人がまったく操作しない
完全自立型AIロボットで
豚の手術を成功させました。
この手術を成功させたのは
米のジョンズホプキンス大学の
ロボット研究チーム。
豚の手術は
お腹を開く腹腔鏡手術を行い
腸を縫い合わせました。
しかも
このロボットが行った手術結果を
医師たちが確認すると
人間より完璧な出来でした。
この研究チームは
元々人が操作して手術をする
ロボットアームを開発してます。
今までの医療用ロボットは
事前に人間が動きを入力し
その通りに動くだけの物でした。
今回このロボットを大改修して
AIや予測できない動きの物体を
常に追跡できる処理能力を持たせ
医療用ロボットにしました。
Autonomous robotic laparoscopic surgery for intestinal anastomosis (science.org)
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現在人間の代わりに
仕事をしてくれるロボットは
自動車製造をはじめ
様々な業種に取り入れられてます。
ロボットを使う事により
人件費や時間が大幅に少なくなり
儲けを出しやすくなってます。
しかしこれらのロボットは
常に人が指示した動きしか出来ず
自分で作業計画を立てて
臨機応変に対応してくれません。
なので
予想できない動きをする生物に対し
何かをするという事が苦手で
常時変わる状態に対応できません。
しかし今回開発されたロボットは
常にウネウネ動いてる腸を
糸で縫い合わせる偉業を
見事達成しました。
このロボットは
完全自動手術を目指し
2016年から開発が始まりました。
当時このロボットの性能は
腹部を大きく切って開かないと
手術が出来ませんでした。
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現在のこのロボットは
開発が進んで腹部を開かず
穴を開けて手術をします。
その穴にこのロボットを入れて
常にウネウネ動く内蔵の
縫い合わせ手術が出来ます。
このロボットアームの先端は
メスやハサミやカメラが付いて
それを腹部に開けた穴に入れ
縫い縫いしちゃうのです!
お腹を切らない分
患者の負担が大きく減り
回復時間も大幅に短縮されます。
このメリットは
病院にとって凄く大きく
将来必ず標準的な手術方法として
取り入れられていきます。
このロボットのベースは
元々あった人が操作する物ですが
それに高性能コンピューターを付け
自動手術が出来るようにしました。
更に自動運転カーで使われてる
常時変化する物を認識し続けられる
高性能グラフィック処理機も
搭載しました。
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今回実験の対象になったのは
腸に病気を持ってしまった
4匹の豚を実験台にしました。
しかしこのロボットには
まだお腹に穴を開ける方法の
学習が済んでおらず
最初人間が穴を開けました。
そして
病気になった部分の腸を切って
後に縫い合わせてるだけにし
実験の始まりです。
その状態からスタートさせると
ロボットがあけた穴に
自動でブスリと入って行き
腸を探し始めました。
そして発見した腸の
切られてる部分を発見し
縫い合わせが始まります。
その後1匹ずつ縫って行き
4匹分の豚が合計で86針縫われ
無事に手術が成功しました。
1週間後
豚の腸を縫った所を見ると
人間より全然上手に出来てて
完璧な事が解りました。
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今回の研究で
難易度が最も高い手術の1つ
腸を縫う「腹腔鏡手術」が
自立ロボットで成功しました。
ロボットに搭載された
AIや状態認識装置が
予測できない腸の動きを
完璧に認識できました。
これは
ロボットの判断でリアルタイムに
計画を変更して状況に合わせ
人より上手く縫って行きました。
この成果を見て研究チームが
今後の病院のシステムに対し
こう述べてます。
「自律型ロボットは
全ての患者に正確で迅速な
外科手術を提供できるだろう」
人間が行う手術は
気分や体調技術で結果が変わり
これが生物が越えられない壁で
とても不安定です。
しかしロボットには
生物の限界なんて無く常に一定で
人じゃ不可能なスピードが出せ
常に完璧な作業が出来るのです。