火星に「ロモノソフ」と言う
大きなクレーターがあります。
これは
隕石が海に衝突した時に出来る
クレーターの形にそっくりなのです。
そして
このクレーターが出来たのが
約35億年前と推測されました。
つまりこの時期
火星に水が存在したという事です。
火星の中心部分は
出来た当初まだ中心が熱くて
磁場を出していたのです。
でも
すぐに中心部分が冷えて固まり
磁場を発生できなくなってしまいました。
その結果
太陽からの風で
大気も水も全部吹き飛ばされ
今の何も存在しない火星が誕生しました。
14 Mars facts we've only learned in recent years (zmescience.com)
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火星の地層を調べてみたら
水が存在した頃の海の深さは
約3m位の深さと言うのが解りました。
この調べた地層は
約44億年前の地層で
この頃に既に水があったと考えられます。
そして火星には
約5億年間も水が存在し続けた事も解り
川や湖も存在した形跡があります。
44億年前に水があったという事は
火星に生命が誕生していた可能性があります。
地球で生命が誕生したのが
約39億年前の事です。
もし
火星の水の中に生命が誕生していたら
地球より5億年も早く
生命が誕生した事になります。
そして火星の磁場が無くなり
太陽の風で吹き飛ばされた生命が
もし地球に来てたら
地球の生命の起源が火星になります。
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火星の大気は
中心が冷えて磁場を発生しなくなり
太陽からの風で上層部から吹き飛ばされました。
そのせいで気圧が低くなり
火星表面にあった水や大気を
重力だけで止めておく事が出来なくなりました。
しかし
現在ほんの少しですが
まだ酸素分子と言う大気が残っています。
この酸素分子に太陽風が当たり
凄く薄いオーロラが毎日発生しています。
このオーロラは
あまりにも薄すぎて肉眼で見る事が出来ません。
このオーロラを見る為には
赤外線ゴーグルが必要です。
でも最近このオーロラを
欧州宇宙機関が運用する探査機「TGO」が
画像化する事に成功しました。
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火星の上空には
雲が存在してます。
毎日火星に
宇宙から2~3トンのチリが降り注いでいて
これが火星の雲になっているそうです。
地球の雲は
地表の水分が蒸発して
上空に舞ってるチリや塩の分子にくっつき
雲が作られます。
しかし火星には
磁場が存在しないので宇宙からの飛来物が
何の抵抗もなく侵入してきます。
その結果
宇宙空間に漂っているチリが火星に侵入して
火星の風で舞い上がり雲になります。
この現象は
地球上でも磁場が弱い「北極」「南極」で
同じ現象が起こる可能性が高いらしいです。
もし宇宙のチリの中に
生命の素が入っていたら
地球外生命体が侵入するかもしれませんね。
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2019年4月
火星探索機「インサイト」が
火星で初めて地震を計測する事に成功しました。
それ以来
300回以上の地震を計測しています。
火星は
中心核が冷え切って
火山活動や大陸移動をしない
死んでしまった星です。
しかし
その火星で地震が計測されたという事は
火星に完全に冷え切ってないマグマが
まだある可能性が出てきました。
しかしこのマグマも
地質活動が無いから動く事が出来ず
その場で冷えていくだけです。
地震の原因は
このマグマが周りの地質を熱くして
その地質がまた冷える時
起こってる可能性があります。
もしそうなら火星に行った時
このマグマを地熱エネルギーとして
使う事が出来ます。
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火星の「南極」「北極」の地下に
塩湖が封印されている可能性があります。
火星に行った時
もしこの塩湖を利用できれば
火星移住の重要な助けになります。
しかも
塩湖があれば水脈もあるかもしれません。
もし水脈に酸素分子が入っていれば
生命活動に大きな役割になり
生命がいる可能性も大いにあります。
更に
火星でメタンが発生している事が
最近発見されました。
微生物は
メタンを発生させるので
生命体がいる兆候になってるとの事です。
しかしまだ
メタンの発生源を特定できていません。
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火星で建造物を作る時の資材を
植物の「藻」から出来るプラスチックで
まかなう研究が進められています。
藻は
少しの二酸化炭素と少しの水で
どんどん成長していきます。
人から二酸化炭素を作り出し
火星にある水を使い
「藻」を育てる計画です。
しかしこの「藻」は
人工的に遺伝子操作された
プラスチックを作り出す「藻」です。
この藻から作ったプラスチックを使い
太陽の方向に向ければ熱を発生させられ
その熱を栽培に利用したり
人が住む居住区内に取り込めます。
更に「藻は」放射能を防ぐ物にも使え
その放射能を跳ね返さずに
吸収して分解してくれます。
金属で放射能を防ぐと厚みが必要になり
金属分子が放射能を跳ね返し
その跳ね返った放射能が
二次被害を発生させてしまいます。
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火星では
土を人の力で握りつぶと
ただそれだけで硬いレンガが出来るそうです。
このレンガを使い
建築物に使用できます。
地球の様に
土を固めて火で焼いて水分を無くし
硬くする作業が必要なく
非常に簡単にレンガが出来ます。
しかも
材質が土なので
太陽からの放射能を吸収し
周りに拡散すのを防ぎます。
この様に握るだけで
レンガが作れる事を発見できた理由は
地球上で火星と同じ環境を人工的に作り
実際にやってみたからです。
強度を更に増す方法として
藻のプラスチックを使い固めれば
十分建築材料として使えます。
このプラスチックを使えば
火星の雲になっている宇宙のチリを固め
更に材料を作る事が出来ます。