テクノロジー

2019年を振り返り年初に作ったLive2Dアバターを供養する

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  • Muromachi
  • 2019/12/14 13:00
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むろまちです!

(読了5~8分目安)

xRArchiアドベントカレンダー2019 14日目を担当します。この記事で今の活動の初手となったLive2Dキャラ作成という失敗のおかげで今があるよ、と2019年を振り返り自分をなだめようと思います。
予め、建築とは離れている事をご了承ください。

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■Live2Dキャラ制作から全てが始まった

この子本当はとても元気なんです。

 

そもそもXRに関わりを持ち始めたのは2018年のOculus goの購入と、VTuber動画の視聴がきっかけでした。あの人達のようにVR空間で走り回りたい!って当時思ってました。3軸VRしか知らなかったからです。

それを満たすためにやるべき事はまずPCVR等のデバイス購入だったのですが、恥ずかしながら今年1月当時の自分はまだまだ初心者ということもあり、製品知識が不足していました。

 

そこで僕もVTuberになるんだ!と意気込んで『VTuber なりかた』とググり、出てきたLive2Dでとりあえず作ったものの、作ってからは結局YouTuberとして動画を上げる事は5回とありませんでした。作業するうちに全体像が見えてきて真新しい事に触れていない事にようやく気付いたんですね。

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■コミュニティを立ち上げる①

今年の2月中旬頃、東京でVRM勉強会が開催されました。ここでVRMについての詳細は割愛しますが、簡単に言えば「VRで使えるアバターの共通規格」です。
ありがたい事にイベント中YouTube配信がされていたので視聴してみましたが、聞こえづらかったり、懇親会などで現地の人とコミュニケ―ションが取れない事で知れない事もたくさんあるのだろうと思いました。

そこで名古屋で同じようにVRMやその周辺技術の情報を追っている人はいないか気になったので、3月にVRM名古屋という勉強会を立ち上げました。会場提供には名古屋で産業向けVR事業を手掛けるイクスアール株式会社さんが手を上げて下さいました。

事前に会場下見にイクスアールさんに赴き話す機会があったのですが、本当に知識の無い僕がやってきて話し込めば話し込むほどその日彼らには失望させてしまったと思います。そこで恥ずかしい思いをしたこともあり、今頑張れています。

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上記の様にVRM名古屋は3月、4月と続けて開催しましたが、実は参加者のほとんどはVRMというよりXR全般に興味がある人達でした。僕の観測上名古屋に全般的な情報を集められるコミュニティがまだ無く、僕は情報を得に決して安くはない移動費を都度払って東京へ足を運んでいたので、これはいっそのこと名古屋で始めた方が良いのではないかと思うようになりました。

東京で得た情報を名古屋に持ち帰る、という考えから名古屋に情報を持ってきてもらう、という発想の転換です。
これが5月以降のxR Tech Nagoya立上げに繋がります。

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■コミュニティを立ち上げる②

●名古屋で仕掛けるうえでの戦略

xR Tech Nagoyaの初回は5月のOculus Quest、RiftS発売のタイミング合わせ開催されました。僕が名古屋で情報を得る、という主目的を達成するためにイベントを自ら開催するうち、毎月以下のような壁に都度ぶつかっていきました。

新しいサービスを展開している人達や技術力のある人を呼びたい
そのために人を集めなきゃ
コミュニティ名は?
対象は?
コンテンツは?
場所は?
告知は?
コストは?
仲間は?
名古屋にXRを根付かせるには?

などです。僕が技術的に強くなる事、イベントを成功させる事、名古屋にXRを根付かせる事は全て繋がっていたのです。イベンターとしては結局12月ここまで1人で全てやってきたので、実践を通して動きを学んでいくことができましたが、名古屋でスケールさせる為の課題感などは動きながら身をもって感じています。
1年たくさんの人に駆け寄り、色々なドラマがありました。

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●相乗効果で良くなろう!

コミュニティ運営用にはDiscordグループを立ち上げました。かつて1年半ほど運用していたDiscordグループで得た知見や反省を活かし、メンバー間のリアルとバーチャルコミュニケ―ションのシームレス化に努めています。

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【作業報告】カテゴリーではコアメンバー個人名のチャンネルが並び、その人それぞれが日々の進捗を報告したり、質問や反応したりと、日々活発にやりとりが行われています。
 

●バーチャル登壇を多用

xR Tech Nagoyaはバーチャル登壇を高頻度で活用しています。登壇に掛かる移動費を賄うお金や時間などのコストがかかるという問題に対し手段を知っている以上、使わわない手は無いよね、という事です。

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バーチャル登壇は赤文字で示しています。
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登壇の形式も人によって様々です。

回数を追う毎に課題も出てきて、登壇側と会場側のコミュニケーションはどう取るのかはOVRdropなどで解決をしてきました。配信ミスもこの頃は少なくなってきています。来年からは、テレイグジスタンスの概念を意識してYouTubeライブ視聴者も会場側に参加できるような仕組みを作りたいと今思案中です。

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■個人制作に活用したフォトグラメトリ

個人制作もしっかりやってかなきゃね、という事でフォトグラメトリしては空間配置してきました。代表は『VRメロンパス展』ですが、その他に気になる方はこちらの記事をご参照ください。

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■取り組んだ事・足を運んだ関連イベントまとめ

3/8  中京テレビ主催Meetup Sasashima①参加
3/16 VRM名古屋 キックオフ会開催
4/5  コンテンツ東京参加
4/20 VRM名古屋 #1開催
4/28 バーチャルさんがいっぱい観覧
5/24 xR Tech Nagoya #1開催
6/1  ナゴヤVTuber祭り観覧
6/21 中京テレビ主催Meetup Sasashima④参加
6/28 xR Tech Nagoya #2開催
7/14 VR技術者認定試験
7/18 人とクルマのテクノロジー展参加
7/19 中京テレビ主催Meetup Sasashima⑤参加
7/26 xR Tech Nagoya #3開催
8/10 Photogrammetry Meetup参加
8/12 メロンパス展作品群撮影
8/18 xR Tech Tokyo #17 スタッフ参加
8/30 xR Tech Nagoya #4開催
9/8  STYLY Photogrammetry Workshop開催
9/10 ブレイクスルー 登壇
9/14 バーチャルコレクション観覧
9/27 xR Tech Nagoya #5開催
9/29 NEWVIEW AWARDS 2019作品投稿
10/6 Unreal Fest East2019参加
10/8 ブレイクスルー 登壇
10/25 xR Tech Nagoya #6開催
10/27 VRChat Meetup #3 登壇
11/2 VRミートアップ三重#2 参加
11/10 VR技術者認定試験もくもく会参加
11/23 xRArchi2019オフ会
11/24 VR技術者認定試験 バーチャル輪読会参加
11/29 xR Tech Nagoya #7開催
12/3,4XRKaigi スタッフ参加
12/14 バーチャル学会参加

タイトルにもあるように、全ての活動はLive2Dから始まりました!遠回りしたけれど無駄では無かったし、新参の初年度にしては良い1年になったのではないかと思います。来年は建築にも興味を持ってxRArchiの皆さんと色々取り組みたいです。

以上、来年もよろしくお願いします!

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