思い出「雨上り・ダイブ」

【雨上がりの散歩】

11歳の時
夜に大雨が降り
夜中音がうるさくて眠れない。
┐(￣_￣)T;;; 雨

でも
よく朝起きたら
雨がすっかり止んでいて
空が晴天になっている。

凄く気持ちが良い晴天の中俺は
犬の散歩に出かけた。

しかし大雨の後で
地面が水たまりだらけ。

俺の靴が濡れ
犬も濡れるのを嫌がって
全然散歩してくれない。

仕方ないので
犬のウンチとおしっこだけさせて
散歩を短めにスグ帰って行った。
U^ｪ^U ﾜｳﾜｳ!

俺の靴がずぶぬれになり
「足元だけでも濡れると気持ちが悪いのに
体中濡れる犬なんて凄く気分悪いだろう」
そう感じて可哀そうだった。

〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
 

【嫌いな国語】

そのあと俺は
家に戻り犬の体を拭いて
学校の準備をする。

この時地面が水溜まりだらけで
「今日体育の授業があるけど
絶対中止だろうな」と感じてしまう。
(ﾉД`)ｼｸｼｸ

そして俺は
体育が中止になった時の
代替授業の準備をして
学校に向かて行った。

体育が中止の時の代替授業は
俺が大っ嫌いな国語の授業。
ヾ(≧Д≦)ﾉﾔﾀﾞﾔﾀﾞ

出来る事ならやりたくないと思い
学校に到着すると
案の定校庭が水びだし。

もう100%国語決定で
俺の気持ちがどんより曇った
┐(´д｀)┌ ｳﾝｻﾞﾘ

そして
空が晴天なのに俺の心は
大雨のまま授業が始まった。

〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
 

【怪しい行動】

体育の授業は
4時間目にある予定。

お俺もみんなも体育の授業が好きで
国語の授業が大っ嫌いだった。

そんな思いが皆にあり
4時間目までに校庭の水が渇かないか
みんな期待していた。

1時間目の授業が終わり
休み時間になると
悪ガキ5人組が教室からいなくなった。

そして次の授業までに戻ってきて
何やらガッカリした顔をしている。
ｼｮﾎﾞ──(´･ω･`)──ﾝ

2時間目の授業が終わり
また悪ガキ5人組が
走って教室から出て行った。

俺は
不思議に思い走って追いつき
何をしているのか聞いてみた。
ﾅﾆｼﾆｲｸﾉ ( ^o^)y(θ_θ)？

〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
 

【必殺のスポンジ】

そして俺は
この悪ガキ5人組に
どこに行くのか聞いてみた。

そしたら
「運動会の時使った
大きいスポンジを探しに行くんだ」
そう言っている。

確かに去年の運動会の時に使った
2m～3m位の大きなスポンジが
この学校たくさんがある。

どうやらそのスポンジを探し出して
校庭の水を取り
体育の授業をしたいらしい。

俺は
この壮大なアイディアに
凄く感動して感心した。
("▽"*) ﾀｲｼﾀﾓﾉﾀﾞ！

逆にそこまでして
国語の授業を回避したいのかと
逆に凄く感心した。
ι(◎д◎υ)ﾉｽｺﾞｲﾅ

そして彼らは
体育倉庫を探したが
見つからなかったらしい。

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【神器発見】

でも俺は
そのスポンジがどこにあるのか知っていた。

それは
宿題を忘れたバツとして
運動会の片付けを手伝わされたからだ！
(｀・∀・´)ｴｯﾍﾝ!!

そして大きなスポンジがある場所を
この5人組に教えてあげた。

「あのスポンジは
体育倉庫に入らなかったんだ」
「だから仕方なく
体育館裏にある資材室に入れたんだ」と。

そして
みんなで資材室に行ってみたら
まだ俺が片付けた通りに入っていた！
(￣ω￣;）ﾖｶｯﾀ

その事が解った所で
授業が始まりそうだったから
速攻教室に戻って行った。

そして2時間目の授業が終わり
担任の成田先生が教室から出る時
スポンジで水溜りの水を取って
体育の授業をしたいと伝えてみた。

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【一致団結】

その事を成田先生に伝えたら
「なら次の授業の時
みんなに聞いて良いならそれでやろう！」
そう言ってくれた！

でも俺は
校庭にたっぷり溜まった水を取って
体育が出来る時間があるのだろうか
凄く心配だった。

そして次の授業の時間の始まり
成田先生がクラスの子達に
「体育の授業をする為に校庭の水を取る？」
そうみんなに聞いてくれた。

このとき俺は
「スポンジで校庭の水を取って
それから体育の授業なんて時間が無いかも」
そう感じてしまう。

俺は
「きっとみんな面倒くさがって
賛成してくれないだろうな～|ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ」
そう思った。

しかし！
想像と逆に凄く大歓声が上がり
「その方法で絶対やろう！」と
大盛り上がりになった！

俺は
このクラスが陰険なクラスに感じてたから
この反応を見て驚愕してしまった！
∑('◇'*) ｴｪｯ!?  ｱﾘｴﾅｲ！

〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
 

【水取作業】

そして4時間目になり
案の定まだまだ雨が渇いてなく
水溜まりだらけの校庭だった。

そして我々は
速攻体操着に着替え
急いで資材室から大きなスポンジを
全部出してきた！

男子全員で向かい
出したスポンジの数は
全部で14枚！

たくさんありすぎ感があったが
これだけあれば
あっという間に水を取りきる！
ヾ(o´∀｀o)ﾉﾜｧｰｨ♪

そして我々は
水溜りの水をスポンジで取って
側溝に水を流し
またスポンジで水を取る。

この作業を2回もすれば
1か所の水溜りの水を全部取る事が出来た。

この作業は
女子達も数人ペアで行い
どんどん校庭が綺麗になって行く。
Σ(ﾟДﾟノ)ノｾﾞﾝﾌﾞﾄﾘｷﾚ!!

〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
 

【格別な授業】

そして水を全部取り終わり
そのスポンジを
校庭の角を曲がった学校の入り口の道に
雑に重ねて山のように置いてきた。

でも
体育が出来る時間が少なくなっていて
もう残り15分しかなかった。

しかし我々は
その残りの15分でサッカーをやる事にした。
ｲｿｹﾞｰε=ε=ε=ﾍ( -∀-)ﾉ

そのサッカーの授業は
格別にうれしい。

何が嬉しいかと言えば
国語の授業をやらなかった事が
もの凄く嬉しかった。
*ﾟ｡+(n´v`n)+｡ﾟ* ﾜｰｨ♪

このまとまりのないクラス子達が
初めて1つにまとまったのは
きっと国語の授業の嫌さからかもしれない。

でも今は
「みんなの力で実現できた
楽しいサッカーを思いっきり楽しもう」
そう思う事が出来た。

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【ブーメラントラップ】

そして楽しいサッカーの授業が終わり
スポンジの片付けは
放課後乾いてから片付ける事になった。

我々は
その事を聞いて
そのまま給食の準備に向かった。

今週の給食当番は
俺の班だから
急いで教室に戻り準備をしないとならない。

我々の班6人は
走って教室に向かった。

そして入り口の角を曲がった瞬間！
俺ともう1人の子が
雑に置いたスポンジに足をひっかけ
濡れで泥だらけのスポンジにダイビングした！

スポンジにダイビングしてしまった我々は
ビショビショになり泥だらけになり
取り返しのつかない状況になってしまった！
ギャァｧｧｧｧｧー！∑(ﾟДﾟﾉ)ﾉ

後から来たクラスの子達が
我々の醜態を見て大爆笑し始めた！
「自分で仕掛けた罠に自分でかかってる！」と
( *'∀')ﾜﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼

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【そして伝説へ】

我々は
スポンジからやっと起き上がったが
ビショビショで泥だらけで
体を洗わないと教室に入れない。

仕方なく近くの水道で
体操着を着たまま頭から水をかぶり
泥を落とす羽目になってしまった。
(´；ω；`)ｼｸｼｸ

俺の班の残りの4人は
給食当番だから先に戻って準備をするそうだ。

遅れて戻る事に迷惑をかけてしまうと思い
我々2人は
急いで泥を洗い流してた。

その間に先生が
タオルと着替えを持ってきてくれて
水道場で
体操着から私服に着替える羽目になった。

急いで着替えて教室に戻ると
更に大爆笑された。
(〃ﾉωﾉ)ﾊｽﾞｶﾁｨ

そして
クラスの子たち全員で
勝ち取った体育授業より
我々の自爆の方が伝説として語り継がれていく。