「デニーズの最悪日」

【最悪の日の始まり】

22歳の時デニーズ飯田橋店に勤務しこの頃
デニーズは今の様にたくさんの店舗が無く
まだ全国50店舗位で更に他のファミレスは
24時間営業なのに飯田橋店は7時～23時の
短い営業時間だった
(´･д･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ

なので朝7時に開店する準備の仕事があり
当時の俺は早番調理担当で早朝5:30出勤し
準備をしないとならず毎日朝3:30に起床で
凄くきつかった

調理の朝番は普通2人配置されてどちらか
遅刻した時それでも準備を完了させられて
開店出来る様にするのだが人手不足で殆ど
1人だけの日が多い

そんなある日毎日最低12時間労働で疲れが
溜まりすぎて毎日仕事帰りは頭がボーとし
意識がもうろうとしながら帰る日が続いて
家に到着しても何もする事が出来ずスグに
お風呂に入り寝るだけの日々が続いてた

こんな状態続くある日の朝目覚ましが鳴り
俺はこの時全く起きる事が出来ず無意識で
目覚ましを止めてしまってた様でそのまま
寝続けしばらくすると電話が鳴り響くから
うるさくて出てみると職場からだった！

そして電話に出ると「寝坊してるよ！」と
大声で怒鳴られ驚いて時計見たらなんと！
朝6時過だったからこの瞬間俺の頭の中が
真っ白になり「人生が今終了した」と感じ
死ぬ瞬間を生まれて初めて味わう

もうこのままバックレようかと思ったけど
この日は俺しか朝の調理担当が居ないので
休む事なんて出来ず何としても店に行って
開店の朝7時までに準備しないとならない
ﾋｨｨｯ!!∑(；Д；ﾉ)ﾉ

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【逃げたい気分】

なので速攻支度し電車は間に合わないから
駅までの道のりの途中でタクシーを拾って
急いで向かってもらい6:30分頃やっと店に
半分泣きそうになりながら到着し皆に謝り
光の速さで着替えて準備を始めた！
(m´･ω･`)mｺﾞﾒﾝ

この時の俺の頭の中はパニックだったけど
唯一誰かが炊飯器のスイッチ入れてくれて
開店時ご飯が炊けてなくて出せない最悪の
事態は避けられた！

ご飯は炊くのに1時間かかるのでもし誰か
スイッチ入れてくれてなかっったら閉店で
完全終了してしまってたから心底ホッとし
本当にありがたい気持ちでいっぱいになる

その後急いで開店準備したが全て出来ずに
中途半端の状態で営業開始する事になって
作り置きがないので料理の提供が遅くなり
客席から「まだ～？」と言う苦情が聞こえ
申し訳ない気持ちでいっぱいになった

しかも接客担当の人が必死に謝ってる声も
聞こえてきて心の中で「ごめん許して！」
と叫び料理提供の遅れを可能な限り無くし
パニック状態だったけど必死に頑張った

しかし接客係の女性がとうとう怖い顔して
調理場に来て「まだ？早くして～」と言い
本気で困らせてしまい接客係の人達も今の
時間は超忙しい時間だからパニック状態で
余計にピリつかせてしまう

でも遅刻したうえに準備不足でこれ以上は
どうにもならず俺は「もう殺してくれ～」
と思いながら今やるべき事をやるしかなく
遅刻しただけでこんなにも辛くなったので
もう帰って寝たい気分になった
(/_<。)ﾋﾞｪｪﾝ