5歳の時
町内会で餅つき大会があった。
餅つき大会は
朝9時から始まり
お昼にそのお餅を食べる予定。
俺は
この餅つき大会が楽しみで
父親と一緒に会場に向かった。
テクテク( *´艸`)(っ´▽`)っ))テクテク
母親は
弟がまだ1歳半だったので
お昼に弟と会場に向かう予定。
会場は
歩いて10分位の所にある大きな公園。
その会場に向かって歩いていた時
周りの団地から子連れ親子が
ウジャウジャ出てきて会場に向かっていた。
しかも何故か
我々より速足で会場に向かっている。
イソイソ(*゚д゚))(*゚д゚))(*゚д゚))イソイソ
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俺と父親は
テクテク歩いて会場に向かっていたが
会場が凄い状況になってた。
それは
朝9時少し前だと言うのに
子供達が長蛇の列を作っている。
我々は
その光景を見て焦り
父親が俺を小脇に抱えて走り出した。
イソゲ-!( *゚д゚)σ))д゚*)
父親は
「このままのんびり歩ていたら
餅を付く頃明日になっちゃうよ!」
そう言って走った。
でも
会場に付いた時には
地平線の彼方まで長蛇の列だった。
仕方なく我々は
最後尾の最果ての土地に並んで
長時間待つことを覚悟した。
(*´Д`*)(´・ω・`)アァ~
そしてしばらく待っていたら
町内会のボランティアの人たちが
子供用の杵と臼を車から大量に出してきた!
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車から出してきた臼と杵の数は
なんと11セット!
このとき俺は
1台のハイエースから
11セットも杵と臼が出てくる光景を見て
正直圧巻だった。
その光景は
まるで四次元ポケットから
道具が無限に出てきてる気がした。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
きっと凄く上手に積んできたのだろうが
今の道交法だと
絶対積載重量オーバーな気がする。
そして
その子供用餅つきセットを
横1列に並べ始めた。
俺は
11セットも杵と臼があれば
きっとすぐ我々の順番も来ると安心した。
ナイス!d(≧▽≦)オジサン
そして
とうとう餅つき大会が始まった。
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我々は
小学3年生までの
子供餅つき会場に並んでいた。
餅を付ける時間は
1人1分までとなっている。
みんな時間制限があるせいか
かなり餅を付くスピードが速い。
(# ゚Д゚)yイソゲー!
そのせいもあってか
スグに臼1つ分に入った餅が完成した。
臼1つ分には
「10人分位のお餅が入ってますよ~」と
ボランティアの人が叫んでいた。
出来上がったお餅は
テントに設置してある調理場に運ぶ。
そこでお母さん達が
お餅を小さくちぎって黄粉をまぶし
小さなお餅を作っていた。
Ω__(*゚∀゚*)_Ωオモチー!
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完成したお持ちの種類は
黄粉餅1種類のみ!
でも俺は
そのお餅を早く食べたくて
待ち遠しかった。
1人餅を付く時間の1分は
結構早く終わるようで
どんどん俺の番が近づいてくる。
餅を付くとき何名かは
餅じゃなく臼を叩いた子もいて
その時すごい音がしたから目立っていた。
俺は
「臼を叩くなんて恥ずかしい奴め」
そう思って苦笑していた。
(*`∀´*)フフフッ
そして
お餅を付き終わった子からテントに向かい
自分で突いた出来立てのお餅を食べる。
俺は
その光景を見て
「早く餅食いて~((ヾ(*>_<*)ノ))」と
我慢しきれないでいた。
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そして
やっと俺の目の前の子が餅を付き始め
とうとう順番が回ってきた事に
ワクワクし始めていた。
俺の目の前の子が
餅を付いているのを見ていたら
その子がなんと!
水差ししてるおじさんの手を叩いてしまった!
おじさんは
ちょっと痛がっていたが
スグに「大丈夫!再開しよう!」と言い
お餅を付き始めた。
このとき俺は
「臼を叩いたり手を叩いたり
カッコ悪くて恥ずかしい奴らめ(*`∀´*)」と
心の中でバカにしていた。
そしてやっと俺の順番が回ってきて
念願の餅を付き始める。
ワァ─o(´・∀・`)o─ィ♪
杵を持つと思った以上に重たい。
┗(;´Д`)┛オモテ‐!
でも父親に
「短く持てば軽くなる」と言われて
短めに持ち軽々突く事が出来た。
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俺の餅を突く力が結構弱く
水差しのおじさんに
「もっと強く叩いて(*´゚д゚`*)」
そう言われてしまった。
確かに杵を短めに持って
餅をついているから
力が入らない。
そこで俺は
長めに持ち力が入る突き方を始めた。
そしたら杵の重さが結構重くて
そんなに連続で叩けない。
でも1分と言う時間制限があるから
出来るだけ餅をたくさん叩きたくて
体全体を使い餅を突き始める。
その瞬間俺は!
( *゚Д゚)・;'.、グハッ!!と声を出し
足を滑らせて臼に向かって
顔面から突っ込んでしまった!
しかもつきたての餅に顔面が激突して
顔がズッポリ埋もれてしまう!
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俺のこの失態を見て周りの人達が
一斉に大爆笑し始めた。
( *´皿`)ブハハ歯ノヽノヽノヽ / \ / \ / \
しかも
顔が餅に埋まってて
立ち上がる事が出来ない。
それに呼吸も出来なくて
本気でもがいてしまっていた!
この状況を見た水差しのおじさんが
急いで俺を持ち上げて
お餅を取り始めてくれた!
呼吸できる位お餅を取ったが
まだ餅が顔や体中についてる。
耳もお餅でふさがっていて
周りの音がよく聞こえない。
でも
みんなに大爆笑されているのが解った。
ヾ(≧▽≦)ノアーハハハハハ!
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このとき俺は
もうあまりの恥ずかしさで
まさに穴があったら入りたい気持ちだ。
((ノェ`*)っ))ハズカシー!
そして
「もしかし他人の失敗を笑ったから
罰が当たったのだろうか」そう思った。
父親をふと見ると
水差しのおじさんにペコペコ謝っている。
ヽ(゚д゚; )スッ、スマソ
そしたら水差しのおじさんが
父親の肩越しに俺に向かって
こう言ってきた。
「これじゃこの餅食べられないから
お父さんと一緒に突き治しだな┐(´~`)┌ 」
と言われてしまった。
その言葉を聞いて父親に
「仕方ないから責任取って突くしかないぞ!」
そう言われてしまった。
そして我々は
余っていた大人用の杵と臼を使い
俺が食べられなくしてしまった10分のお餅を
公園のど真ん中で突き始めた。
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水差しの役目は
父親がやってくれる事になり俺は
餅を突く役目になった
しかし大人用の杵は
俺にとって凄く重たく凄く疲れる。
かといって
責任があるから放棄する訳にもいかず
杵を短く持って必死に突いていた。
それを見ていた上級生が5人が
我々の所に来て
「一緒に手伝ううよ(*'ω'*)」
そう言って手伝ってくれた!
そして俺を合わせて6人で餅を突くと
あっという間にお餅が完成した!
子の上級生達には
感謝の言葉しかなくすごく嬉しかった。
アリガトー!((*'∀'人=人'∀'*))アリガトー!
そして我々は
無事責任を果たし
10人分のお餅を作り直す事が出来た!