6歳の時に三郷団地に住んでて
近くに大きな公民館がありここで
習字や絵や料理の習い事が開かれ
当時の俺は絵の教室に通ってた
(´∀`*)ウフフ
公民館は当時住んでた団地の側にあり
いつも歩いて1人で行ってたけど
近くにあると言え歩くとても遠く感じ
通うのが毎回面倒くさかった
ある日絵の教室が終わり家に帰ると
母親がクッキーを作ってくれて
嬉しくなって早速食べてみると
なんか甘くないしボサボサしてる
母親は甘いお菓子が大好きで
安くたくさん菓子を食べたいから
本を見ながらお菓子作りを初め
この頃まだまだ初心者だった
なので俺は母親に「おいしくない~」
と伝えると母親は「材料の分量を
間違えたかも」とか「バターが硬くて
小麦粉と混らなかった」とか言ってた
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
更に焼いたのに全く膨らまなかったり
砂糖と塩を間違えて入れてしまって
しょっぱいお菓子を作ったりしてて
凄くおっちょこちょいな事をしてる
それに母親は普通の料理も下手で
父親もあまり美味しくないとぼやいて
大人より味覚が鋭い子供からすれば
より一層不味い味が引き立ってた
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
ある日母親と買い物帰りに
公民館の前を通ると料理教室の
募集広告が張ってあり見てみると
火曜日と木曜日に開かれるらしい
この事を夕食時に父親に話すと
父親が「お前料理下手だから通って
もっと美味しい物食べさせてくれ」
と料理教室に通う事を強く勧めてた
すると母親が料理下手と図星を突かれ
逆ギレして喧嘩が始まってしまい
俺はこの雰囲気が嫌だったから弟と
別の部屋に行きブロックで遊んでた
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
しばらくすると大声が聞こえなくなり
喧嘩が終わったと思いリビングに行き
途中で食べるのをやめてた食事を
また食べ始める
そして父親と母親に料理教室の話は
どうなったのか聞いてみると父親が
「料理教室に行くけど代わりにパパの
お小遣いが減る事になった」と言う
どうやら料理教室は月額3000円かかり
父親が母親に行けと言うなら父親の
お小遣いを減らして通うなら良いと
話がまとまったらしい
俺はこの話を聞いて母親の料理が
今後美味しくなる事が期待でき
きっとレストラン級の高級料理を
毎日食べられるという希望を抱いた
+ (o゚・∀・) + ワクワク +
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
この頃の父親のお小遣いは1月1万円で
そこから3000円も引かれるという事は
毎月の給料日に買ってくれる玩具が
無くなってしまう事が心配だった
母親が料理教室に通い始めて俺も
毎回一緒について行き完成した料理を
母親と一緒に食べさせてもらうと
今までの母親の味と全然違い美味しい
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
これなら今後の料理も美味しく作れて
今晩の料理も凄く期待して待ってたら
完成した料理は今まで通りの味で
料理教室での美味しさが全然なかった
この事を母親に言うと「料理はとても
奥深いから難しいの」と言われて俺は
美味しい料理を食べられるのは
まだしばらく先の気がしてきた
そして給料日父親が帰ってくると
お小遣いが減らされたのにいつも通り
玩具を買って来てくれて凄くホッとし
安心してとても嬉しくなる
その日の晩御飯の時俺は酔った父親に
「お小遣減額されたのに玩具買って
大丈夫?」と聞くと「心配するな」
そう言ってくれた
母親は父親の「心配するな」の返答に
何か不信感がある顔をしてたけど
新しい玩具が手に入った俺は気にせず
弟とその玩具で遊びまくった
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪