ALISの皆さん、こんにちは!
今日はニューヨークでブルームバーグ主催のクリプトコンフェレンスがありました。
これはブルームバーグ、ギャラクシーデジタル、フェデリティの3社によるエグゼクティブセミナーでウォール街のインサイダーが仮想通貨について議論する初のイベントです。詳細はこちら。
このイベントは主に機関投資家向けのイベントでかなりコアなアジェンダになっています。内容は、クリプトファイナンス、機会とチャレンジ、新アセットクラスへのアプローチ、クリプト投資とインフラストラクチャー等と、現在の仮想通貨を取り巻く投資環境について。
クリプトへ強気のフェデリティが機関向けサービスを開始!
いきなり最初の1時間で米大手投資信託のフェデリティが仮想通貨ビジネスに参入することを発表!
その名もフェデリティ・デジタルアセット。保管サービス、トレーディングを主に行い、主な顧客はヘッジファンドやブティックファンドまたはトレーディング会社などの機関投資家です。
フェデリティは75年以上の歴史を持ち、運用資産額は約2.1兆ドル、1万3千以上の機関投資家と取引があるメガ投資信託です。
デジタルアセットに対する顧客からの要望が多いこと、もともと幅広い範囲の投資商品を扱って来たフェデリティは、これによってより多くの投資家へ間口を拡げ、ウォール街のデジタルアセット投資家への信頼のできる窓口的なポジションにビジネスチャンスを見たようです。
フェデリティによると機関投資家の参入はゆっくりだが確実に始まっており、初めはUS国内顧客の要望にフォーカスするが、2019年末ごろから国外へ顧客層を広げていきたいようです。
またハードルとなる保管(カストディ)・スケーラビリティや規制など現状の問題はここ数年のうちにかなり解決が進むと見込んでいるようです。
他の投資家もクリプトに興味津々!
ヘッジファンドや年金基金マネージャーらのパネルディスカッションでは、
ヘッジファンド:現状のファンドでは株式が多すぎて偏っているので、新しいアセットクラスに投資することでポートフォリオ分散したい、とかなり前向きな姿勢。株式は投資サイクル的に成長が頭打ちになっているので次の投資先を探しているようです。
年金基金:まだクリプトには投資していないが、保管・規制・ボラティリティの3点の越えるべきハードルが超えられれば可能性ありだそう。まぁ、こちらはもう少し時間がかかりそう。
と、白熱したカンファレンスはまだまだ続きました。
ちなみに・・・、今日のビットコインの価格は変化なし・・。あれ?
これってどういう意味なんでしょうね?
しなしながら長期的には仮想通貨がキャピタルマーケットで市民権を得て行くことが明確になって来たように思います。
今日はここまで!