予約しに行った。
そして俺が玩具屋に
ザ・ウィンチが欲しいと言うと
玩具屋が「毎日来て眺めてる
バギーじゃいの?」と聞かれた
なので俺は
更に性能が良くなったバギーの
「ザ・ウィンチが欲しい!」と
玩具屋にはっきり伝える。
しかし母親が
俺が毎日玩具屋に来て
バギーを眺めてる事を知らず
「そんな事してたの⁈」と驚いた!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
そして母親が
「毎日来て玩具を眺めてるなんて
何も買ってあげない悪い親みたいで
変な噂されるじゃん!」と言われた
どうやら母親は
俺が毎日来て眺めてる事が
とても恥ずかしかったようで
顔を真っ赤にし玩具屋に謝ってた
でも心の中で俺は
本当に何も買ってくれないんだから
眺めて満足するしか方法無いじゃん
そう思い今後も眺めに来る事にした
|ω・`)ショボーン