8歳の時
図工の授業で
ペーパーナイフを作った。
(´∀`*)ウフフッ
このペーパーナイフは
木の板をカッターで削り
刃の部分を作る。
そして
彫刻等を使い
模様を描いて完成させる物だった。
木の板の大きさは
「直径30㎝」「幅10㎝」の物で
これをカッターで一生懸命削って
ペーパーナイフの形にしていく。
俺は
デザインする時
木の板を無駄なく使いたくて
極力削る部分を少なくしたかった。
そこで思いついた形は
四角い中華包丁の形だった。
ヽ( ゚д゚ )ノハッチャケタ!
俺は
「これなら四角い木の板を
無駄なく使いきれる!」
そう思い早速木の板に下書きをした。
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そして俺は
中華包丁に下書きをした板を
カッターでガリガリ削って行った。
この木は
凄く柔らかい木で
カッターでも十分削れる
工作用の木だった。
その為
削る以外にも
カッターで木を切る事も出来る。
ヽ( ゚д゚ )ノオォォォ
でも切る時は
何度か切り続けないと
切り落とす事が出来ない。
ε-(・д・`;)フゥ…
そして俺は
持ちての部分を刃より少し細くして
刃の部分を削って細くした。
たったこれだけの作業だったので
45分の授業中に完成でき
先生に見せに行った。
そしたら先生が
「これじゃ手を抜きすぎだから
もっときちんと作ってみて」
そう言われて突き返されてしまう。
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俺は
仕方なく別のデザインを
必死に考えてみる事にした。
|ω・`)ショボーン
でも
結局別のデザインが思い浮かばず
宿題として来週までに
完成させるように言われてしまった。
でも俺は
どうしてもこの木の大きさ全体を
無駄に使いたくないと言う
つまらないこだわりがあった。
そして
やっとの思いでひらめいた案が
歯の先端を少し丸く削り
それで完成させようと思いついた!
その後
早速中華包丁の先端を弧の形に削り
出刃包丁を完成させた!
(((o(*゚▽゚*)o)))
この時俺は
「これで完璧だ!」そう思い
次の図工の授業に
この出刃包丁を提出した。
そしたら
先生が何やら考え込んだ顔をして
「何かこうもっとあるでしょ~」
そう言ってきた。
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そして俺は
先生にまたやり直しを命令され
更に作り込まないとならなくなった。
でもこれ以上
ペーパーナイフのサイズを
どうしても小さくしたくなかった。
(´・д・`)ショボーン
そこで
他の子のペーパーナイフをみて
アイディアの参考にする事にした。
他の子達の物は
みんなカッコ良い剣の形や
苦無の形やビームサーベル等
凄くデザインに凝っていた。
俺の様に
木の大きさをまんべんなく使いたい
そんな気持ちで作った子なんて
誰も居なかった。
女子ですら
刃の部分をS字に曲げたりして
凄く美しい形にしてる。
( *゚Д゚)ノスゴイジャン
俺がこの形をこだわっった訳は
「切り落とす所を少なくすれば
それだけ大きなものが作れる!」
そう確信してたからだった。
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そして俺は
このペーパーナイフを家に持ち帰り
サイズをこれ以上小さくせず
もっとカッコ良くなる方法を考えた。
しばらく考えていると
天から何かが舞い降りて
名案が思い付いた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
その名案とは
額縁や西洋の家具についてる柄の
「アカンサス」と言う柄を
この出刃包丁に彫る事だった!
「アカンサス」とは
唐草模様の西洋版みたいな柄で
植物をモチーフにした
クルクルした柄のデザイン。
俺は
早速「アカンサス」風の柄を
クルクルと文字を書く様に
下書きをしていった。
この柄を書いた場所は
出刃包丁の周り全体に書いてみた。
そして
彫刻等で「アカンサス」の柄を
出刃包丁に彫って行った。
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そして
完成した出刃包丁は
自分でもかなり良い出来栄えだった!
ヾ(*´∀`*)ノ
早速次の日
学校に持って行き
先生に提出してみた!
そしたら先生が
「豪華な出刃包丁になったじゃない!
これなら強盗しなさそうで良いよ!」
そう言ってくれた!
でもこの時俺は
「俺が出刃包丁を作ったから
将来が心配になったのだろうか?」
そう感じてしまった。
その後
俺の感覚が変なのかと感じ
料理が上手な女子に見せて
感想を聞いてみた。
そしたら
「イタリアのナイフの
ダマスカスナイフじゃない!」
そう言ってくれた!
その返答を聞いて俺は
「やっぱ先生の感覚が変なんだ」
そう感じてホッとした。
(*ノ∀`*)ウフフ♪