アホほど聴いた音楽【爆風スランプ】

Muromachi
2019/05/17 21:21

むろまちです！

今回は、アホほど聴いた

爆風スランプ

を紹介しようと思います！

脳死視聴指数：★★★★

中古CDショップでアルバムを揃える
カラオケで全曲イケる
YouTubeで動画を漁りつくす

①爆風スランプを箇条書きで説明

②爆風をアホほど聴かせた魅力

③爆風をYouTubeでアホほど聴け

　の３本立てでお送り致します。テンプレです。

①爆風スランプを箇条書きで説明

・4人組ロックバンド

Vo.サンプラザ中野
　→だみ声、サングラス
Dr.ファンキー末吉
　→アフロヘア―、アジア大好き
　→色んなアーティストのサポートドラムを務める
Gt.パッパラー河合
　→有名なギタリスト
　→ファッションセンスが極めて悪い
　→こち亀の『ああ、夏が来た』をリリース
Ba.江川ほーじん('89年に脱退)
　→伝説のスラップベーシスト
　→売れ路線を嫌い脱退
Ba.バーベQ和佐田('89年に加入)
　→ほーじんに代わり務める
　→'89以前楽曲ではほーじんとは違う表現でファンを楽しませた

・'84～'98年に活躍
　→期間内に13枚のアルバム、32枚のシングルをリリース

・ジャンル変更しまくりに裏付けられた実力
　→活動通して歌詞に社会風刺要素を盛り込む

①コミック路線
　→下品な歌詞、派手なファッション
　→ライブでは花火を咥えるなど
　→でも演奏すごい

②売れ路線
　→プロデューサーが変わる
　→スーツスタイルが増える
　→方針に納得できない江川ほーじんが脱退
　→『Runner』で大ブレイク

③青春路線
　→曲名に“青春”のワードがやたら増える
　→電波少年で活躍する猿岩石に『旅人よ』を送るなど、応援ソングを多数リリース

④アジア系
　→中国に魅了されたDr.ファンキー末吉の色が強く出る
　→天安門事件をディスるなど、社会風刺系を多数リリース

・代表曲
　Runner('88)
　大きな玉ねぎの下で('89)
　リゾ・ラバ('89)
　旅人よ〜The Longest Journey('96)

・紅白出場は2回('88,'89)

②爆風をアホほど聴かせた魅力

爆風スランプを聴き始めたきっかけは、高校時代にカラオケで友達がRunnerを歌っていたからでした。Runnerはカラオケでも未だに上位にあるので、僕より下の世代でも、男なら一度は聴いて胸が高まった人も多いと思います。『走る走る～俺たち～』は耳に残りますよね！青春の代名詞！

１番のメロ部分を引用

雨を避けたロッカールームで
君はすこしうつむいて
もう戻れはしないだろうといったね
瞳の中風を宿した
悲しいほど誠実な
君に何をいえばよかったのだろう

でも、歌詞意味わからなくないですか？
君とは誰なんでしょう。大学に入りPCをGETした僕は爆風スランプの情報を追っていると衝撃の事実を知りました。

実は、このRunnerはそれまで一緒に夢を追い続けた江川ほーじんを想って書かれた歌なんです。これを聞いた上で改めて曲を聴いてみると、売れ路線に参加できなくなった彼と、残ったメンバーの奔走する姿が想像できると思います。

そして、皮肉と見るべきか、餞別と見るべきか。それが大ブレイクしました。

バンドとしてめちゃくちゃ魅力的ではないですか？

アーティストの栄枯盛衰を見てみるのも魅力を知る要素になります。爆風スランプのアルバムを13枚全部聴いた僕としては、「全て良い！」と言いたいところですが、正直、当たりハズレがあるのが特徴です。初期のコミック色が強いアルバムは人を選ぶし、ほーじんが脱退する前後はバンドが一番ノリに乗っていた時期なので完成度が凄まじい。それ以降は青春＆アジアの色が出てきて、たまにギャグ有りと歯が浮くような迷走感があります。

というわけで、みなさんには薦められる部分のみを紹介します。

ほーじん脱退前後は、アルバムで言うと4～6枚目です。

4枚目の『Jungle』はほーじんの重厚なベース音を存分に楽しむ事ができると同時に気付くのが、彼のベースの存在感ですね。楽曲の中には爆風ならではの比喩を用いた社会風刺要素も多く、痛快な場面がたくさんあります。

5枚目の『ハイランダー』はRunner収録アルバムですが、制作はほーじんがベースを務めました。売れ路線と言いながらも、トラック2『スパる』, トラック3『ハイランダー』がそれぞれ分かりやすい【反戦・反核】【貧富・差別】ソングだったので、爆風メンバー総力を挙げて攻めた作品にしたのがビンビン伝わってきます。12トラック中4トラックがシングル曲で、かつ名曲と言われるものが多いという事で完成度はピカイチ、人にオススメできる1枚です。

6枚目の『I.B.W.』はIt's a beautiful worldの略です。4,5枚目を聴いてくると、タイトルから何やら皮肉を言っているような気がするのは正解です。トラック2の『It's a beautiful world』は中国で起こった天安門事件を見事にディスっています。個人的名曲の『満月電車』、次に繋げられそうな失恋ソング『それから』も注目のナンバーです。

↓爆風スランプの魅力を伝えた記事がありました