ALISの皆さま、こんにちは。中東時代のおもしろ上司のエピソードをnemlogで書こう!トピックを見っけ!と思った瞬間にnemlogトラブル?
クリプト界は毎日色んなことが起こりますね?(笑)
今日はバリュエーションのスマートコントラクトver.を書きます。前回の記事はこちら↓
時間が空きましたが、内容的に興味深いので書きます。
このトピックはこれで最後ですが、そのうちまとめようかと思います。
では、レッツゴー!
石油とイーサには共通点がある?
19世紀に蒸気エンジンの台頭とともに石炭を抜き資源トップに躍り出、20世紀には自動車の交通網ともに大きく発展した石油。
自動車が人々の生活に欠かせないもになるほど石油の需要も高まり、その間にエンジンの性能も石油の性能もますます効率的になっていきました。
Galaxy DigitalのLuka Jankovic氏はこの現象を現在のブロックチェーンで起こっている事と比較しています。
自動車交通網=コンピューターネットワーク
エンジン=スマートコントラクト
石油=イーサ
つまりグローバル・非中央集権的に繋がるコンピューターネットワークによるエコシステムがスマートコントラクトを通してビジネスと消費者の為に動く。
そしてこのエコシステム全体を動かす資源がイーサ。
スマートコントラクトのバリュエーション
イーサを例にもう少し深堀して行きます。
燃料(イーサ)はエコシステムの根底にあり、スマートコントラクトのプラットフォーム上の貴重なリソース、例えばコンピューターパワー・ストレージ・ネットワークセキュリティ・OpEx/CapExへアクセスする為のコモディティ。
ざっくりいうと、
スマートコントラクトで動く社会を動かす燃料がイーサである。
その総価値を表す式は右のとおり
CV=燃料(イーサ)の総価値
r(a)=リソースの客観的価値の総和
d=非中央集権プレミアム
ネットワーク速度が上がり効率良くなるにつれ、より膨大なコンピューター処理する為にネットワークの燃料(イーサ)への需要も高まる。
つまりイーサ=石油とすると、
社会が自動車を必要とすればするほどガソリン、そして石油の価格が上がるのと同じ構造になるようです。
理論的にはイーサのトランザクション料と量が上がるほどイーサの価値が上がります。例えば現在、
1ETHによって3000tx@$0.01per tx
=1ETH@$300
5年後は、
1ETHによって30000tx@$0.008per tx
=1ETH@$2400 イーサの価値は上がってる。
(tx=トランザクション)
疑問点としてはイーサは供給量が無限なので、需要と供給で価値が決まるなら希薄化リスク等もあるのでは?と思いました。(実際上下しましたしね。)
ユーティリティ・トークンのバリュエーション
今度は仮想通貨がユーティリティトークンとして使用される場合。
この場合は、仮想通貨が動くビジネスモデル=通貨システムがあり収益を生み出すエコシステムがあることが前提です。
要件として、
1.会社が自社のサービスの為に資金を集める
2.会社はそのお金で商品やサービスをつくる
3.ネットワークが出来たら消費者は商品やサービスを購入
4.他の会社やステークホルダーを巻き込んだエコシステムが育つ
ざっくりいうと、
クラファンでお金を集めて商品を作る→消費者の手元に届く(届かないリスクもあり)→その会社が大きくなっていく。
というイメージです。
エコシステム全体のGDPとトークンの流通量が通貨ベースの時価総額は、
M*V=P*Q=GDP
M マネタリーベースの規模
V マネタリーベースの流通量
P=価格
Q=量
となり交換媒体としての通貨価値のバリュエーションとほぼ同じです。
今後のキーは、トークンによってどのようなコストが掛かりプレミアムが付くか、そして下記の点が焦点になるようです。
1. 非中央集権化プレミアムへのより深い理解
2. 価格は明確な経済規模・価値、アクティブユーザーやネットワークに基づいているか?
3. より良いUI/UXを持ち、広く受け入れられているか?
4. 各アセットの経済圏・価値の特性へのより深い分析
5. Web3.0がWeb2.0に対してどれだけ成長し、どの様に移行していくのか?
(過去記事より)
今日はここまで!