「誰でも気軽に自宅でトレーニング」「一日10分、痩せられる体幹トレーニング」コロナで外出制限がかかり始めてそろそろ一年、おうち時間とかテレワークとかで家にいる時間が増える中、自宅でもできるトレーニングが流行りだした。
流行りのモデルはインスタグラムのライブ配信で自宅トレーニングの様子を放送し、スマホのアプリでは冒頭の謳い文句で似たようなトレーニングアプリが大量発生した。
しがない社会人の自分もかつてはバリバリのスポーツマン、これを機にトレーニングアプリでも入れて少し丸くなった身体を引き締めようかと思ったところ。
「続かない」
そう、とにかく続かないのである。仕事が終われば疲れてるし、ぶっちゃけ10分もかけてられない。というか、なんかガイドに従ってやるとみるだけで満足する。
ぶっちゃけ手っ取り早く「運動した感」や「変化」を感じたいところ。
おうち時間ゆっくり使ってトレーニングは正直面倒。(というのは自分だけか)
そんなわがままな考えを持ちながら、いいものがないかと家を見回すと、部屋の隅でハンガーラックと化していた懸垂機を発見。(学生時代のトレーニング用、当然トレーニングしない社会人には便利なハンガーラックとして機能してもらってました。)
「懸垂か。」
自分の父がスポーツテストを受けていたころ(35年前くらい?)は懸垂が種目にあって、運動できる子は20回くらいできてたとのこと。
「ふむふむ。20回は無理でも10回くらいなら…しかも時間かからんからな」
とりあえず、ハンガーラック状態の服やらかばんやらをどかしていざ懸垂。。。
はい、バリバリきつかったです。
これはすごい、ほんの数十秒、10回やったらもう腕ぷるぷる。
ものすごい「運動した感」ありますな。
初日は結局10回で終了。3日目までは自宅で時間が空いた時に10回やるので限界。
変化があったのは4日目。YouTube巡りの合間に始めた懸垂中に気づく
「あれ、昨日よりちょい楽だな」
なんだか少しだけ身体が楽に持ち上がるのである。
その日は、10回が11回に増やせた。
短期間で「成長」が感じられるとやる気が出てくるもの。
これはいけるかもしれない。
そっからはひたすらだらだら毎日懸垂生活。YouTube巡りの合間や朝起きた時とか、
とにかく気が向いたら懸垂。ソシャゲの「ログボもらうためアプリ開きます」みたいなノリで続けてみた。
これが意外に続いて現在3か月目。
なんとあこがれの20回を楽々こなせるまでに進化してしまった。
地道な努力って大事なんだけど、ソシャゲみたいに何となくそこに「お手軽さ」があるのが継続のコツのような気がする。
懸垂はめちゃめちゃその条件満たしてる。
超短時間でバリバリ疲れるから「達成感」もあるし、そもそも置いてあるものにぶら下がるだけ(恰好とか気にしなくていい)だからすぐ始められる、しかも数日で「変化」がわかる。
高いと敬遠されるトレーニング関係の器具だけど、懸垂機なら1万円切る価格で買えてしまうのもまたおすすめ。
なんか、ありふれたトレーニングおすすめ記事になってしまった。
とりあえず、一言。
ソシャゲ感覚で懸垂機生活、すごく続けやすくておすすめ。