結論から言います。
一般家庭用に販売するテレビとしては、8K画質が終着点です。
人が実際に見える画素は、800万画素程度です。
8Kテレビの画素は「33,177,600画素」です。
でも、人の目は一応「5億7600画素」まで見えるように作られてはいます。
しかし、実際に見える画質は800万画素程度しか見えていません。
その訳は。
普通に生きていくに為には、それ以上必要がありません。
それは、脳が無駄な情報を捨てている為です。
その事を語っている動画があります。
この動画の重要な部分を訳すと、以下の様な事が語られています。
「解像度」とは、画素数と同じではありません。
同じ画素数でも、光の量や、表現できる映像、があります。
それに加え、実際に脳が処理する画素の数、見える物との距離もあります。
この情報によって見え方が変わります。
画面が小さい程、画面と人の遠い程、画素数の違いはわからなくなります。
人間が物を見る時、完全に見えてる部分は、ほんの1部分です。
それは、目の「中心窩」と言う部分が光を受け取った所だけが見えています。
その見えている部分は、視野の中心から2度位の範囲しか見えていません。
これは腕を目の前に伸ばして、両親指を並べた所と同じ範囲です。
視神経が網膜に接する所には、盲点と言う場所を作ります。
ここは、実際には見えているけど、見えない場所です。
それは、脳が映像を処理して見せる事をしない場所を作る為です。
盲点を確認するには、右目を閉じて左目の焦点を目の前に固定します。
そして、左の親指を目の前に立てて中心から徐々に左に動かして行きます。
そうすると、あるポイントで親指が消えるので、そこが盲点になります。
でも人間の目は、常に細かく痙攣しながら動いています。
なので、人間が認識する映像としては、全体的にしっかり見えます。
部分的に欠けたり、ぼやけたりという事はありません。
さらに、脳が目からの情報を処理して、足りない所をおぎなっています。
脳の働きを理解するには、ネオン色拡散という現象が分かりやすいです。
動画の5:00から紹介されている絵の背景は全て白です。
でも、人間は中央の黒い線が水色になっている部分のみ見えてしまいます。
そのため、背景も水色であるように認識してしまいます。
このように脳が処理をしています。
この状態を数値化して、人間の目の「解像度」は計算可能です。
ロジャー・N・クラーク氏は、解像度を人の目に置き替えました。
そして人間が見ても解らない最小の映像コマ割り数を、数値で出しました。
その部分は、0.59分(60分の1秒)と計算しています。
それを我々の視野の広さ全体に広げると、人の目の解像度が計算できます。
それは、5億7600万画素と言う事になります。
これを確認する為には、人間の視野いっぱいに広がるディスプレイが必要。
そのディスプレイが、5億7600万画素のあれば、実際に見て確認できます。
それは人間が見ている実際の映像と同じ解像度になると言う事です。
ただ、人間が実際にはっきり見ているのは中心から2度程度の範囲です。
その範囲に限っていえば700万画素程度しか見えません。
中心の周りも見えるとしても、+100万画素程度しか見えません。
少ないような気もしますね。
たとえばiPhoneの画面。
普通の距離で見れば、見分けられない位の画素数を実現しています。
でも、人間の目は画素数で見ていません。
あくまで、目で見た物を、脳が処理して映像を認識しています。
脳の中に記憶されるわけでもありません。
しかも、脳の中に「映像記憶装置」があるかどうかも分からないのです。
人間は現実世界の視覚情報を、デジタル情報として認識できません。
映画の世界では物語が終わり、エンディングが流れればそれで終わりです。
でも、人が目で見る世界ではそうはいきません。
寝ていない時は、ずっと目から情報を入れ続けています。
永遠にその場、その時、その瞬間、だけを脳が情報として取り入れてます。
そしてそれを処理をし、目で見せ続けています。
以上のように語っています。
結論、テレビは4KテレビでOK!と言う事でした。
でも実際は、8Kテレビの画質を4Kテレビと見比べると、全然違います。
なぜか4Kテレビより凄く綺麗で美しく見えます。
彼の言っている事は、あくまで理論値であって、実際は違うのでしょう。
実際は、4Kテレビより、8Kテレビの映像の方が綺麗に見えます。
きっと脳が8K画質の映像情報に対応するからでしょう。
脳の真の力を発揮したいなら、8Kテレビです!
そして東京を「アキラ」の様にしちゃいましょう!