6歳のとき埼玉の三郷団地に住んでて
よく父親と一緒に第二大湯川と言う
人工河川に釣りに連れってってもらい
ここにいる川の主の雷魚を狙ってた
でも雷魚は釣り糸を切るパワーがあり
大人達の間で全然釣れないと有名で
なら俺が釣ってヒーローになろうと
鼻息荒くして意気込んでた
(# ゚Д゚)フンガフンガ
しかし俺は魚が針にかかる時の
ウキの上下する動きを川の波で
上下する時の動きと見分けられず
雷魚どころか普通の魚も釣れない
そんなとき父親が凄く力強いの魚を
ヒットさせて釣竿が急角度にしなり
リールを巻いて必死に釣り上げようと
魚と格闘し始めた!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
その父親の姿を見た周りの釣り人が
急いで何名か集まってきて父親を支え
魚の体力を弱らせる為引っ張り合って
何とか釣り上げようと頑張ってた
この時一瞬巨大なドジョウの姿が見え
父親が「川の主だ!」と叫び俺は
初めて釣り糸すら切るパワーを持った
ラスボスの姿を見る事が出来る!
その後しばらく父親が雷魚と格闘し
父親が疲れきって一瞬気を抜いた瞬間
釣竿のコントロールをミスったらしく
糸が「ブツン!」と切れてしまった
(´・д・`)ショボーン
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そして父親は凄くガッカリして
疲れてその場で座り込んでしまい
助けてくれた釣り人から労いの言葉を
みんなからかけられてた
会話の中で父親が釣り損ねた雷魚は
3匹いる内の1匹の1番巨大な個体で
体長が1m超えてる超大物らしく
こいつを釣れば英雄になれたと言う
(。>皿<。)クヤシイ
その後父親は疲れきってしまい
今日の釣りはやめにして帰る事にし
2匹だけ釣ったフナを持ち帰って
母親に料理してもらう事にした
家に到着しフナを見せると母親は
「またフナを調理するの⁈」と言い
「魚さばけないし内臓出ても動くし
怖いからヤダ!」と言われてしまう
仕方ないのでまた父親がフナを
さばく事になったけど父親は
全然料理なんてした事ないから
いつもさばき方が凄く下手くそだった
しかし何とか凸凹でも三枚おろしにし
それを母親が煮物にしてくれて
夕飯のおかずとして出してくれるから
釣った魚を無駄にしなくて済む
この時父親が母親に雷魚との格闘戦を
熱弁してたがそれを聞いてた母親は
全然興味がない様で適当に返事してて
父親と母親の温度差が高かった
q(゚д゚)pスゴカッタンダゾー!
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ある日また俺は父親と釣りに行き
俺が雷魚を釣って勇者になるため
父親に雷魚が居そうな所を教わり
そこに釣竿をたらして待ってた
+ (o゚・∀・) + ワクワク +
するとウキが上下に動くから
また波の上下で動いてるかと思い
そのまましばらく見てたら突然
ウキが完全に水中に沈んだ!
その瞬間俺は竿を思いっきり引くと
物凄い力で川に引っ張られ思わず
「お父さん!」と叫んで助けを呼び
父親が走って来てくれる
でも父親が来る前に魚が川の奥に行き
俺はその力に負けて竿を握ったまま
宙に浮き川にドボン!と落とされ
父親が急いで釣竿を回収した!
この時俺は「助けるの俺じゃなくて
竿なの?」と思ったけどとりあえず
少し泳いで岸に上がると泥だらけで
びしょ濡れで気持ち悪かった
そして父親を見ると魚と格闘してて
それが雷魚で驚いて「俺じゃとても
釣り上げられない」と痛感してしまい
父親が釣ってくれる事を期待する
すると父親が俺に「敵は取るからな」
そう言って他の人の助けも借りて
必死に雷魚と戦ってくれたが最後は
雷魚に糸を切られて逃がしてしまった
ヽ(*`皿´*)ノキィィー