7歳の時
親戚の
たかおじさんと言う人が来た。
この人は
俺の母親の家族の次男さん。
(*´▽`*)
俺の母親家族は
長男と次男がいて
1番下に母親がいる。
たかおじさんと言うのは
名前が「たかお」だから
略して「たかおじさん」と言ってる。
たかおじさんは
用事が無くてもたまに来て
俺の家でくつろいでた。
( ´ー`)フゥー...
俺の父親が働いてる会社は
たかおじさんが社長をしてる
印刷会社で働いてた。
昔父親は
この会社の従業員として入社し
社長の妹である俺の母親と
お見合い結婚したのだった。
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俺が幼い時から感じてたのだけど
あの横暴な父親が社長に認められ
なんで社長の妹を紹介されたのか
今でもよく解らない。
俺が7歳の時
父親に将来の夢を聞いてみたら
警察官になりたかったと言ってた。
なら何故
印刷会社に入ったのかと言うと
家があまりにも貧乏すぎて
まず目先のお金が欲しかったと言う。
そこで仕事を探してたら
たまたまこの印刷会社を見つけ
給料が良いので即入社したらしい。
( *゚ェ゚))フムフム
7歳の時の俺には
夢と希望に満ち溢れてたから
そんな理由で会社に入社した
父親の気持ちが理解できなかった。
たかおじさんがたまに来る理由は
多分妹の母親と結婚相手の父親の
状況確認だろう。
(o'∀'))フムフム
このたかおじさんが来たある日の事
昼間なのにビールが飲みたいと言い
俺にビールを買って来てくれと頼み
お金を渡された。
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早速俺は
自転車で酒屋に向かった。
ラン((o(*´∀`*)o))ラン
そして
店員にビール売り場を聞いて
案内してもらったら
凄くたくさんの種類がある!
俺は
この種類の多さにビックリし
どれを買って行けば良いのか
解らなくなった。
唯一知ってるビールは
父親がいつも飲んでる
瓶の「キリンビール」だけだった。
(´・д・`)ショボーン
しかし
目の前のあるビールの種類は
より取り見取りで
すごく不思議なビールもあった。
その不思議なビールは
「黒ビール」「林檎のビール」
「ホップビール」「ホッピー」
「バドワイザー」等々
俺は
ビールの種類に思わず感動してしまい
貰ったお金で買える分だけの種類を
1個づつ買って行った。
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そして俺は
ビールの袋が凄く重たかったが
なんとか自転車のかごに乗せ
フラフラ運転しながら家に向かった。
その後
無事に家に到着して
やっとの思いでビールを持ち帰る。
( ´Д`)=3 フゥ
その様々なビールたちを
たかおじさんに見せると
顔が引きつった!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
するとたかおじさんは
「ビールの種類言い忘れたっけ?」
そういってとぼけていた。
しかし時既に遅し
買ってくるビールの銘柄を
言い忘れた事を思い出したのか
これ以上何も言われなかった。
俺は
色々なビールを買ってきたので
その味を知りたくて
「早く飲んで!」とせかした。
でもそのビールの数は
全部で9種類もあり
1人で飲み切れる量じゃない。
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俺が買ってきたビールの中に
母親と父親が好きな
キリンビールが無かった。
|ω・`)ショボーン
でも俺は
珍しいビールの味が知りたくて
父親と母親にも飲むように
せかしてしまった。
そして3人で
好きじゃ無いビールを
仕方なく飲む事にしてくれた。
( `・∀・)ノハヤクノンデ
すると
3人とも眉間にしわを寄せ
父親に「うまくねーな~」
そう言われてしまった。
でもたかおじさんだけは
「色々な種類の味が味わえて
こんな買い方して嬉しいよ」
と言ってくれた。
そして俺の母親と父親に
「色々な種類を買ってきたのは
きっと喜ばせようとしたんだよ」
そう言ってくれた。
この時俺は
好きなビールを飲めなかったのに
気を使ってくれた感じが
ひしひしと伝わり嬉しかった。