12歳の時
最新パソコンが見たくて
自転車に乗って1人で秋葉原に行き
ほっつき歩いてた。
俺は
この秋葉原独特のにおいの
銅線に電気が通り銅が電熱で溶ける
銅のにおいが結構好きだった。
しかし当時の秋葉原は
電子部品ばかり売ってて
性能が良いパソコンがほしいなら
全部手作りするしかない。
完成されたパソコンも売ってたけど
ダイニングテーブル並みの大きさで
どれも100万円以上の値が付き
とても個人で買える物じゃなかった。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
なのでみんなパソコンは
まず基盤を選んで買って
そこにつける部品も1つ1つ選び
ハンダで付けて作るのが普通。
( ´ー`)フゥー...
その中でもショップが作った
独自のパソコンが売っていて
それがとても安く
手に入れられそうな値段だった。
しかし当時のソフトは
会社の事務処理用ソフトばかりで
展示してあるパソコン画面には
大体確定申告ソフトが動いてた。
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今回秋葉原にPCを見に来た訳は
今まで使ってた昔のPCの
「コモドール64」に限界を感じ
もっと性能が良い物がほしかったから。
(´∀`*)ウフフ
しかし性能が良いパソコンは
もの凄くお高くて全く手が出せず
かといって買ってくれる値段じゃなく
諦めて帰る事にした。
そして外に出ると
お店の従業員が大声を出し
何やら言い合いをして
大喧嘩をし始めてた。
話を聞いていると
どうやら正規の値段より
勝手に安くして売ってたようで
その事で喧嘩してるみたいだ。
でも当時の秋葉原の裏道に行くと
毎回どこかの店同士が喧嘩してて
所々から大声が聞こえ
物騒な裏道だった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そして俺は
喧嘩なんかに関わりたくないから
こっそり横を通り抜け
自転車がある場所に向かった。
自転車がある場所に向かう途中
歩行者天国の中央通りに出ると
とても良い臭いがして
何か食べたくなってしまう。
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そして俺は
フランクフルトの匂いに負けて
自分のお小遣いで買って
食べながら歩いてた。
すると途中で
人だかりが出来てる輪を見つけ
何があるのか興味が出てしまい
輪の中に入ってみる。
そこでみんなが見てた物は
人型に切り取った紙が
糸もついてないのに立ち上がって
手の動きに合わせて踊ってた!
アワワヽ(´Д`;≡;´Д`)ノアワワ
このパフォーマンスを見た俺は
マジックをやってるのかと思い
ずっと見入ってしまい
このマジックに感動してしまう!
でもしばらくすると
紙の人形を動かしてた人が
脇から段ボールを取り出して
この人形を販売し始めた。
それを見た俺は
この糸を使わず手の動作だけで
自由に動かせる人形が欲しくなり
買おうかどうか悩んでしまった。
しかしこの時
腕と体にいれずみが入った
あきらかにやくざとわかる人が来て
この人形を1つ買ってく。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
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そして数分後
この人形を買ったやくざが
子分を連れて凄く怖い顔で再び現れ
どうやら動かないと苦情を言ってる。
この時野次馬たちは
やくざの態度が怖くて
みんな逃げる様にこの場から立ち去り
あっという間に誰もいなくなった。
俺もここから逃げるように立ち去り
少し遠くで様子を見てたら
販売してた人がやくざに囲まれ
何処かに連れいかれてしまった。
その後どうなるか
想像したくなかった俺は
すぐに自転車の所に行き
怖くなってそのまま家に向かった。
ヒィィィ!!ε=ε=(ノ;゚Д゚)ノ
家に帰りその事を父親に話すと
秋葉原で売られてた紙の人形は
売ってる人がマジックで動かして
不思議な動きをさせてるらしい。
そして売りに出されてる物は
全部偽物の商品で
売ってる人のように動かせず
完全に詐欺商品だという。
どうやら父親も騙された事があり
偽物だと苦情を言いに行くと
数分しかたってないのに
完全に撤収されてたと愚痴ってた。
(# ゚Д゚)プンスコ